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概要編集

EXTREME VS.シリーズの重要システムの一つ。

被ダメージや与ダメージ時、僚機が撃墜された時や相手からの攻撃をガード成功時等々に溜まる画面下のゲージが半分以上溜まった時に発動させることができる。通称は覚醒(以後覚醒で表記)。


発動時には原作でのパイロットのカットインがゲームに参加している全プレーヤーの画面に映り出され、溜まったゲージ量に応じた時間だけパワーアップする。

また、それ以外にも、

  • 行動に必要なブーストゲージが回復する(覚醒の種類やゲージ満タンか否なかで量が変化)。
  • 武装の弾数が満タンになる(バランス調整のためか一部機体の武装には例外もある)。
  • 全ての行動がスピードUP、ゲーム用語でいうところの行動フレームの高速化。
  • ゲージ満タン時のみ、攻撃を食らってよろけたりダウンしている途中に覚醒することで、一瞬無敵になりつつ復帰可能になる、いわゆる「覚醒抜け」ができる(ただしゲージを大量消費するため、覚醒時間も大幅減)。

と言った恩恵もある。


また、一部機体には覚醒時限定で強化される武装等々も存在し試合を大きく動かす要素の一つとなっている。

ただしリスクも存在し、覚醒状態で撃墜された場合、再出撃時にはゲージが0になるというペナルティ(通称:覚醒落ち)も存在する。そのため、再出撃できる場合は一度撃墜されてから覚醒で再起を図るといった状況判断も求めらる。


なお、試合でも限られた場面でしか使えないからと温存しすぎるのはむしろ悪手。

ゲージ満タン=ゲージが溜まる行動をしても貯まらないという点や、

  • ブーストゲージの回復や弾数の回復といった恩恵が受けれなくなり継続戦闘能力の低下。
  • カットインや強化等々で自身に注目が集まればチームメイトの奇襲チャンスとなるのに、それをふいにする。

と言った影響がある。

そのため、覚醒を一試合に2回以上使うというのは脱初心者への一歩とされている。


バーストアタック編集

格闘ゲームで言うところの超必殺技に該当するシステムで通称は覚醒技

覚醒中に一度だけ使用可能で、再度射撃・格闘・ジャンプの3ボタン同時押しで発動。

機体ごとに違っており、原作で使用した手持ち武装を使った乱舞技や大火力兵装の照射。初代ラストシューティングΖガンダム巨大ビーム・サーベルと言った、原作再現したアクションも。


中には相手目掛けてアクシズを落としたりGビットらと一緒にサテライトキャノンを発射したりと、Gクロスオーバーかくやと言わんばかりの広域殲滅兵装をぶっ放すも。


シリーズごとの遍歴編集

EXTREME VS.編集

まだこの頃は、バーストアタックという名称は存在せず、また使用するとゲージを全消費する使用だった。実装も一部機体に止まっていた。


EXTREME VS. FULL BOOST編集

今作では覚醒を機体決定後に2種類から選択可能になった。


EXバースト効果
アサルトバースト
  • ブーストゲージ回復量がブラストに比べ多い
  • 覚醒時間がブラストより短い
  • ブラストと比べ、攻撃補正と格闘の伸び速度の上昇が大きく、防御補正・ブースト燃費・ロック距離の上昇は小さい
  • 格闘の伸びの距離が大きく上昇する
  • バーストアタックでブーストゲージが消費されないず、覚醒ゲージも自然消化のみ
  • 覚醒抜け時のゲージの減りがこちらの方が少ない
ブラストバースト
  • ブーストゲージ回復量がアサルトに比べ少ない
  • 覚醒時間がアサルトより長い
  • アサルトと比べ、防御補正、ブースト燃費、ロック距離の上昇が大きいが移動速度は同等。攻撃補正と格闘高速化の上昇が小さい
  • 足の止まる射撃武装がステップでキャンセル可能になる
  • バーストアタックを行うとブーストゲージと覚醒ゲージが全てなくなる
  • 覚醒抜け時のゲージの減りがこちらの方が多い

EXTREME VS. MAXI BOOST編集

前作でのアサルトとブラストは統合され一つになり、

  • ブーストゲージ回復量はアサルト並
  • 覚醒時間がブラストと同等かそれ以上
  • 覚醒中、格闘の伸びアップ
  • 覚醒中、足の止まる射撃武装をステップ可能
  • バーストアタックでブーストゲージが消費されないず、覚醒ゲージも自然消化のみ

と、前作2つのいいとこ取りのようになった(覚醒時の補正も無印時代同様に機体ごとの調整となった)。


  • オーバードライブシステム

今作のみのシステム。

ダメージを受けるとゲージが蓄積されていき、耐久値残り250で目盛が満タンになる。

2種類が存在し、ゲージ満タン時にFなら格闘ボタン、Sなら射撃ボタン入力時に自動的に発動、それぞれの効果に合わせて一定時間強化される。


ドライブ効果
ファイティングドライブ発動中は格闘の伸びが強化、さらに格闘にガードブレイク効果が付与される。
シューティングドライブ発動中は射撃武装全般のリロードが高速化。他には射撃→射撃のキャンセルや足の止まる武装をステップでキャンセルできるようになる。

ゲージ満タンで撃墜されても引継ぎはされず、復帰後はゲージゼロから再びスタートとなる。

ただしコストオーバーによって耐久値が減っていると、減り具合に応じてゲージが蓄積された状態で復帰し、耐久が250以下ならドライブ発動可能状態で復帰する。


EXTREME VS. MAXI BOOST ON編集

前作まであったドライブと覚醒が統合され、さらに今作では新たに防御重視の覚醒が追加された。

EXバースト効果
ファイティングバースト
  • 通称F覚
  • 前作Fドライブの性質を受け継いだ覚醒。格闘の追従性能が強化され、ガードブレイク効果が付与される。
  • 3種の中で、機動力上昇とブーストゲージ回復量がトップ。
  • 当然格闘機向けだが、機動力上昇を目的にこれを選ぶ機体も多い。
シューティングバースト
  • 通称S覚
  • 前作Sドライブの性質を受け継いだ覚醒。武装のリロード速度が加速、射撃→射撃のキャンセルや足の止まる武装をステップでキャンセルできるようになる。
  • ただし3種の覚醒の中では、機動力上昇とブーストゲージ回復量が最も低い。
  • 特殊な挙動から射撃武装を押し付けるタイプ(例:ジオング等)向け。
エクステンドバースト
  • 通称E覚
  • 新登場した防御特化の覚醒。他と違いゲージが半分でも覚醒抜けができる(それゆえゲージを100%にまで貯める意義はなく、半分の時点で使わないと意味がない)。
  • ただし攻撃面の補正は全くかからず、被ダメージの軽減のみ。他には斜め方向にもステップが出せるようになる。
  • ちなみにマキオンで強すぎた機体はいくつか候補に上がるものの、ゲームシステム面でゲームバランスを崩したのはE覚醒。稼動初期は覚醒落ちペナルティ無しブースト回復量はF覚と同レベルといられりつくせり。それゆえ近接機体すら防御の盾でゴリ押しする始末。流石に下方され、コストオーバーを引き受ける後衛l機や、自衛面に難のある機体向きと、本来の立場に近づけられた。

EXTREME VS.2編集

今作ではさらに2種追加され、5種の覚醒に増える。


EXバースト効果
ファイティングバースト
  • 通称F覚。
  • 前作から続投。アップデートでブースト回復量が増加した。
シューティングバースト
  • 通称S覚。
  • 前作から続投。スピード面での強化が少なく、緊急離脱用や逃げる相手を追うのには不便。
エクステンドバースト
  • 通称E覚。
  • 前作より続投。他と違いゲージが半分でも覚醒抜けができるは今作でも同じ。ただし覚醒抜け時のゲージ消費量が増加している。
  • 前作に比べ、ブーストゲージの回復量は落とされており、以前ほどに汎用性はない。
モビリティバースト
  • 新登場。通称M覚
  • 機動力がずば抜けて上昇し、ブースト消費量が軽減される。また若干だが射撃・格闘両方に補正がかかる。
  • 本作でもトップクラスに汎用性が高すぎる覚醒。攻めでは高機動から追いでほとんどの武装が押し付け武装化、守りでは高機動での緊急離脱……と、相性の悪い機体が見当たらないほど。さすがに強すぎたのか、エクバ2稼働中に2回ほど下方修正を施されている。
リンケージバースト
  • 新登場覚醒。通称L覚。支援特化の覚醒で自身への強化は最も少ないが、発動中は僚機の覚醒に必要なゲージが溜まり、弾数やブーストゲージが回復する。さらに言えば覚醒ペナルティでゲージ0にならないという特徴もある。初心者向けの覚醒のように思われがちだが、実際は僚機の弾数やゲージ回復率を上げる必要性や、覚醒中の被弾や撃墜を控えめな強化で裁かなければならない点から、実際は固定戦向きかつ上級者向き。
  • 稼動当初は様々な方法で悪用された覚醒(以下2500コスト機体で使用された戦法)。
    • 2機両方L覚醒を選び、両前衛しながら武装と覚醒を2機で高速回転させる『ダブルL覚』
    • 2落ち前提で突撃する低コスト前衛機がL覚を使い、0落ち前提の3000コスト後衛がM覚醒での逃亡でさらに足掻く『ダブルL覚』
    • きっちりと技量で後衛でL覚醒で前衛の覚醒ゲージを貯め、戦術を崩されたら前述の低コスト突撃戦法にシフトする『ダブルL覚』
  • と様々な活用方法が編み出された。さすがにやりすぎたのか、稼動初期のアップデートで覚醒落ちペナルティが加えられた。

EXTREME VS.2 XBOOST編集

今作ではL覚とE覚が統合され新たにC覚が追加。

また、ゲージ満タン時に使用すると耐久(他ゲームでいうところのHP)が50回復する効果が追加された。

EXバースト効果
ファイテイングバースト
  • 通称F覚。
  • 前作から続投。
シューティングバースト
  • 通称S覚。
  • 前作から続投。
モビリティバースト
  • 通称M覚。
  • 前作で強すぎた故に機動力強化以外の強化(射撃・格闘の補正等々)が付与されなくなった。とはいえ、高機動からの強武装の押し付け等々は今作でも強力。
カバーリングバースト
  • 通称C覚。前作までのL覚とE覚を統合した覚醒。L覚の『僚機の覚醒ゲージ増加』とE覚の『覚醒ゲージが半分の状態で抜け覚可能』という両方の特性を持つ。
  • ただし機動力の上昇は5つの中ではワーストクラスで補正もかからない。また前作までのL覚の『僚機の弾数とブーストゲージ回復』とE覚の『防御補正』は削除。
  • 純粋なサポート用としての覚醒としての気風が強く、ゲームシステム等々を熟知した上級者向き。
レイジングバースト
  • 新登場。通称R覚。格闘と射撃に若干の威力UP。そして強力な防御補正がかかる。
  • 射撃と(特殊効果を持たない普通の)格闘の動作時にスーパーアーマーが付与される。格闘機との相性も想像されるが、銃口補正のいいゲロビなどの射撃の押し付けにも向いている。
  • 実際のところ、5つの中ではトップクラスに使いずらい。強力な防御補正・ブーストゲージ回復等の恩恵等々はあるものの、機動力上昇が小さく、さらには実際試して見ると武装のいくつかがR覚のスパアマ効果非対応となっている場合が多い。
    • 流石に見かねたのか、アップデートにてE覚・L覚と二度に渡って実装されては削除された覚醒落ちペナルティ免除がまさかの追加となった(それでもゲームバランスを覆すには至っていない)。

  • EXバーストクロス

僚機と覚醒の発動時間が重なると発動する新システム。

それぞれの覚醒に追加効果が発生する。

相方とそれぞれの覚醒の効果を分け合ったりしているのではなく、双方の覚醒それぞれをさらに強化するイメージが近い。


なお、C覚醒以外は攻撃を当てた時にのみ効果が発動する。

そのため狙った時に的確に攻撃を当てなければ効果はなく、セオリーを覆すシステムというほどではない。


EXバースト効果
ファイティングバースト攻撃ヒット時に覚醒時間を延長。
シューティングバーストダウン値が20%下がる。覚醒中はダウン値が10%下がるので、合わせて30%下がる。
モビリティバースト攻撃ヒット時ブーストゲージ回復。
カバーリングバースト受けるダメージ-20%。
レイジングバースト攻撃ヒット時HPを回復。


EXTREME VS.2 OVERBOOST編集

前作ではC覚のみであった僚機への強化が、今作では全ての覚醒に追加された。

今作では共通効果として緑ロック補正(オバブで追加された射程外からの攻撃ダメージが2割減してしまう補正)が緩和される。


なお、レイジングバーストに該当する覚醒は削除された。


EXバースト効果僚機強化効果EXバーストクロス効果
ファイテイングバースト
  • 通称F覚。
  • 前作から続投。
  • 格闘ダメージ上昇
  • ブーストゲージ回復(約3割)
  • EXバースト時間延長
  • 格闘攻撃ダメージ率上昇
シューティングバースト
  • 通称S覚。
  • 前作から続投。
  • 今作より射程延長及び防御補正は無し。
  • 射撃威力上昇
  • 弾数回復
  • EXバースト時間延長
  • 射撃攻撃ダメージ率上昇
カバーリングバースト
  • 通称C覚
  • 前作から続投。今作ではブースト回復量が低下した代わりに防御補正が付加されるようになった。
  • EXゲージ上昇
  • EXバースト時間延長
  • EXゲージ上昇率さらに増加
バーティカルバースト
  • 新登場。通称V覚。前作までのM覚に該当する覚醒。
  • 移動力が大幅上昇。加えてレバーニュートラル時にジャンプボタン2回押しで機体落下(ダイブ)と、GUNDAM VERSUSのブーストダイブのような動きが可能。
  • 機動力上昇
  • EXバースト時間延長
  • 機動力さらに上昇

余談編集

  • 「覚醒」という俗称は『エゥーゴvs.ティターンズDX』における同系システム「覚醒」が由来。
    • 公式配信等々でも覚醒と呼ばれており、半公式の用語となっている。

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