機体データ
型式番号 | GAT-706S |
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所属 | 地球連合軍 |
開発 | 大西洋連邦 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 17.2m |
重量 | 80.4t |
装甲材質 |
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固定武装 |
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携行武装 | トライデント |
概要
GAT-X255 フォビドゥンブルーの実働データを元に製造された制式仕様(量産機)。型式番号GAT-706S。
当初、制海権を確保する為に連合軍初の水泳部員ことフォビドゥンブルーが完成していたが、対水圧性をゲシュマイディッヒ・パンツァーに依存しきった設計が原因で、万が一に深海でパワーダウンした場合、水圧でトランスフェイズ装甲ごと機体が圧壊しパイロットが死亡する等の欠点を抱えていた。
開発陣も流石に不味いと気付いた様で、更なる改良と研究を重ねた上で機体設計を刷新して開発が進められ、C.E.71年6月30日にロールアウトしたのが本機と為る。
チタニウム耐圧殻を採用し本体の対水圧性を確保、ゲシュマイディッヒパンツァーへの依存度を有る程度減らす事で、耐弾性と引き換えにエネルギー効率を向上させている。水中戦MSとして特化する設計変更に伴い、分類が特殊装備用の「X200系フレーム」から外され、新たに制定した『700系フレーム』へ改められている。
生産性を向上させる一環で他のGATシリーズと部品の共通化が図られている。機体の各部はダガー系の意匠が散見される形状に変更され、メインカメラはダガー系と同じゴーグル状に成り、V字型アンテナが廃されている。宇宙世紀で言うアクアジムと言った風貌であり、GAT-X252 フォビドゥンの系列では唯一、頭部からガンダムタイプの意匠が取り除かれている。
機体の仕様変更に合わせて一部の武装が外されているが、オプションラッチの増設によってオプション装備の追加が可能に成る等の改良も加わっており、基本的な武装もフォビドゥンブルーと共通で強力な機体である事は変わり無い。
実戦ではフォビドゥンブルーと同様、海戦と揚陸作戦で高い成果を挙げており、著名な戦歴としてはC.E.71年7月24日の第二次カサブランカ沖海戦があり、フォビドゥンブルーとの混成部隊がザフトの水中戦用MS部隊を壊滅させている。
後年、ディープフォビドゥンの実戦データが反映された後継機としてフォビドゥンヴォーテクスが開発されており、ディープフォビドゥンはその姿を消すことになる。
武装
基本的にはフォビドゥンブルーと同様の武装を持つ。変更点としては、頭部の変更でイーゲルシュテルン、腕部の変更でアルムフォイヤーが外されている。
オプションラッチ
腕部と脚部の外側にそれぞれ追加されている。なお、マウントするオプション装備については不明となっている。
バリエーション
フォビドゥンブルー
型式番号GAT-X255。
ディープフォビドゥンの原型となったフォビドゥンの水中戦仕様。
ゲシュマイディッヒ・パンツァーの特性の一つとして水圧の抑制を発見し、フォビドゥンの設計を基に本機が開発された。しかし、バワーダウンした際の機体圧壊リスクと言う致命的な欠点を抱えており、本機のパイロット達からは『フォビドゥン・コフィン(禁断の棺桶)』とも呼ばれていた。
フォビドゥンヴォーテクス
形式番号GAT-707E。
ディープフォビドゥンのデータを基に開発された、フォビドゥンブルーの強化型量産機。本機からフィードバックされた耐圧殻が採用されており、バワーダウンした際の機体圧壊リスクは無くなっている。なお、フォビドゥンブルーの外観へ戻されており、ガンダムタイプの意匠は復活している。
立体物
ガシャポンEX「機動戦士ガンダム メカセレクション8」にラインナップ。※現在、入手困難
ガシャポン「SDガンダムフルカラーシリーズ」にラインナップ。※現在、入手困難
関連タグ
フォビドゥン フォビドゥンブルー フォビドゥンヴォーテクス ロートフォビドゥン
グーン、ゾノ:この機体群に対抗してフォビドゥンブルー系が開発された。
アビス:ザフト水泳部の新入り。海戦でフォビドゥンブルー系にコテンパンにされた事実を受けて製作された。