グーン(ガンダム)
ぐーん
ザフトの主力水中用MS。本機の制式化に伴い、水中用MSの型式番号「UMF(Underwater Maneuver Fighter:水中機動戦闘機)」が生まれた。
水中用の武装を多数装備しているが、MS戦闘用には開発されていないため格闘専用の武器は装備されておらず、近接戦闘では体当たり攻撃しか攻撃手段を持たない。
本機の主な戦法は高速で目標に接近し、気付かれる前に攻撃を開始し撃破するというものである。
近接戦闘では不利な点が多かった為、後継機のゾノには近接戦闘でも対応出来る様にマニピュレーターがクローに為り、アッシュにも採用されている。
SEEDシリーズには「ドラグーン」という兵装もある為、検索しづらい機体である。
武装
533mm7連装魚雷発射管
両腕に内蔵されている魚雷発射管。搭載されている魚雷はロケット推進式で在り、地上の目標に対しても使用可能。
モラシム隊に所属する機体として初登場。
インド洋を横断中のアークエンジェルに立ちはだかり、水中用では無いストライクに対して当初は優位に立っていたものの、キラ・ヤマトの機転の利いた戦法の前に敗れ敢え無く撃沈。
YF-3A ジンフェムウス
機動戦士ガンダムSEEDMSVに登場する、汎用MSであるジンをベースとして水中航行能力を持つ水中用MSとして開発された試作機。名称は「Ginn Fighter Experiment Maneuver in Water & Surface」を略したもの。
「プロトグーン」とも呼ばれる通り、グーンのプロトタイプにあたる。そのため、本来はその名の通りジンのバリエーション機体の一つだが、ジン目ではなくグーン目に属する。
ザフトが将来の地球における水中戦闘を見越して開発が始まり、何機かのプロトタイプ(型式番号的にYF-1AとYF-2Aの2機)が製作された後に本機が開発され、それにより初めて実用的な水中航行能力を持つMSの道が開かれた。
試作機だが、両腕に533mm8連装魚雷発射管、背部に47mm水中用ライフルダーツ発射管を搭載しており、マルコ・モラシムがパイロットとなりC.E.70年4月10日の珊瑚海海戦に投入され、ジェーン・ヒューストンの所属していた部隊が壊滅にまで追い込んだ。この出来事が後のフォビドゥンブルーをはじめとした地球連合軍の水中用MS開発のキッカケとなる。
外見はジンとグーンの中間であり、トサカが無い点を除けば頭部と胴部はジン、それ以外はグーンといった印象を受ける。
グーン地中機動試験評価タイプ
グーンを地中用に改修した機体。詳細はリンク先を参照。
スーパーグーン
グーンの発展機として開発系譜に名前だけ登場し、その強化型がゾノとされている。
なお、グーンとゾノの型式番号は連番なため、かなりグーンに近い機体(=型式番号を変更するほどの違いがいない機体)と思われる。