機体データ
型式番号 | GAT-X255 |
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所属 | 地球連合軍 |
開発 | 大西洋連邦 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 17.47m |
装甲材質 | トランスフェイズ装甲 |
固定武装 |
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携行武装 | トライデント |
概要
GAT-X252 フォビドゥンをベースに、地球連合軍が開発した初の水中戦用モビルスーツ。
ザフトが投入したグーンやゾノなどの水中戦MSに対して、大きく遅れを取って奪われていた制海権を取り戻すべく開発される事になる。
本機はゲシュマイディッヒ・パンツァーの力場によって周囲の水分子に干渉して水圧や抵抗を減免するという機構を採用し、理論上は力場の展開が持続される限り無制限に潜航深度を増す事が可能である。
このため機体そのものに耐圧殻を持たず、耐圧をゲシュマイディッヒ・パンツァーのみに依存しているので、深海で機体のパワーダウンによってゲシュマイディッヒ・パンツァーによる耐圧とトランスフェイズ装甲が機能停止すると、水圧により機体が瞬時に圧壊しパイロットが死亡する危険性がある。
このためテストパイロットからは「フォビドゥン・コフィン(禁断の棺桶)」と呼ばれた。
武装
トライデント
いわゆる銛の形をした槍で、敵MSを突き貫く威力を持つ。
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に搭載されているバルカン砲。
115mm機関砲「アルムフォイヤー」
両腕に装備されている機関砲。
背部バックパック
フォビドゥン系統の特徴とも言える巨大なバックパック。原型機のフォビドゥンに比べて海洋生物のようなデザインへ改修されている。
スーパーキャビテーティング魚雷キャニスターポッド
バックパックの両サイドに装備されている魚雷。
装甲内蔵式重刎首鎌「ニーズヘグ」
フォビドゥンの格闘装備である重刎首鎌「ニーズヘグ」の刃部分を、ゲシュマイディッヒ・パンツァー内部に2枚ずつ、合計4枚まで仕込んでいる。
クワガタムシの顎状に展開し、格闘戦において絶大な威力を発揮する。
フォノンメーザー砲
バックパック先端部に内蔵された、音波をレーザー状に収束させて撃つ兵器。ゾノなどの多くの水中用MSにとっては基本となる装備でもある。
テイルエクステンション
本機体の尻尾ともいえるバックバックの武装。アンカー(イカリ)、超長波アンテナ、曳航ソナー・アレイを内蔵した複合ユニットで、更にこれを回転させる事で推力を得る。
ちなみに推力を得るプランは本機体には採用されなかったが、フォビドゥンヴォーテクスに採用されている。
エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
フォビドゥン系統特有の特殊装備。バックパック両側に装備されている可動式のシールドに搭載されている。本機の場合は「耐圧用装甲アレイ」としての役割の面が強い。
バリエーション
フォビドゥン
型式番号GAT-X252。
フォビドゥンブルーの原型となったMS。
ディープフォビドゥン
形式番号GAT-706S。
チタニウム耐圧殻を採用し本体の対水圧性を確保した、フォビドゥンブルーの量産機、こちらは頭部を含めた一部パーツにダガー系の物が使用されている。
フォビドゥンヴォーテクス
形式番号GAT-707E。
ディープフォビドゥンのデータを基に開発された、フォビドゥンブルーの強化型量産機。ディープフォビドゥンから耐圧殻がより強化され、フェイズシフトダウン時の機体圧壊リスクがなくなっている。
余談
- C.E.73年(『DESTINY』)のヘブンズベース攻防戦に本機が4機投入されており、TV放送当時は「フォビドゥンブルー」として解説されていた。
- しかし、『ASTRAY』シリーズにて少なくとも2機のフォビドゥンブルーが大西洋連邦から離れていたためか「本機は登場しなかった」事となり、デザインが同じ量産型「フォビドゥンヴォーテクス」として再設定されている。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED MSV
フォビドゥン ディープフォビドゥン フォビドゥンヴォーテクス ロートフォビドゥン