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フォビドゥンブルー

ふぉびどぅんぶるー

GAT-X255 フォビドゥンブルーは、雑誌企画『機動戦士ガンダムSEED MSV』に登場する地球連合軍のモビルスーツ(MS)。
目次 [非表示]

機体データ編集

型式番号GAT-X255
所属地球連合軍
開発大西洋連邦
生産形態試作機
全高17.47m
装甲材質トランスフェイズ装甲
固定武装
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
  • 115mm機関砲「アルムフォイヤー」×2
  • スーパーキャビテーティング魚雷キャニスターポッド×2
  • 装甲内蔵式重刎首鎌「ニーズヘグ」×4
  • フォノンメーザー砲
  • テイルエクステンション
  • エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」×2
携行武装トライデント
パイロット

概要編集

GAT-X252 フォビドゥンをベースに、地球連合軍が開発した初の水中戦用モビルスーツ(MS)。試作機として4機存在する。

ザフトが投入したグーンゾノなどの水中戦MSに対して、大きく遅れを取ったために奪われた制海権を取り戻すべく開発された。C.E.71年6月頃にはロールアウトされており、同年8月8日から展開された八・八作戦にて本機の量産型ディープフォビドゥンと共に初陣を飾って多大な戦果を挙げた。

また、水中戦用機体ながらGAT-Xシリーズの汎用性を有しているため、地上でもそれなりに戦闘できる。


本機はゲシュマイディッヒ・パンツァーの力場によって周囲の水分子に干渉して水圧や抵抗を減免するという機構を採用し、理論上は力場の展開が持続される限り無制限に潜航深度を増すことが可能である。さらに、その航行速度は100ノット(185.2km/h)を上回る(現実の潜水艦の最高速度の5倍ほど)。

一方、耐圧をゲシュマイディッヒ・パンツァーとトランスフェイズ装甲というエネルギー消費を伴う機能に依存しており独立した耐圧殻を持たない。そのため、深海にてエネルギー不足によりそれらの機能を維持できなくなると、水圧により機体が瞬時に圧壊してパイロットが死亡する危険性がある。なお、この問題点は「あくまでも試作機である」という理由から看過されており、テストパイロットからは「フォビドゥン・コフィン(禁断の棺桶)」と呼ばれた。実際に量産型では耐弾性を多少犠牲にしてでも胸部にチタニウム耐圧殻を採用して解決している。


武装編集

原型機と比較すると、水中では使用できないフレスベルグと、水中でも使用はできるがエネルギー消費が伴うエクツァーンをオミットして、ゲシュマイディッヒ・パンツァーへより多くのエネルギーを割り当てるように構成されている。

また、バックパックの仕様変更に伴う武装構成の変化なため、機体本体側の固定武装は共通となっている。


トライデント編集

その名の通りの三つ又の実体[槍]]。

水中用MSの装甲程度であれば容易く突き貫く威力を持つ。


75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン編集

頭部に内蔵されているバルカン砲。


115mm機関砲「アルムフォイヤー」編集

両腕に装備されている機関砲。


背部バックパック編集

フォビドゥン系統の特徴とも言える巨大なバックパック。

原型機に比べて海洋生物のようなデザインへ改修されている。

これを頭部に覆い被せることにより航行に長けた強襲形態へと変形する。


スーパーキャビテーティング魚雷キャニスターポッド編集

バックパックの両サイドに装備されている魚雷。


装甲内蔵式重刎首鎌「ニーズヘグ」編集

フォビドゥンの格闘装備である重刎首鎌「ニーズヘグ」の刃部分を、ゲシュマイディッヒ・パンツァー内部に2枚ずつ、合計4枚まで仕込んでいる。

クワガタムシの顎状に展開し、格闘戦において絶大な威力を発揮する


フォノンメーザー砲編集

バックパック先端部に内蔵された、音波をレーザー状に収束させて撃つ兵器。ゾノなどの多くの水中用MSにとっては基本となる装備でもある。

フェイズシフト装甲持ちの機体が防御を選択する程度の威力はあり、水中戦では最高峰の射撃兵器となる。


テイルエクステンション編集

バックパック後部から伸びる尾のようなユニット。アンカー(錨)、超長波アンテナ、曳航ソナー・アレイを内蔵した複合ユニットであり、更にこれを回転させることで推力を得る。

ちなみに、推力を得るプランは本機体には採用されなかったが、後継機のフォビドゥンヴォーテクスには採用されている。


エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー編集

フォビドゥン系統特有の特殊装備。バックパック両側に装備されている可動式のシールドに搭載されている。本機の場合は「耐圧用装甲アレイ」としての役割の面が強い。

水圧軽減という仕様の都合か、機体のすぐ傍にも力場を展開でき、原型機の主な弱点となっていたビーム・レーザー系格闘兵器を防ぐことができるようになっている。


バリエーション編集

フォビドゥン編集

型式番号GAT-X252

フォビドゥンブルーの原型となったMS。

こちらは活躍した当時では珍しく大型バックパックの大推力により重力下でも単独飛行が行え、高い空戦適性を持つ(連合軍側で飛行できたのはコレとレイダー系列のみ)。また、この段階から潜航奇襲も行える仕様となっていた。


ディープフォビドゥン編集

形式番号GAT-706S

チタニウム耐圧殻を採用し本体の対水圧性を確保した、フォビドゥンブルーの量産機、こちらは頭部を含めた一部パーツにダガー系の物が使用されている。


フォビドゥンヴォーテクス編集

形式番号GAT-707E

ディープフォビドゥンのデータを基に開発された、フォビドゥンブルーの強化型量産機。ディープフォビドゥンから耐圧殻がより強化され、フェイズシフトダウン時の機体圧壊リスクがなくなっている。


余談編集

  • C.E.73年(『DESTINY』)のヘブンズベース攻防戦に本機がMSVの設定通りに4機投入されており、TV放送当時は「フォビドゥンブルー」として解説されていた。
    • しかし、『ASTRAY』シリーズにて少なくとも2機の本機が大西洋連邦から離れていたためか「本機は登場しなかった」こととなり、デザインが同じ量産型「フォビドゥンヴォーテクス」として再設定されている。

関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED MSV


フォビドゥン:原型機

ディープフォビドゥン:量産型

フォビドゥンヴォーテクス:後継機

ロートフォビドゥン:兄弟機(どちらもフォビドゥンから直接派生)


ジェーン・ヒューストン:テストパイロット


ブラウカラミティブルデュエル:「青」を意味するネーミング繋がり。

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