概要
地球連合の主要国である旧プラント理事国の一つ大西洋連邦外務次官にして、フレイ・アルスターの父親。
反コーディネイター団体「ブルーコスモス」のシンパであり、自身の立場を利用してコーディネイター排斥を訴える政治的ロビー活動を行っていた。
「コーディネイターは自然の摂理に背いた間違った存在である」というブルーコスモスの思想を自身の家族にも教えており、娘のフレイがキラ・ヤマトを始めとしたコーディネイターを差別する元凶となった。
ブルーコスモスのシンパといっても穏健派とネット上で言われる場合が多いが、ジョージ本人の登場シーンも少ないため、穏健派との真偽は不明。
「救助した民間人名簿の中に、我が娘フレイ・アルスターの名前があったことに驚き、喜んでいる」とジョージ本人の台詞がある通り、ジョージが戦艦モンドゴメリに乗艦していたのは偶然である。
フレイとあと少しで再会できるところでザフトの強襲に遭い、脱出艇に乗り込むことも出来ずモンドゴメリと運命を共にする形で死亡した。
この一連の出来事はフレイの心に大きな傷を残し、彼女をコーディネイターへの復讐に走らせることとなってしまった。
余談
作中で登場した地球連合の政府関係者ではブルーコスモスとされる唯一の人物(ムルタ・アズラエルやロード・ジブリールはロゴス経由で連合の政府と軍部に強大な権限を持つが、政府関係者とは明言がない)で、後の大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドや連合の上層部がブルーコスモスではないことを考えると連合の政府機関ではブルーコスモスは決して主流派ではない。
ただ、連合軍部は上層部がほぼブルーコスモスに染まりきっているため、対照的でもある。
ちなみにラウ・ル・クルーゼとは声が似ているらしく(CVも同じ)、アラスカ基地にてフレイはクルーゼの声をジョージの声と間違えていた。
結果、クルーゼはフレイをアル・ダ・フラガの関係者と疑い、アラスカ基地で彼女を攫い自艦へ連れ帰るという手間まで行ったが、結局は無関係だった。