概要
地球連合を構成する国家でブラジルやアルゼンチン、ペルー等で構成されている。
作中の動向
機動戦士ガンダムSEED、機動戦士ガンダムSEEDDESTINY、機動戦士ガンダムSEEDFREEDOMでは明確に登場せず、主に機動戦士ガンダムSEEDASTRAYシリーズの外伝や公式年表で言及されている。
当初は親プラント国家の立場を取り、プラント政府への食糧輸出にも応じる立場を取っていたが、地球連合とプラントの第一次大戦が勃発すると大西洋連邦の武力侵攻を受け、併合されてしまい、消滅。南アメリカ軍は地球連合軍に編入され、MSパイロットとして連合のトップエースの一人となる『切り裂きエド』の異名を持つエドワード・ハレルソンの出身国。
第一次大戦後は大西洋連邦に対して独立戦争を行い、エドワード・ハレルソンが南アメリカ軍に合流した事が大きな話題となる。戦闘そのものは継続されたが、地球連合とプラント政府間で終戦条約のユニウス条約が締結されると戦前に国境線を回帰する事が定められたため、南アメリカ合衆国の再独立を大西洋連邦政府も承認。ただし、パナマ宇宙港の管理権は大西洋連邦へ譲り渡すことになった。
C.E.73年に第二次大戦が勃発すると南アメリカ合衆国は大西洋連邦の圧力により地球連合への加盟を余儀なくされる。これはオーブ連合首長国同様に一度国土全域を制圧された経験から地球連合に対して不可侵な状況ではなく、不本意ながら地球連合軍の軍門に下るしかなかったことが小説版で語られている。
ギルバート・デュランダルのロゴス暴露後の動向は不明だが、一国が連合から離脱した事例もあるとの事なので、南アメリカ合衆国かもしれない。
しかし、デュランダルの過剰な「ロゴスを倒せ」との煽動により完全に無関係は地球国家は存在しなかったために政権のリコール、暗殺が多発している状態であったため、南アメリカ合衆国政府も相応に巻き込まれて、弱体化していたと思われる。
機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZERでは「ブレイク・ザ・ワールド」直後で津波の被害を受けた大都市フォルタレザが舞台となる。南アメリカ軍と地球連合軍の災害救助の最中、コーディネイターの子供達が操縦するジンが市内で無差別攻撃を行い、市民に多数の死者が出たが、地球連合軍によって最終的には撃破されている。
本来はプラントと友好的な立ち位置にあったはずの南アメリカ合衆国内でテロを引き起こす当たり、コーディネイターの反ナチュラル組織のなりふり構わない敵意が窺える。
関連タグ
地球連合(ガンダムSEED) 地球連合軍(ガンダムSEED) 大西洋連邦