プロフィール
概要
母は故人で、病(実は人類軍の核攻撃の影響)に倒れ寝たきりの父・生駒正幸の介護に明け暮れる生活を送っている。父が仕事漬けの日々を終えて家にいるようになったことは嬉しく思っているが、心の底には常に悲しみや諦めがあり、僚と出かけた時は「ほんの少し、父さんのこと忘れるくらいに楽しかった」と打ち明けた。しかし、その日のうちに父が急逝し、島の真実に触れる。
父の真意を求めて、彼が遺した島をフェストゥムから守るための囮となる「L計画」に志願。長い髪を切り、ファフナー・ティターン・モデルのパイロットとなる。シナジェティック・コードの形成率は高いが、同化耐性は低い。小説版『蒼穹のファフナー ADOLESCENCE』に収録された本作の脚本では、初訓練の場面で「変性意識が始まり、おどおどしている」と注記されている。
過酷な状況の中で、父がたとえ僅かな望みでも全員生還を前提に計画を立てていたことを知り、父の死以来拗れていた僚との絆もより確かなものとなった。
終盤、敵の進化により島への帰還を諦めなければならず帰りたいと取り乱すが、僚の説得で現状を受け入れ、最期の時を海底で過ごす。
僚からの告白に「そういうの、いつの間にか通り越してた」と答え、マリンスノーに包まれる中、末期の同化現象で砕け散った。