『俺は童貞だ!』
『お嫁さんってのは、幸せで…幸せで…幸せの絶頂のときになるもんなんだ』
『てめえに俺の純潔は渡せねぇな!!』
概要
CV星野貴紀
漆黒のタキシードとテンガロンハットを纏う、長身痩躯の流狼の男。本名不明。
帽子の鍔には涼やかな音色が響く金色のリングがあしらわれている。刀身が布やムチのように柔軟にしなる特殊な蛮刀を所持し、平時は腰にベルトのように巻いており、専用のヨロイ(ロボット)であるダン・オブ・サーズデイを呼び出す際に使用される他、剣を用いた本人の戦闘能力も高い。
また劇中では何故か帽子を脱いだ姿が全くない(脱帽時の設定画は存在する)。
将来を誓い合った花嫁のエレナを結婚式の最中に殺した、『カギ爪の男』に復讐すべく旅をしている。
復讐以外に生きる目的が一切感じられず、無気力で厭世的で根暗、常に下ばかり向いているために高い身長のわりに猫背、馬鹿で一途で初心で童貞である。おまけに生活能力に乏しく、よく空腹で行き倒れる。
カギ爪と関係の無い厄介事には首を突っ込みたがらず、面倒臭いと言って素通りしようとするが、何だかんだで最終的には情にほだされて様々な人々を助けることになり、根はお人よしである。
そして異性関係は今も尚エレナの存在が彼の心を埋め立てており、敵の女幹部の誘惑にも一切動じることなく突っぱねた程の身持ちの堅さから、ファンの間では『童帝』という称号が定着している。
料理への冒涜にしか見えないまでに大量の調味料をぶちまけてから物を食う癖があるが、決して味覚音痴というわけではない。これは昔から少ない食べ物にしかありつけなかったので、次の食べ物にありつけるまでせめて味だけでも覚えていたいという思いが原因で、これを長年繰り返したことで舌が慣れて極端に濃い味付けでないと食べた気にならなくなったらしい。(しかし、スパロボ30では彼が調味料をかけなくても食べるものを作る人達が現れた)彼がまた、余裕のある生活をしていなかったがゆえ酒が飲めず、飲み物はミルクを好む。
また、女性の名前がろくに覚えられないが、これはエレナを失ったトラウマによるもの。
でもプリシラだけはヨロイの試合を通じて友情を感じたのか、すぐ覚えた。
娯楽の少ない世情故に噂話を好む人々によって、各地を放浪しながら繰り返した目立つ行為の数々が様々な形で逸話として語り継がれた結果、数多くの通り名が存在する有名人となってしまった。記事名の「夜明けのヴァン」はウェンディと出会った第1話で名乗った通り名の一つで、個人的に一番気に入っているものらしい。他にも判明しているのは、
- 地獄の泣き虫ヴァン
- 無職のヴァン
- 食い逃げヴァン
- 寝場所を選ばない男ヴァン
- 二日酔いのヴァン
- 鋼鉄のヴァン
- 縁の下の力任せヴァン
- 悪魔の毒々タキシードヴァン
- (土木課係長・)掃き溜めのプリティヴァン→はきプリヴァン→ダメのヴァン
- いい人ヴァン→ヴァン・ザ・ナイスガイ(略してナイスさんですね!byジョシュア・ラングレン)
- 寝たまんまヴァン
- 100人撫でのヴァン
等々、何やってたらそんなアダ名がついたんだとツッコミたくなるような代物もある。
(少なくとも「地獄の泣き虫」は上述の結婚式の惨劇の後、大泣きしながらエレナの亡骸を墓に埋めたことに由来しているらしいが)
あと亀が苦手。
トップ画像に見られる顔芸じみた強烈なスマイルはガン×ソードという作品を象徴する要素の一つとして有名。
スーパーロボット大戦では
「こんにちは!『カウボーイのヴァン』です!」
基本的に復讐鬼ではあるが「自分のような悲劇を他人に経験してほしくない」為に動く事も多く愛する者を守るキリコ・キュービィーや愛する人を取り戻す為に戦うテンカワ・アキトを助ける他、結婚し妻との間に子供が生まれる予定だったオリファー・イノエを救う等クロスオーバーでは熱い活躍を見せる。
そして平然と他者の愛を踏みにじる様な外道連中相手にはカギ爪やその信者達相手と同様の本気の怒りを見せている。また、フェストゥムの問いかけに思いっきり反応しているが、ヴァンは「バカ(ごちゃごちゃ考えない)」なので、同化はされなかった。
また、あのクスハ汁を旨い旨いと言いながらおかわりまで要求している(ただし不眠解消のドリンクの為、すぐさま寝てしまった)。
一部の敵には特殊な名乗りをする…というより、通り名を勝手に増やし始める。その一部を挙げると…
- ならず者(カウボーイビバップ):『カウボーイのヴァン』
- ヘビーメタル(重戦機エルガイム):『ヘビメタ百人斬りのヴァン』
- ドクトル・ガウス(勇者警察ジェイデッカー):『ブレイブポリス……の協力者のヴァン』
- ウルガル(銀河機攻隊マジェスティックプリンス):『ウルガルハンターのヴァン』
- 怪物(汎用):『怪物ハンターのヴァン』
イラスト
関連タグ
十文字一輝:某有名雑誌に連載されていた、他作品のキャラクター。小説版に彼と取り巻きらしき人物が登場しており、腹が立ったため声が似ていた彼を殴っていた。