概要
スーパーロボット大戦シリーズの記念すべき第1作目。
1991年4月20日にゲームボーイ専用ソフトとして発売。
『コンパチヒーローシリーズ』の流れを汲み、擬人化されたロボットたちが戦う。そのためパイロットが存在せず、舞台も架空の青い星であるなど、現在知られるものとは趣が大きく異なる。
精神コマンド「特訓」で機体を強化(効果は永続)できたり、敵機体を「説得」して仲間に出来たりする。撃破された味方機はそのままロストし、基本的にはそのまま二度と復帰する事はない(序盤で撃破された場合には敵として再登場した物を「説得」で再加入させる事は可能)。また、サザビー(説得可能)が複数で登場するなど、色々原作とは異なる点が多い。ちなみに擬人化された機体の人格は、原則的に原作のパイロットに準ずる。敵を仲間に出来るため、ザクは勿論、オベリウス等の普段プレイアブル機体にはならないゲッターやマジンガーの敵も自軍に編成できるのが特徴。
構想として、かつて東映まんがまつりにおける「マジンガーZ対デビルマン」といったダイナミックプロ作品間のクロスオーバー劇場作品をヒントに「ゲームでロボット作品間のクロスオーバー作品」、「『大戦略』のウォー・シミュレーションゲーム」の二つが根底にあったという。
その為、初代では「拠点の占拠・防衛」が存在しており現在でも形を変えて「重要施設の奪還」「施設防衛」として残っている。
GB版では実はバグだが、ラスボスを説得して仲間にできてしまう。が、クリアが不可能になる。
パイロットもちゃんと登場し、積極的な原作再現やクロスオーバーを取り入れ、現在見られるスパロボの基礎を築いたのは2作目の『第2次』からで、この『第2次』が実質的な第1作目ともいえる。
この第1作は2014年4月24日、PS3・PS Vitaの両機種同時で初のリメイク版がダウンロード専売でリリースされた。
原典には無かった追加シナリオの第2部や、オリジナルキャラとしてサイバスターが追加されている。
あらすじ
ロボットたちが平和に暮らす青い星に、悪の宇宙怪獣ギルギルガンが現れた。ギルギルガンは怪電波を放つタワーを建造し、ロボットたちを洗脳していく。かろうじて難を逃れたマジンガーZ、ゲッターロボ、ガンダムらは、洗脳されたロボットたちを解放しながらギルギルガンとの決戦に向かう。
参戦作品
- マジンガーZ(劇場版含む)
- グレートマジンガー
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムF91
- ゲッターロボ
- ゲッターロボG
- グレートマジンガー対ゲッターロボ
関連イラスト
関連項目
スーパーロボット大戦 全ての始まり コンパチヒーローシリーズ
スーパーロボット大戦(小説):タイトルは同じだがガンダムが一切登場せず話は全く違う。