概要
2003年7月17日に発売されたバンプレスト最後のワンダースワン用ソフト。全32話(分岐を含めた場合38話)。ワンダースワン末期のソフトだったため出荷数が15000本と非常に少なくプレミアがついている。
レアなソフトなためプレイしていないスパロボユーザーが多く本作にしか登場していない作品もあり、リメイクが望まれている。
本作のオリジナルキャラが「OGS」「OG外伝」に参戦している。
ちなみに、本作のオリジナルキャラ「修羅」は北斗の拳をモチーフとしている。
『聖戦士ダンバインOVA』はこれまで『第4次スーパーロボット大戦』、『スーパーロボット大戦64』に一部の機体やキャラクターが登場したのみだったが、今作で初めて原作のストーリーが再現された。
システム・難易度
それまでワンダースワンのスパロボで採用されていた「スキルコーディネイトシステム」は「パイロット養成システム」に変更され、パーソナルデータテーブルシステムは廃止された。
オリジナル主人公であるフォルカ・アルバークと愛機ヤルダバオトのステータスが異常に高く、機体共々単機クリアすら可能な能力のバランスブレイカーとなってしまっている。これは、寺田Pによると「パラメーターを打ち間違えた」のが原因。…なのだが、OGに参戦してからも相変わらずパラメーターが打ち間違えられている。
本作の発売時期のスパロボでは常態仕様であった「クリア後の周回プレイボーナス」が存在しない。これはCOMPACT系の全作品に言えることだが…
ユニットの特殊能力の兼ね合いで全体的に格闘系の機体が優遇されがち。MS系はそのあおりをモロに食らっている。
武器改造は近年の作品と同様、個別改造から一括改造に変更となったが、ユニットの「運動性」が命中率に影響したり、「限界反応」が存在していたりと2003年発売ながら旧シリーズの面影が残っている。
参戦作品
★マークはシリーズ初参戦作品。
Cマークは本作でCOMPACTシリーズに復帰をした作品。
真ゲッターロボ(原作漫画版)
バンプレストオリジナル
キャラクター
メカ(修羅神)
余談
- 中原茂氏がナレーションを担当した、本作のCMはスパロボファンがインターネットで『C3』発表を知りその参戦作品のマイナーさに驚くという内容。撮影はバンプレスト社内で行われた。そのせいか、再登場に時間がかかった作品が多く、メカンダーロボとアクロバンチに至っては、2022年現在アプリ版にすら未だに再登場していない(エスカフローネは『X-Ω』、ダンバインOVAは『T』で再登場した。ベターマンはアプリ版に出た後、『30』で続編が参加した)。ちなみに中原氏の演じるキャラは本作に4人登場している。
- 寺田P曰く、本作の参戦作品を決める会議は「自分の好きなのを出そうぜ!」という趣旨で行われ、歴代作品中、最も盛り上がった参戦作品決めの会議になったとのこと。
- 携帯機および版権キャラで初めて「乳揺れ」演出を採用(『ベターマン』のキャラが該当)。
- 宇宙ステージが一つもないという非常に珍しい作品(COMPACT2第1部のように『地上編』というわけでもないのに)。ユニットにも宇宙の適正値が設定されていない。これは理由は明かされていないが、プレイヤーからはエスカフローネが参戦しているからだと言われている。