解凍して使用することを想定したものが多い。(凍ったまま食べる冷凍みかんなどは例外的。)
水分や油脂分が凍りつくほどの低温まで冷却することで微生物の生育は阻害され、また凍結したことで液体の水分が大きく減り、微生物が増殖しにくくなるため、長期の保存がしやすくなっている。
そのため、保存料はあまり使用されておらず、一度でも解凍してしまうと傷みやすくなる。
また、低温環境でも油脂は劣化していくため、賞味期限を過ぎてしまうと多少は味が変わってしまう。
2000年代辺りまでは冷凍食品は「料理のままならない高齢者や病身者が仕方なく食べるもの」と世間的に位置づけられてきた。当時は時代柄的に食品左翼の勢いも強かった上に既製食に頼ることが恥とされたため、致し方ない面があった。しかし2010年代以降は既製食のイメージアップと製造技術の向上、労働者の勤務の激化からメディアなどでも冷凍食品がプッシュされるようになった。