保存

ほぞん

ある物体・条件の現在の状態を保つようにすること。

ある物体や状況などのある時点での状態を、そのまま保っていられるようにすること。
日常的には食品の保存に関して使われることが多い。また業務系や学術系の用語として文書の保存についても用いられるほか、コンピューター関連では作成したデータの保存について用いられることが一般的である。

食品の保存

食品とはほとんどの場合、動物や植物の体組織であるので、ただ貯蔵しておくだけだと腐ったり虫に食われたりしてしまう。それゆえに、世界各地で、ある程度の加工をすることで長い期間貯蔵させておこうという工夫がさまざまになされてきた。
伝統的な食品の保存方法には以下のものがある。

• 塩や酢に漬ける（漬物、ピクルスなど）
• 砂糖や蜂蜜に漬ける（ジャムなど）
• 干す（干物・乾物。また大抵の穀物は干して貯蔵する）
• 発酵させる（チーズ、ヨーグルト、味噌など）

比較的新しい食品の保存方法には以下のものがある。

• 容器に詰めて空気や微生物を遮断する（缶詰、瓶詰、真空パック）
• 冷やす（冷蔵庫、冷凍庫。なお雪や氷で冷やすことは昔から行われている）

いずれの方法を利用するにせよ、あまり長期に保存するとどんな食べ物も劣化してしまう。ときどきは状態を確認しつつ、適宜消費するように心がけたいものである。

関連タグ

長持ち　備蓄　蓄積　倉庫　貯蔵　保管
乾物　冷蔵　冷凍　漬物/漬け物　冷蔵庫　冷凍庫　干物　缶詰　真空パック
上書き保存　名前を付けて保存
記念品　記念　思い出　アルバム
化石　遺跡　考古学　聖遺物　博物館