概要
1997年1月17日にスーパーファミコン用のソフトとして発売された。
大分類としてはRPGであるが、ローグライクゲームのような味付けがなされており、いわば不思議のダンジョンシリーズのモンスターハウスをメインにしたかのようなゲームであるといわれる。
詳細
兄妹神が世界を創造したが海の兄神は地上世界を我が物とせんとする邪神と化し、山の妹神と彼女に仕える四人の勇者「武四(ぶし)」は海の兄神に敗れてしまう。
それから十年後、青龍の武四の血を引く少年ジンは姉が怪鳥にさらわれた事件をきっかけに自らの宿命を知る・・・という世界観としては「日本神話時代の世界」となっている。
ゲームのシステム的には「シンボルエンカウントで敵と戦う、敵を効率よく倒すと勾玉というアイテムが出る、その勾玉を集めて海の兄神の本拠地『魔結之柱(マムスビノハシラ)』を攻撃」という流れになっている。
いろいろ
- 本来このゲームはエニックスから「勾玉伝説」という名称で発売する予定であった。そのためゲームフリークが作成していたものの、何らかの事情により発売が流れたものをT&Eソフトからタイトルを変更して発売したらしい。
- このソフトはスーパーファミコン末期に発売され、コンシューマゲームではあまり知名度のないメーカーから発売された。ためにマイナーであり、作品が出回っていない。これもプレイにおいては大きなデメリットとなっている。
- 相棒のヲクウは魔物に変えられた人間の少女。旅のさなか人間に戻るための薬を手に入れるが、魔物の体の方がジンの助けになるとその薬を同じく魔物にされた少年のために使うという健気さに心を打たれる事間違いなしである。・・・というかヲクウがいないとジンは1段の段差を越えることすら出来ないため、中盤ヲクウが重傷を負い行動不能になる期間はヲクウのありがたさをこれでもかと思い知る事になる・・・
- 普通にエンディングを迎えた場合ヲクウは最後まで魔物のままだが、魔結之柱の破壊に必要な数よりさらに多くの勾玉を集めた上で商人から女の子用の着物を買っておくことで彼女を人間に戻す事が出来る。BUSHI青龍伝をプレイする機会に恵まれた方はぜひヲクウを人間に戻すまで頑張って頂きたい。
- メイン画像は少女ヲクウと魔物ヲクウ。魔物の姿はアニメぱにぽにだっしゅ!にて『ヲクウはマムル似』とツッコまれている。