概要
1953年に、新日本電気として創業。当初は大阪市に本社を置いていたが、後に東京へ移転。
主に真空管、ブラウン管などの家電製品を製造販売していた。後にラジオやテレビの製造販売も手掛ける。
家庭用ビデオテープ分野においては、親会社のNECがベータマックス陣営に参入していたため、新日本電気もベータ方式の製品開発を行った。規格主幹であるソニーとは違った観点で高い技術力を発揮していたものの、ベータ方式の劣勢を覆すまでには至らず、後にVHS方式に転換した。
パソコンでは親会社のNECが上位機種を手掛けるのと並行して「ジャンケンポン、カセットポン」のPC-6001シリーズを展開した。
1983年に、日本電気ホームエレクトロニクスに社名変更。オーディオ機器の製造にも着手。同年に初代モデルが発売されリザーブ電源を搭載したプリメインアンプ「A-10」シリーズはオーディオマニアから名機と吟われた。
1987年にはハドソン(現:コナミ)と共同開発した家庭用ゲーム機・PCエンジンを発売。1991年以降は自社機種向けのゲームソフト販売も行うようになる。
日本市場では任天堂に次ぐ二番手のシェアを獲得し、国内に限ってはセガのメガドライブを下すほどの成功を収めた。
しかし、1994年に発売した後継機・PC-FXの販売不振により業績が悪化。
1999年に親会社による大規模リストラで事業分割と会社解散が決定。2000年3月を以って事業活動を終了した。末期にはセガのドリームキャスト用ソフト販売にも参入していた。
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高橋英樹-「太陽」シリーズから「moji2」シリーズまでの長きに渡り、同社のカラーテレビのCMに出演した。