概要
特定非営利活動法人コモンスフィアで実施されていたプロジェクト「同人マークプロジェクト」により作者が二次創作同人誌の制作を『積極的に』認める際の意思表示に用いることができるマーク。2013年晩夏より順次採用。
このマークが付けられた作品は作者自身が二次創作同人誌の配布を同人誌即売会で行うことを認めることを表している(ただし、デジタルデータは除く)。
現時点では二次創作作品を販売することは黙認であることもあいまって法律沙汰になることは少ないが、TPPの関連で著作権が非親告罪(権利者の告訴が不要な罪。第三者や警察の捜査によって告訴可能な罪)になった場合において、(東方Project、Vocaloidなど二次創作が公式に「認められている」ものを除いた)二次創作を題材とした同人活動などが不可能になってしまうmpを避ける構想があるとされている(それ以外は法律的にはアウトだが、東方Project、Vocaloidなど二次創作が公式に「認められている」ものもある)されており、日本での著作権が親告罪(権利者が告訴を行わないと罪に問うことができないもの)。
あくまでも「積極的に二次創作を許可したい」という作家の考えを提示するためのマークであり、何もマークを付けていない作家の考えを表示する効果は全くない。つまり、マークがついていないからといって即二次創作禁止というわけではなく、従来どおりの扱いということになる。
マークの形
円の左の部分がペンの形をしており、右がOKという文字になっている。JISマークとの類似性などが推薦コメントとして挙げられている。
流れ
- 2013年7月17日~28日……同人マークデザイン公募開始
- 2013年8月16日……同人マークデザイン決定
- 2013年8月末……同人マークの付いた作品の利用条件が発表される
- 2013年晩夏……赤松健氏の作品「UQ HOLDER!」でこのマークが採用された
ピクシブにおける利用状況
決定されてから日が浅いこともあり、今後ピクシブでも利用されるかどうかは不明。
そもそも現在の法律において、著作権の侵害の度合いは、二次創作物の著者が「不当に」得た利益によって測られるため、無償でアップロードされているpixivでどれだけ問題となるかと言うところ。
関連タグ
マジカミ:同人マークがゲームのタイトル画面に表記されているソーシャルゲーム作品。