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キョロ充

きょろじゅう

キョロ充とは、リア充に憧れそのように振る舞うが、一人で行動できず常に周りの目を気にしてキョロキョロしているような人のこと。大学生の生態の一つとされているが、大学生活以外のあらゆる場面においても存在する。
目次 [非表示]

『ただの人間には興味ありません。』

『普通の人間の相手をしているヒマはないの!』

某憂鬱な主人公からの忠言


概要編集

「キョロ充」とは、2013年頃からインターネットやSNSで広まり始めた言葉(ネットスラング)である。

リア充」から派生した表現の一つ。


自分自身に自信が持てず、なおかつ孤立してぼっちとして蔑まれることを必要以上に嫌う(また、いっそ開き直って「一匹狼を気取る」ことも出来ない)ために、力のあるグループであるリア充の一員であるように振舞う為、必要以上にキョロキョロとそれらを観察し、権力グループに擦り寄って調子を合わせようと虚勢を張っている人物を指す。

自分がリア充の一員であることに誇りや精神の支えにしており、周りから孤立してしまっているぼっちや、趣味に没頭して周りの目を気にしないオタクといった存在を蔑む。

しかし肝心のリア充はおろか、見下していた筈のぼっちやオタクからも自信のなさを露にした有様を影で蔑まれていることも珍しくない。


元々は大学内での立ち回りにおける一つの属性を表す言葉であったが、現在では高校や会社の社内など、ヒエラルキーの存在する場所であれば用語として大体通用するであろう(なお「キョロ充」が誕生するのは進学の直後が多いとされる)。


米国のスクールカーストでは、中間位であるメッセンジャー(上位層のパシリ)、またはプリーザー(上位層の子分で、下位層へのたかりをする)に相当する層である。


キョロ充はある意味では周囲の人間関係、パワーバランスをいち早く把握できている存在であり、自分の目標に向けて有利な状況を見出す冷静さがあるとも言える。実際問題として社会に出て「新社会人」としての生活を送り始めると、大半が強制的にキョロ充的な振る舞いにならざるを得ない部分はあるのもまた事実ではある。

またオタク層などに所属している人物が、同じくオタク層の目立つ者に擦り寄ってキョロ充化することもあるため、必ずしもリア充グループの周辺だけに存在するわけではない(そもそも、少なくとも日本においては「リアルが充実している」ことは必ずしもスクールカーストの上位であることとイコールではない)。


そもそも、リアルが充実しているのであれば(他者が一人で過ごしていることだけでなく、本人が一人で行動することそのものも含めて)ぼっちであることを気にすることもないといえるため、キョロ充は元ぼっち、元いじめられっ子であるということも少なくないと考えられている。


なお、精神科医の町沢静夫が2001年に提唱した「学校や職場などで、一緒にランチタイムを過ごす人がいないことに一種の恐怖を覚えるような状態」を指す「ランチメイト症候群」という概念があるが、「孤立を極端に恐れる」という側面を持つキョロ充と類似する存在であるといえる。


漫画やアニメ等での扱い編集

古今と洋の東西を問わずこの種のキャラクターはどの作品にも一定数が登場してはいるが、大抵の場合は主要人物の取り巻きその2・その3といった具合で名称すら定かではないことも侭ある。つまり、前項にあるようなパシリ腰巾着、あるいは八方美人といったモブキャラの中のさらに一属性に過ぎなかった。

しかし、最近は作品の主人公がコミュ障ぼっちである場合は陰キャラを見下したり虎の威を借る狐的な立場として主人公にとっての明確な障壁兼当て馬としてこの属性をメインとしたキャラを確立させるケースも増えている。


そして、ほとんどの場合でイキった挙句に自滅している。


代表的なキョロ充キャラ編集

以下五十音順に表記

※『キョロ充』という概念自体が近年に成立したものであるため、あくまで暫定として表記する。


G・ロードランナーけものフレンズ2

G・ロードランナー

『2』(アニメ版およびコミカライズ版)ではプロングホーンの子分のような立ち位置で、彼女のことは「プロングホーン様」と呼び尊敬しているが他のキャラのことは呼び捨てにしており口も悪くなる。「ゴマすりクソバード」なる通称も生まれたが、他のシリーズでは性格の設定が異なりキョロ充というわけではないため、あくまで『2』のロードランナーのみこう呼ばれる。



相模南やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

相模南

かなりの豆腐メンタルで確立した「自分らしさ」を持っておらず、またそれがコンプレックスのため、自分を飾り立てトップに立つことに執着している。作中ではリア充グル-プのリーダー格として書かれているため、厳密にはキョロ充とは異なるが、スクールカーストを異常に気にしている様子などはまさしくキョロ充的。



骨川スネ夫 (ドラえもん)

スネ夫

正確にはナルシストであり別に自分を持ってないわけではないが、ガキ大将ヒロインにすり寄り、アイデンティティの確立のために劣等生を見下す構図はベクトルの違いはあれど元祖キョロ充キャラの栄冠にふさわしいかも知れない。



南小陽 (私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!)

キバ子

明確にキョロ充キャラとして確立している稀有な事例。いわゆる陽キャラで目立つ存在だが、他人の悪口を話題の種にする悪癖があり、さらにKY気質なところもあるため、無意識に色々な人の地雷を踏みまくっている。

pixiv内をふくめた読者一党からの歪んだ愛情が注がれている。→キバ虐




(要追記)


関連タグ編集

リア充

ウェイ系パリピ…兼ね備えていることも多い属性

かまってちゃん

大二病

便所飯…「一緒に食べる相手がいなくて寂しい」「一人でいるところを見られたくない」という考えからトイレで過ごすキョロ充も少なくないと見られている

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