CV:梶裕貴/ドミニク・アレン(英語台詞)
概要
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』に登場するゲストキャラクター。
レオン・ローから犯罪行動心理学を学んだ、シンガポールの予備警察官。
父親が日本人で母親がシンガポール人のハーフ。
英語や日本語を流暢に話すことができる。
毛利小五郎のことも知っており、作中で発生した事件の捜査協力を依頼する。
余談
声を担当する梶裕貴氏は、今回が劇場版『名探偵コナン』シリーズ初出演(TVシリーズにはゲスト出演経験有)。本作のTVCMナレーションも担当している。
後に本編にて、少年時代の赤井秀一のCVも担当している。
映画公開当時は彼にちなみ、シンガポールスリングやそのリップを購入する者が相次いだ。
関連イラスト
この先ネタバレにつき注意!
真実
本作における様々な事件を仕組んでいた黒幕の一人。
動機は父親の復讐であり、海洋学者で正義感の強いリシの父は、5年前に溺れている人を助けようと海に飛び込んだが、ボートが突っ込んで来たことで死亡。
事故死として処理されたが、リシが改めて資料を整理していたところ、宝石「紺青の拳」が眠っている沈没船の調査中に誰かに殺された可能性があることに気付く。そして、その犯人こそがレオンであった。
レオンはリシの父親に紺青の拳を手に入れさせないようにと殺害を計画。秘書のレイチェル・チェオングに命じて、リシの父親が海に飛び込むよう仕向け、さらに中富禮次郎のボートを突っ込ませて殺害した。その後、弁護士のシェリリン・タンを使って別の男を犯人に仕立て上げ、有罪判決を下させたのである。
真実を知ったリシはレオンへの復讐を決意。シェリリンがレオンによって殺害されると、その現場に怪盗キッドのカードを残し、殺人犯へと仕立て上げた。そして自分の濡れ衣を晴らそうとするキッドをシンガポールに誘き出し、彼を使ってレオンのシンガポール破壊計画の邪魔をしようと考えたのである。またこの計画に加わっていた海賊のユージーン・リムも、表ではレオンの指示で動いていたが、さらに裏の依頼者のリシによって「財閥令嬢である鈴木園子を誘拐すれば多額の身代金が得られる」と入れ知恵をされ、現場を撹乱することとなる。
最後はレオンの目論見ともども、コナンとキッドによって暴かれ、阻止される。
この際、コナン(アーサー・ヒライ)がただの子供ではないと気付き、「お前は何者だ?」と尋ねて「江戸川コナン。探偵さ」と返される劇場版名探偵コナンシリーズにおけるお約束の口上の相手となる役割を担った。
エンディングではレオン等と共に警察に逮捕された(殺人の実行犯はレオンであり、リシは犯罪教唆・幇助に該当)。
本性を表すと同時に閉じていた目が開き、四白眼が顕になった。