しまっちゃうおじさん
しまっちゃうおじさん
いがらしみきおの漫画作品『ぼのぼの』に登場する、その名のとおりのおじさん。
主人公ぼのぼのの妄想を代表するキャラクター。空想上の恐怖存在。
ピンク色の毛並にブチ模様という豹のような見た目だが、耳はネズミのように丸く大きい。
何の動物かは不明。
正義か悪かもわからない。大きくなったりする。
自立ができない、生きる気力をなくしてぐにゃぐにゃになった、
などと何かと理由をつけてはその生きものをしまう。とにかくしまう。
しまう時はほとんどの場合岩でできた押し入れで、かなり狭い。
作者曰く、
「しまっちゃうおじさんは『死』のメタファーだと言った人がいましたが、
そんなことはありません。安心してください。」
原作では30数巻に及ぶその長い連載の中で、実は片手で数えるほどしか登場していない。
しかしそのインパクトの大きさにより、またTVアニメ版では比較的多く登場したこともあって、『ぼのぼの』ファン内外での知名度は高い。
pixivでも様々なものをしまい続けている。
「みんなのトラウマ」と名高いキャラであるが、人を所蔵する岩の蔵は、ちょっと押せば出られそうなくらい簡素である。
人をしまう理由が毎度しょうもない、などなど、本来はシュールな笑いを誘うキャラである。
作中でも、あくまで「空想上の存在」ではあるが、だが、それはただ皆が見たことがないからと、勝手に否定してるだけかもしれない。
ほら、今こうしてこの記事を読んでいるあなたの後ろにも…。
さらに、本編のED(1,2共に)の最後に森の皆が登場する部分にも画面右端に登場している。
ちなみにアニメでは1回だけだが亜種として「うめちゃうおじさん」がいる。実はこっちの方が早くに登場している(うめちゃうおじさん:2話 しまっちゃうおじさん:14話)。
正体を知っちゃった子はしまっちゃおうねー
しまっちゃうおじさんの正体はスナドリネコさんという裏設定がある。
原作者のいがらし曰く……
「しまっちゃうおじさんは、ぼのぼのの夢の中に出て来たスナドリネコなんだと思います。スナドリネコの分身というか、ピンクのスナドリネコなんですよ。ピンクというか、たぶんポップなスナドリネコですね(笑)。」
とのこと。
一方、2020年発売の『ぼのちゃんとしまっちゃうおじさん』ではエアおじさんとして初登場。最初はぼのぼのも全く怖がらず懐いていたが、紆余曲折を経てしまっちゃうおじさんとなった。また、書き下ろしのポエムで、実はぼのぼのにとってず〜っと会いたかったひとだったということが明らかになった。
CV:黒藤結軌 (スナドリネコさんと同じ)
ぼのぼの(2016版)第233話~第236話にて、しまっちゃうおじさんに関する連続した話が放映。
こちらはアニメ1期と異なり、原作者による話をそのまま映像化したような形で映像化された。
ぼのぼのの中の妄想(スナドリネコさんが好き過ぎて、叱ってくれる役として頭の中で生み出した)である事を強調しつつも「必ずしも妄想だけの存在ではないのでは?」と余韻を持たせて完結している。
同時期2020年ごろに原作者へインタビューも行われている。
「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー
こちらでもアニメ2期同様の設定が語られており、1期の個性的なキャラはアニメスタッフ側による功績が大きいとされている。
もっとも厳密にはパラレルワールド設定らしく、どちらのしまっちゃうおじさんも正しくもあり幻でもあるのかも。
マイルドとはいえ令和にして久しぶりの地上波アニメ登場であり、観ていたお子さんにとっては印象に残ったであろう。
お悩みをしまっちゃおうねえ…
外伝作品である「ぼのぼの人生相談」第15話Bパートにてまさかの登場を果たす。
今回もぼのぼのをしまっちゃうのかと思いきや、読者の「今の職業が天職かわからない」というお悩みに対し、「天職って自分を生きることなんだから」(加えて「まず自分をしまっちゃうのをやめないと」とも語る)と真摯な深い解答を返している…誰だお前!?
ちなみに自分をしまいに来たと勘違いしたぼのぼのに対し、「勝手にしまわれてるんじゃないよ」と彼らしくないツッコミを飛ばしている。
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