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pixiv内では略称である「オリマー」のタグの方が多く使われている。


概要

シリーズ皆勤賞のキャラクターで『ピクミン』『ピクミン2』『Hey!ピクミン』の主人公。『ピクミン3』『ピクミン4』でも重要人物として登場。また、『3』、『4』では主人公ではいながらもプレイヤーキャラとして操作可能なので、全作品でプレイヤーが操作できるキャラとなっている。

名前の由来は「マリオ」をそのままひっくり返したもの。


人物

ホコタテ星のホコタテ運送の社員。

任天堂には珍しい、40代妻子持ちサラリーマンの主人公。

星から星へ行き来するという仕事上、何ヶ月も自宅に帰れない日々が続いているという。

更に休暇中に未知の星へ遭難してしまうなど苦労の絶えない人物ではあるが、並々ならぬ適応力と統率力でいくつものピンチを切り抜けている。


幼い頃は冒険家になりたいという夢を持っていたようで、厳しいサバイバル生活の最中でも熱心にピクミンや原生生物等を観察し絶えず記録をつけるなど、どこか楽しんでいるようにも感じられる。


『1』,『2』ではプレイ中に明確に喋る場面はほとんど存在しないが、レポートや日誌ではかなり個性的でウイットに富んだ記述を残している。

『3』以降はメインの主人公ではなくなり、作中の登場人物が増えた影響でプレイ中も独り言や会話の形式でガンガン喋るようになった。


原生生物や宇宙船のパーツ、お宝に関してのコメントは非常に細かく専門的な考察(特に原生生物のレポートは生物学者顔負けの完成度)をしており、教養の広さをうかがわせる。一方で宇宙船パーツのガイガーカウンターが何なのかわかっていない、『Hey!』で拾った絵の具を珍しいおやつだと思って食べる、など時々ヌケている部分もある。


理不尽な上司わがままな部下やかましい宇宙船など人間(?)関係も散々だが、オリマー本人は作中でも随一の善人である。

『3』で主人公チームに対するルーイの失態に対しても「彼を許してやってくれないか」と庇ったり、叱責に耐えかねてルーイが脱走した時は自分が言い過ぎたと反省したりといった人柄の良さを見せた。

家族に対しても、「私の宝物」「私の願いは家族の幸せ」と深い愛情を抱いており、遭難中も家族に会いたい気持ちを糧にして気力を保っていた。

とは言っても、普段は妻に頭が上がらないようだが。


経歴やホコタテ星での生活についても作中では直接描かれることがないため不詳な部分が多い。

『1』『3』『4』での航海日誌などの記述、『2』『Hey!』『4』における原生生物やお宝に関するコメント等でときおり断片的に自身のことに触れている。

家族構成はオリマーに妻と娘と息子の4人家族で、言わば核家族。それとペットのチャッピー(宇宙犬)と暮らしている。


手取りの管理は妻が行っているらしく、(大金が入ると暴走することもあるが)子どもたちの学費や生活費、医療費に大きく回されていることで、オリマーの小遣いは年々と減っていっている…

そのため結構ケチなところがあり、宇宙船や自宅にへそくりを隠していたり、旅先での食事は安価なインスタントヌードルで済ませている。(へそくりに関しては後に妻に見つけられてしまったが


好物は3色のピクピクニンジンが入ったオニヨンスープ。ルーイほどでは無いが、お宝の味を確認する際に食べすぎてしまうことがしばしばある。

好きな色は『4』では赤色。情熱的でエモーショナルだかららしく、その他には青や黒を挙げている。

子どもの頃はロボットアニメや鉄道、もちろん宇宙船にも夢中だったようで、機械工作に打ち込んだ時期もあったらしい。ドルフィン号を持つまでは修理工をやっていたこともあるとのこと。


実は音痴であり、ある日を境に誰にもカラオケに誘われなくなったらしい。(『3』のレポートによると、ピクミン5種を20匹ずつ連れていると歌うことがあることを発見した際、彼も一緒に歌ったところ途端に静まり返られたらしい。)

しかし本人には自覚がなく、それどころか自分には音楽の才能があると思い込んでいる節がある。(ピクミン2のお宝一覧では「私は音楽にはうるさい男」、「私のセンスは子供達には受け継がれなくて残念だ」等のコメントがある。)


ホコタテ星人なので任天堂作品を知らない。そして本人も世代的にゲームは息子を通してしか知らず、あまり得意ではないらしい。ゼルダの伝説に似たゲームは存在しているようだが。

『Hey!ピクミン』に対応しているamiiboを読み込むと、そのキャラクターを知らない彼なりに考えたコメントを見ることができる。

「オリマーのamiibo」に対する本人の感想も用意されている。


容姿

オリマーさん&赤ピクミン

黄色い宇宙服、背中には赤い生命維持装置、頭にアンテナ付きのヘルメットを付けている。

身長はたったの3cm。頭の毛は三本で、大きな鼻と糸目が特徴的。ユニセックスのようなシンプルな宇宙服のデザインもあって、一目見て誰もがかわいいと思うであろう。

しかし、それは我々地球人の感想であり、彼が妻子持ちの40代サラリーマンということは忘れてはいけない。実際彼の声はかなり低めである。

そういえば他の任天堂ゲームにもこんな感じのキャラがいたような・・・


宇宙服を着ているため分かりにくいが中年太りに悩まされているようで、お腹はプニプニ。

年齢や過労、不健康な食生活からか、頭重感、胃痛、腰痛、四十肩といった症状も現れており、体調はあまり芳しくないようだ。


人間関係

家族

前述の通り核家族。

娘が息子を『おにいちゃ』と呼んでいる事から、娘が妹で息子が兄である。

数ヶ月会えないこともしばしばだが、オリマーも家族も(基本的には)和やかな関係を築けているようだ。


オリマーに顔がそっくりな妻。

元々は学生時代の同級生で、告白は妻から、求婚はオリマーかららしい。

2人がアツアツな時期はあったらしいが、今は財布を握られていたり、ガミガミ叱られたりするなど、色々と頭が上がらないようだ。


『2』では借金返済後にメールを送ってくるようになるが、特別ボーナスという大金を手に入れたことで、日にちが進むごとに成金趣味になって行き、息子や娘に夜10時まで厳しい塾に行かせ、チャッピーもサーカスに通わせ、自分はリゾートのカジノに入り浸るといったスパルタ・ママへと変貌していく。

お宝コンプリート後はカジノで全財産をすったことで元に戻り、最終的には「あなた☆愛してるわ!!!」(※全文ピンク)というメールしか来なくなる。

ちなみにHD版だとこの辺りの表現はかなり軟化している。


息子

勇者に憧れるヤンチャ盛りの息子。

『1』ではお土産をねだられ、PNF-404で拾ったものを渡そうとしていたが、『2』では借金のカタに(勝手に)持っていかれ、『3』で拾ったものは他人の宇宙船のパーツだったりと、なかなか渡せていないようだ。

最近は冒険に連れて行って欲しいとせがまれている。


少々元気が良すぎるオリマー家のおでんば姫。

妹ながら息子よりたくましくしっかりしているようで、宝石や真珠をねだる、メールで「たんしんふにんなの?」と聞いてくるなどなかなかおませさんなところがあるらしい。

かつてオリマーの部屋だった場所は、今では娘の部屋になっている。


チャッピー

目が飛び出た宇宙犬。同名の原生生物は彼(?)から名前を取ったもの。

流石にあそこまで大きくはなく、体高は息子よりも小さい。

聡明極まりないらしく、長期間顔を合わせなくても会えば懐いてくれるという。


ホコタテ運送

ホコタテ星の片田舎で社長の経営する零細企業。

大きい企業では無いが業績は安定している…はずだったが、『2』でのルーイのやらかしによって倒産の危機に陥る。

宇宙服などの支給品も社長が通販ショップで買ったボロいものばかりで、日誌の中でも会社への愚痴は絶えない。


ルーイ

ホコタテ運送の後輩。

『2』『3』では彼と共に会社のためお宝探しをする羽目になる。

無口故に話しかけづらいらしく、オリマー自身も彼についてはあまりよく分かっていないようだ。(曰く、ピクミンよりも何を考えているのか分からないらしい)

食事の量はオリマーの3倍で、その食欲にはいつも驚いているそうだが、彼が原生生物を食べることについてはあまり把握していない。


前述の通り、度々社外の人間にも迷惑をかける彼を庇っているオリマーだが、その際は「彼は純粋で不器用なやつなんだ」「悪い奴ではないんだ」と説明している。(コリーには「それって悪いことなのでは…」とツッコまれていたが。)


社長/ル・チャチョー

ホコタテ運送の社長。

オリマーと同じくかつては冒険家を志していた。上司としては部下の扱いが荒く、特にオリマーはその操縦技術を買われてか危険な仕事を押し付けられている。

そういった面の皮の厚さと口うるささにはオリマー自身うんざりしているものの、その前へ前へと進むパワーには感心しているらしい。


『2』では借金返済後、行方不明となったルーイの代わりにお宝探しに同行する。


ドルフィン初号機

ホコタテ運送のポンコツ宇宙船。

『2』では彼に乗ってお宝探しに向かう。

一見礼儀正しいがとにかくやかましく、操縦にケチを付ける、お宝鑑定の解釈に反対すると拗ねる、原生生物(虫)を回収しようとすると取り乱すなど。

社長がお宝探しに来た時にはダブルでやかましくなり、無口なルーイの方が良かったと思うほど。


しかしながら「自分の乗る宇宙船を信じられないようでは一流のパイロット失格」という考えから、彼のことはそれなりに信頼を置いているようだ。


その他

ピクミン

墜落・遭難した未知の惑星で巡り合った、シリーズタイトルにもなっている不思議な生き物。

個々の力は弱いが自身を引き抜いた存在に労働力を提供することで共生を図る生態を持ち、オリマーは彼らを増やして指揮することで様々な困難を乗り越えてきた。

オリマーは彼らから見た自分を「あくまで偶々巡り合った自分と、自らの持つ本能に従い共生関係を結んだ・繁殖のために利用する相手としたに過ぎないのだろう」と一線を引いて解釈しており、ピクミンの持つ生物としての冷酷な一面を理解している。その一方、オリマー自身からは「自身の失策で大きな被害を出してしまった際に悔恨と謝罪の言葉を綴る」「機嫌よく歌っているのを目にして一緒に歌ってみる(音痴過ぎて顰蹙を買ったが)」「別れの際には再開を願う言葉を送り、実際にそれが叶った際には喜ばしい様子を見せる」など共に困難に立ち向かう頼もしい仲間として接しており、可能な限り丁重に扱うよう心掛けている。


なお「ピクミンからの解釈」はあくまでオリマーからの推測であり、ピクミン3では神格化されたオリマーらしきものをピクミン達が讃えているかのような謎の壁画があったりする…。


オリマーの周りにクセの強い人物が多いこともあり、プレイヤーからは「オリマーに対して最も誠実に接しているのはピクミン」「肉体的には過酷だが、精神的にはピクミン達と一緒にいるときの方が楽そう」などと囁かれているが、実際にそうであるかは全て彼の胸の内である。


シリーズにおける活躍

ピクミン

有給休暇を使った気ままな宇宙旅行の途中、隕石と衝突してしまい、未知の星に墜落してしまう。

宇宙船の多くのパーツが行方不明となり、さらにこの星の大気ではホコタテ星人は呼吸出来ないのに宇宙服の生命維持装置は30日分しか使用できない。

そんな絶望感が漂う中、偶然にも引っこ抜いた人物に従う不思議な生物「ピクミン」と出会う。

機転を利かせたオリマーは、ピクミンの力を借りて現住生物を倒したり道を作りながらパーツを回収し、宇宙船ドルフィン号を修復して無事帰還することができた。(ただしバッドエンドでは)

因みに脱出成功後にこの時のエピソードをまとめて本を出したり(そのうちの一つがピクミンの攻略本である)講演活動を行っていた模様(恐らく借金を返済しルーイを救出した2の出来事の後に行っていた可能性がある)。


ピクミン2

新人社員のルーイが仕事中、宇宙ウサギに積荷のゴールデンピクピクニンジンを食べられたことから、ホコタテ運送は多額の借金を抱えてしまい、オリマーのドルフィン号も借金のカタとして売り飛ばされてしまった。

だが、子供の土産に未知の星から持って帰ってきたガラクタがドルフィン初号機の鑑定で100ポコの価値(オリマー曰く高級料理がいくらでも食べられる)があるとわかり、社長はオリマーとルーイを未知の星に宝探しに行かせる。

必死の思いで完成させた宇宙船を借金のかたに売り飛ばされ、さらには帰還したと思ったらまた逆戻りと、不幸体質である。

借金を返済した後も、星に置き忘れてきたルーイを連れ戻すという建前で荒稼ぎしたい社長に連れ回されるはめに…。


ピクミン3

チャーリー達がやって来るより前に、ルーイと共に未知の惑星へ三度目の探索へと訪れていた。

原生生物にドルフィン初号機を破壊されたり、アメニュウドウに軟禁されて助けが来るまで延々と愛でられ続けたりと、今作でも彼の受難は続いている。

『3DX』ではアルフ達の冒険の裏でのオリマーの動向が描かれるサイドストーリー「オリマーの冒険」、

そしてその後初号機を回収するために逆戻りする「オリマーの冒険 ふたたび」が収録。

2よりもパンチなどが弱くされているが、2で強化した宇宙服は社長が借金の形に売っぱらってしまい、安物(オリマー曰く「恐らく社長が通販ショップで購入した物」)を支給されたとのこと。

しかしG-Padは手に入れている模様。


Hey!ピクミン

新型のドルフィン号「ドルフィン2号機」に乗って運送の仕事に復帰している。

一仕事終えてホコタテ星に帰ろうとワープ航法を作動させたが、何らかの理由でワープが誤作動し、ピクミンのいる星付近の小惑星帯に転移してしまう。

突然見知らぬ小惑星帯に放り出されたために無数の小惑星を回避しきれず、ドルフィン2号機を破損させてピクミンのいる星に不時着する。

事故の際に宇宙船のエネルギーと宇宙船の一部のパーツを失っており、またもやピクミンの力を借りてそれらを探す冒険に出た。


ピクミン4

今作ではレスキュー隊員の主人公が、隕石に衝突して未知の惑星へ墜落した彼(+彼を救助に向かったレスキュー隊の7名)を救助するのがゲームの目標となっている。

『1』と同じく愛機ドルフィン号のパーツがバラバラに散らばり、その後惑星内での飛行や救難信号の送信ができるまで復旧できたようだが、それでもパーツが欠けており自力での脱出はできない模様。

なお、救難信号の送信時に航海日誌を添付しているのだが、救難信号ゆえに誰でも受信できる状態だったため、航海日誌の内容に興味を覚えた一般人がお宝欲しさや惑星の調査などの理由で勝手に惑星に来訪・遭難するという二次被害の原因になってしまった。


添付された航海日誌によると、生命維持装置が機能するのはあと数日ほどしかないらしいのだが、レスキュー隊の到着は1ヶ月後のことであり………


業

…その後、レスキュー隊は彼に似ている葉っぱ人と遭遇し、ダンドリバトルで何度も対決することになるのだが…


…お察しの通り、オリマーの航海日誌でのピクミンや原生生物、オタカラなどに対する反応から、ゲーム中でも『4』のストーリーは『1』のifストーリーのような形であることが示唆されている。

ただし、後に宇宙船のパーツ自体は自力で集め切り、一度脱出に成功したものの付いてきてしまっていたモスの様子がおかしいことに気がつき、引き返したところで生命維持装置が切れてしまったことが明かされている

その後はモスとピクミンによってオニヨンに運ばれることで、葉っぱ人として蘇生された。


クリア後には彼が遭難中の出来事を体験するモード「オリマー遭難記」が解禁。

15日以内に全ての宇宙船パーツを集めないとゲームオーバーという、『1』を彷彿とさせるモードとなっているが、全て集めても前述の通り葉っぱ人になり、集めきれなければ『1』のバッドエンドと同じ流れで葉っぱ人となってしまう。




ピクミンのいる未知の惑星への来訪履歴

シリーズ状況
1『初代』墜落⇒遭難
2『2』借金返済前お宝探し
3『2』借金返済後お宝探し、ルーイ捜索
4『3』オリマーの冒険お宝探し
5『3 デラックス』オリマーの冒険 ふたたびドルフィン初号機の回収
6『Hey!』墜落⇒遭難
1'『4』墜落⇒遭難
2'『4(オリマー遭難記)』全パーツ回収後モスを送還⇒ピクミン化
3'『4』救出後オッチンの治療に協力

外部出演

大乱闘スマッシュブラザーズ

第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から、ピクミン達を連れてピクミン&オリマー名義で参戦。


攻撃手段はもちろん地面からひっこ抜いたピクミン。赤青黄紫白の5色が使用でき、当然ながら数が多いほどワザの威力やリーチも強力となる。

各種ワザはリーチ・ふっとばし力・判定の強さが概ね高水準であり、さらにワザの出が早い上に後隙もあまりない。


一方でピクミンを連れていないと殆どの攻撃ワザが出せなくなってしまう。代わりに、For以降は羽ピクミンでの復帰がしやすくなる。

また、スマッシュ攻撃のピクミンは飛び道具扱いのため、反射持ちファイターに反射されてしまう点にも注意。


詳しい解説はピクミン&オリマーを参照。


関連イラスト

ピクミン生活。横たわる

オリマーさんとピクミンピクオリ!


関連タグ

ピクミンシリーズ ルーイ(ピクミン) 社長(ピクミン)

ホコタテ聖人


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