概要
第36代目から代々レスキュー隊の隊長の家に仕えている救助犬一族の新米で、遭難したキャプテン・オリマーのレスキュー隊の一員としてミッションに初参加する。性別は雄。
黄色い体にオレンジの模様、尻尾の先端の白い毛が特徴でプレイヤーが選んだ服と同じ色の首輪をつけている。当初は主人公よりも小さいが、遭難者の救出に初めて成功すると大きくなり、背中にリーダーとピクミンを乗せられるようになる。
レスキュー隊の隊長であるシェパードの言うことしか聞かないはずであったが、初めて出会った主人公になぜか懐き、そのままピクミンに次ぐ相棒として活躍することになる。
遭難者を見つけレスキューキャンプに連れて帰ったり、葉っぱ人をチリョウすると「やる気」が上がり、「レスキュー訓練」で様々なスキルを覚えることができる。
能力
初期状態の運搬能力はピクミン3匹分。トッシンで硬いツボなどを破壊できる個性は有るものの、水に入れば溺れるし、戦わせるとすぐに瀕死とちょっと強いピクミン程度の存在である。
ちなみに、紹介映像ではピクミン達を乗せ水上移動していた為、体験版などで最初からオッチンが泳げると思い溺れさせてしまうプレイヤーが多発。(溺れてから2日後、もしくははなふぶきの楽園到達2日後にイヌカキを習得する)
しかし、訓練で強化すれば運搬能力は100匹分に到達。猛トッシンでコチャッピー等の小型原生生物を瞬殺し、鬼カミツキで空中の敵にも攻撃できるようになる。
オリマー救出後には重量キャパ内ならどんな大きな運搬物も口に頬張って運べるマルノミや、全てのスキルを覚えた後に壁や敵にぶつからない限り無限にトッシンできる無限トッシンを習得できる。
更には開発担当のラッセルが制作したHPを高めたり各属性に耐性を付ける装備を作成すればどんどん強くなる。
狭い隙間や穴を通れず、のぼり粘土などを使った垂直登坂も出来ないなど弱点はあるが、そういった場面は限られているし、逆にオッチンしか通れない穴もある。
移動、戦闘、運搬の大部分の多くで活躍する為、このゲームはもはやオッチン4だというプレイヤーもいる。
しかしながらオッチンの真価はそのパワーだけでなく、単独行動可能なプレイアブルキャラ、つまりもう一人のリーダーという点。
複数リーダーによる分担、並行作業は2以降のピクミンシリーズの華であるが、今作でそれを実現するには、主人公とオッチンで隊列を分割しなければいけない。ダンドリチャレンジなどではそれが顕著になる。
物語中盤ではパイロットのバーナードを葉っぱ人から戻した際、まるで入れ替わるかのようにモスと同じように尻尾が葉っぱになってしまう。
その場では影響はなかったが、後にPNF-404に留まらざるを得ない状況を引き起こし(その上、救助隊本部から全ての遭難者を救助せよという指令が出た)、後半はこのオッチンの葉っぱを治療するのがストーリーのメインとなる。
余談
名前の由来は、近畿地方で「きちんと座る」を意味する方言。
オッチンとピクミンをしばらく放置すると、ピクミンと戯れる待機モーションが見られる事がある。
最初の頃はオッチンが遊ぼうとしてもピクミン達は無反応なのだが、成長していくとピクミンからの信頼を得たのか一緒に遊ぶ様になる。
普段は目を見開いているが、原生生物が視界に入るとジト目になる。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
1月12日に突如開催された新イベント「勢揃い!シリーズ最新作のスピリッツ」にてまさかの登場。
階級はACEのサポーターで、スキルは「シールド削り強化」。
スピリッツ戦ではジャイアント化したカービィを母体にしており、お供にピクミン&アルフを連れている。
カービィが母体なのは上記にあるオッチンの能力である鬼カミツキとマルノミの再現であり、巨体になっているのも原作に於ける主人公との体格差を表現したのだろう。
また、スピリッツ戦にて相手のカービィはダッシュ攻撃を多用する他、「超速ダッシュ」のスキルにより通常のダッシュでもダメージ判定があるという特性がある。これは恐らく猛トッシンと無限トッシンの再現だと思われる。