桜井裕志(さくらいゆうじ)とはBECKに登場するキャラクター。ロックバンドメンバーBECKのドラマーで、BECKに加入するのはコユキ中学の不良連中から絡まれたときに彼を庇ったのがきっかけである。
メンバーからの愛称は「サク」、コユキはサク君と呼んでいる。
人物
コユキが通っていた中学校から知り合った転校生。親は転勤族で過去にも数回転勤を繰り返していた。ドラムは7歳の頃から始めており、独学ながらBECKのメンバーである南竜介や平義之も唸らせる腕前だった。高校時に家庭の都合で九州に転校することになったが、コユキや仲間を慕う余り家を飛び出し、2ヶ月で東京に出戻りした。
周囲からも荒削りだけど伸びしろがある、気持ちの良いドラムと評されている。音楽プロデューサーの嵐からはダメ出しされていたが、自身もコユキの歌声を生かせないと悔し涙を流し、それがきっかけで大阪の名ドラマーを慕って彼に弟子入りすることになり、総合格闘技のトレーニングをしているうちにドラマーに必要な体力が備わることになった。その後は大幅にスキルをアップさせ、周囲を驚かせている。
顔は細目で、瞳を開いたことがない。それで常にニコニコしているように見えているが、実はかなり感情的で情熱的、ノリ、ツッコミも激しいタイプであり、メンバーで一番真面目に見えて、時に大胆な行動もしでかしてしまう。高校時はガソリンスタンドでアルバイトをしており、店長からも真面目な仕事ぶりを気に入られていた。卒業後はインテリア会社でバイトしながら生活費と活動費を確保、そこでも筋が良かったことから店長から何度も社員入りの勧誘を受けたりしている。
対して勉強はあまりできず、それでコユキと同じ高校に進学。高校時代に知り合った益岡弘美と堅実な交際を続けている。