概要
プロフィール
田中幸雄(たなかゆきお)とはハロルド作石の漫画作品及びアニメ『BECK』に登場する主人公。男性。あだ名はコユキで、これは年上に同姓同名の人物がいたことから小柄な幸雄ということでコユキと名付けられた。
無論、これは日本ハムファイターズで2000本安打を達成し、ミスター日ハムと称された田中幸雄に因むものであり、彼も入団時には彼(180cm)より更に大柄の投手がいたために付けられたあだ名が「コユキ」である。ハロルド氏は大の野球好きであり、特にパリーグ、千葉ロッテマリーンズのファンとして知られ、劇中にも様々な野球ネタや野球選手を元にしたキャラクターが登場している。
pixivタグではあだ名のコユキで登録されているものも少なくない。
人物
元は気弱で消極的な中学生。それで何ひとつ面白みのない平々凡々とした生活を送っており、本人もモノローグで(退屈なヤツ)と自潮気味だった。しかしかつて書道教室で一緒になった一つ上の幼なじみにして水泳部のエースとなっていた石黒泉(コユキは泉ちゃんと呼んでいる)に再会し、だんだん社交的となり自分を取り巻く環境が変わっていく。そして彼女はロックバンド、ダイイングブリードの大ファンであり、彼のコピーバンドのライブハウスに誘い出した。
彼は色々な事件にも巻き込まれていく中、ニューヨークからの帰国子女でもある南竜介と出会い、彼の妹、南真帆に歌を披露したことがきっかけで突如音楽の世界に入っていくようになり、そこから市民プールで知り合った小肥りの中年、斉藤研一によって水泳とギターの双方を鍛えられるようになる(水泳はスパルタ、一方のギターは親切)。後にギターの腕も上達していき、南竜介率いる新ユニットのロックバンド『BECK』のヴォーカルとして頭角を現していくようになる。
なお、当初は石黒泉に惚れており、お互い仲が良かったが、彼女の方は最初から仲のいい友達としての付き合いだった。しかし、後に彼女の方からコユキに惹かれていくも、高校で疎遠になってしまってからは彼の心は既に真帆にあり、自分から身を退く決断をする。