基本データ
プロフィール
性格
常に柔和な表情を浮かべて飄々としている為、掴みどころが無い。
物腰は低いが非常に饒舌。
争いや面倒事を嫌い、任務の遂行を最優先する。
狡猾で策略高く他者を言葉で操ることに長けている。
好物のゆで卵はアニメでは一度に5個食べる程好き。しかも丸飲み。
蛇か貴様は。
概要
統制機構の諜報部に所属する衛士。階級は大尉。
初出は家庭用『CT』のストーリーモードから。ノエルに任務の指示を伝えているシーンがある。
蛇を模した鎖型のアークエネミー「ウロボロス」を持ち、空間から射出して攻撃する。また近接用の武器としてバタフライナイフも持つ。
『CS』ではジンとミュー以外のラスボス。ジンは4人目の対戦相手として登場するが、ミューは登場しない。
『CF』ではエンブリオという特殊状況下の中、テルミと別の思惑をもって動き出す。
人物
統制機構に忠実な、諜報部の衛士。礼儀正しく、部下に対しても敬語で話す。
常に薄ら笑いを浮かべ、丁寧な物腰を崩さない。その様子は一周回って不気味にさえ見える。
『CT』では脱走したジン=キサラギの追跡という名目で、ノエル=ヴァーミリオンと共にカグツチに赴いた。しかしその裏には、ノエルを蒼の継承者に仕立て上げ、その力を利用して境界に封印されている六英雄・ユウキ=テルミを復活させるという目的があった。
『CS』以降は、自身に憑依したテルミの指示のもと、マスターユニット破壊のためにあちこちで暗躍している。
『CS』での非道な行いから悪魔のような男として見られがちだが、実際にやっているのは中にいるテルミである。しかしハザマの方も、丁寧な言葉遣いの中にどこか悪意が感じられたり、後述するように他者を苦しめることに全く躊躇する様子を見せないなど、大よそ善良とは言いがたい性格で、テルミほどではないにしろ悪人と言って差し支えない人物である。
また『CF』では生まれながらにして「痛み」を感じない特異体質を持っていることが明らかになった。その影響か、他人が痛みに苦しむ姿に強い関心を抱いている。『CF』では度重なる能力の行使により弱っていたレイチェル=アルカードを拘束し、「実験」と称した拷問にかけるという鬼畜ぶりを見せた。またかつてラグナの妹サヤを痛めつけ、その魂を破壊したのもハザマであり、同作ではそのことを愉快そうにラグナに話していた。
テルミ、カズマとの関係
ハザマの正体は、精神体であるテルミが現世で行動するために造られた「器」である。
身体そのものが、テルミが力を行使するための魔導書となっている。テルミ曰く最強の魔導書とされる「ブレイブルー」の模造品であり、作中では「碧の魔導書」と呼ばれ、ラグナの蒼の魔導書を上回る力を見せた。
『CS』では突如、チンピラ口調の攻撃的な性格に豹変することがあるが、これはハザマに憑依しているテルミと人格が入れ替わったことによる。その演出から二重人格、あるいはハザマはテルミによる演技の一環のように解釈できるが、ハザマとしての魂や個性は本物であり、二人はれっきとした別人である。
『CP』以降は別々に立ち絵が用意され、さらにテルミがプレイアブル化するなど、二人が違う人物であることがはっきりと分かるようになっている。
なお自身に憑依しているテルミに対しては従順だが、『CF』にて、それはテルミの力を恐れてのことで、本心から忠誠を誓っている訳ではないことが語られた。
カズマ=クヴァルとは容姿が似ており、また同じテルミの器であるという共通点を持つ。また境界を通して情報を共有することで(あるいはテルミから教わって)カズマ時代の記憶も有している。そのためかトリニティのことを「クソ女」「クソ眼鏡」と、因縁の相手のように憎たらしく呼んでいた。トリニティもハザマとカズマを同一視している。
ただ生まれた場所も時代も違ううえに、一人称も別(「私」)である。また自分がカズマと同一視されていることを「(トリニティの)昔のお知り合いにでも似ていたんじゃないですか?」と話しているため、似ているだけでカズマとは別人である模様。
評価
演出面からテルミと同一視されることが多く、特に『CP』以前はテルミの悪逆非道ぶりがそのままハザマの評価に直結していた。そのためプレイヤーからは、ブレイブルーを代表する悪役として認知されている。
事実、ノエル=ヴァーミリオンを闇堕ちさせたり、ツバキ=ヤヨイを徹底的にいたぶるなど、非道な行いが多い。
しかし意外にもキャラ人気は高く、10周年記念の人気投票ではラグナに次ぐ2位であった。ほか、抱き枕カバー、フィギュア、お風呂ポスター、アークエネミー「蛇双ウロボロス」を模したアクセサリが製作されるなど、グッズ面でも優遇されている。
ちなみにツバキ=ヤヨイ役の今井麻美女史が大嫌いなキャラクターでもある。
宣伝番組『ぶるらじ』では、そのことを何度も憎たらしそうに話している。
戦闘中のボイス
楽しい事にも定評がある。
攻撃全般の時に叫ぶ「ヒャッハー!」、「ザシュっと」や
ディストーションドライブ「蛟竜烈華斬」の「気持ちいいだろう?」、
被弾時の「あいだだだだ!」、「ぎょえへー!」、「参りましたァー!」。
他にも「おほ?」、「カカッとね!」等々。是非一度ゲーセンで聞いていただきたい。
ゲーム中の性能
CALAMITY TRIGGER
ストーリーモードにのみ登場。ラグナ・ノエルを前にテルミの人格を露にした。
ここでのハザマはNPCであり、操作は不可能。
CONTINUUM SHIFT
本作からプレイアブルキャラになる。
シンプルかつ非常に汎用性の高い飛び道具のドライブ「ウロボロス」と、リーチは短いが性能のいい近接技とを駆使して攻め、ゲージを溜めてからの高火力コンボで大きなリターンを取るキャラクター。
ウロボロスの牽制性能が高く、遠距離でうかつな低空ダッシュや牽制を振った相手に突き刺す事で大きなリターンが取れる。
ハザマ側はウロボロスをガードされたとしても、キャンセルしてその場に留まるか遠距離から接近して固めるかという選択肢を取ることが可能で、かなり有利。
その為、基本は中~遠距離で戦う事となる。
また、遠距離に徹したキャラという訳でも無く、近距離での通常技もかなり優秀なものが多い。
強力な暴れや判定の強い対空、構えからの単純2択、無敵時間つきのコマンド投げ等、必要な物は一通り揃っている。
ディストーションドライブの蛇翼崩天刃はハザマの主力となる技で、ヒット後に繋げるコンボでダメージを稼ぐことがハザマを使う上での基本となる。
蛇翼使用後のコンボはどのシリーズでも火力とゲージ回収に優れ、高いダメージを与えるだけではなくコンボ終了後には再びゲージが50%以上溜められるほど回収できるため、再び蛇翼を使える態勢を整えられる。
通常技から繋げて発動することはもちろん、発生の早い無敵技なので、守りからの切り返しでヒットさせコンボに繋げることで劣勢から一転して大幅なリターンを得ることもできる。
蛇翼がない場合の火力はやや低めであるが、蛇翼を使うことでどんな状況からでも高火力のコンボを使い使用後に再び蛇翼を使えることが、ハザマの大きな強みの一つである。
しかし、ウロボロスを直前ガードされると、近づいたときに攻撃で割り込まれてダメージを食らう等、対策を徹底されると立ち回りは厳しくなる。
また防御面が若干弱く、切り返しに使える技はカウンターアサルトか発動から完全無敵の蛇翼崩天刃のみ。さらに攻撃判定発生と同時に無敵が消えるので相討ちがあるほか、先読みされてより無敵の長い技を重ねられると負けてしまう。
ステップタイプのダッシュな為に機動力が無く、相手のバックステップに対応しづらい。
また通常技は性能が高いものの、それぞれの技が効果的に使える状況は限定的であり、立ち回りでは状況に応じて技を選択することができなければ性能を引き出すことができない。
そして通常技は牽制に使える性能のものが少なく、機動力の低さもあいまって、牽制がウロボロス頼みになってしまうのも泣き所である。
また蛇翼は非常に強力だがゲージを50%消費するため、蛇翼を適切な場面で使えなければゲージを無駄にしてしまい、充分にキャラの性能を引き出すことはできなくなる。
こちらが攻めているときはかなり強いが守りに入ると弱いため、できるだけ自分のターンを維持することが重要になる。
外伝作品
本編とはまた異なる世界線のブラッドエッジエクスペリエンスでは「少年」と呼ばれる外見のハザマが登場。レリウスとヴァルケンハインの協力者として物語の終わり近くに登場。
関連イラスト
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