概要
CV:大原さやか
皇桜女学院の女性教師。楚々とした糸目美人。
奏流院朱美や(後に編入してきた)ジーナ・ボイドのいる2年A組の担任で、34歳。和服姿の落ち着きある大人の女性で、一見すると冷静沈着でおっとりとした人物だが、ときにはそうした佇まいのまま毒舌や凄みのある目付きをみせるなど、底知れぬ威圧感を垣間見せることも。
同僚の立花里美、愛菜るみかの二名とは、よく飲みに出かける友人関係にあり、3人の中では唯一の既婚者で二児の母(後述)。二人と同じく体型の崩れを感じているらしいが、るみかからは「一番年上なのにスタイルが良い」と評され、トレーナーの街雄鳴造も唸らせるプロ並みの運動神経と体力を持ち合わせている。…ただし、年齢についての言及には敏感で、年下の里美やるみかから「最年長者」「中年の星」などと評された際には静かな怒りをみせている。(最年長はギリギリセーフで中年はアウトらしい)
ある日、里美が職員室に置き忘れたシルバーマンジムの会員証を発見し、彼女の元に届ける名目で、るみかと共に里美や紗倉ひびきたちの通うジムを訪れ、共に体験コースで街雄鳴造の指導を受けた。プロの指導や設備の充実から気に入ったらしく、自宅近くにある別支部のシルバーマンジムへの入会を決めた。里美たちのいる首括町支部にはたまに顔を出しに行っている。
他の面子がボケてばかりなので静かなツッコミ役に落ち着いているが、実は全キャラの中でも一二を争う危険人物である。
余談
実は夜叉は、本作と同原作者の漫画『ケンガンアシュラ』などに登場する「呉一族」の一人であり、彼女の持つ黒目と白目が反転した目も、一族に共通する身体的特徴の一つである。当然、身体能力も超人めいており、変なボケをかましてきたジェイソン・スゲエサムを片手で締め上げている。
同作に登場する呉迦楼羅は娘、一族当主の呉恵利央は祖父であり、その他の家族として45歳の夫、半次郎(一族の婿養子)と15歳になる息子、沙楼羅(迦楼羅の弟)がいる。本作では一族の集まりに参加していたり、迦楼羅含む家族と共に卓を囲んでいる姿が確認されている。また、迦楼羅の概要欄で確認される限りでは、「職業は殺し屋 兼 教師」、「夫も殺し屋」、「息子も殺し屋 兼 学生」「得意武器は薙刀」であるとのこと。
勿論このことは周りには秘密であり、里美からスポーツ経験の有無を聞かれた際には半開きの目で不敵な笑みを浮かべて軽く威圧していた。
作中では一族の奥義である「外し」を使ってるような描写が見られた。
『ケンガンオメガ』では一家総出で登場。迦楼羅が十鬼蛇王馬に嫁ぐことについては肯定的で夫ともに祖父恵利央を慰めていた。恵利央もその際、夜叉に周りの目をはばからずに泣きついており、娘と同じく祖父に溺愛されていることが窺える。(夫の方は「君にお祖父様と呼ばれる筋合いはないわ!」と嫌われているようだが)
なお、あまり注目されていないが第一子である娘の年齢と逆算すると彼女は18歳(高校卒業前後)で迦楼羅を産んだことになる。娘、もとい一族の例に漏れず彼女もまた早熟であるともいえるが、ある意味凄いのはまだ成人前であった彼女との間に子を儲け、暗殺集団の一族(特にあの子煩悩の族長直属)の一員としてなお存命である夫で婿養子の半次郎だろう。
迦楼羅と比べると戦闘力や察知力は大分落ちるらしく本郷姫奈のヤバさには気づいてない。