概要
『プチカラット(Puchi Carat)』とは、タイトーから開発・発売されたパズルゲーム。
1997年にアーケードゲームとして稼働され、後に様々な機種へ移植された。
アーケードではパドルコントローラー(ダイヤル式コントローラー)が使用されており、家庭用でも「ボリュームコントローラー」という名で別売りで販売されていた。もちろん通常のコントローラーでもプレイ可能。
対応機種
機種 | 発売日 | 備考 |
---|---|---|
アーケードゲーム | 1997年10月 | |
プレイステーション | 1998年6月25日 | |
ゲームボーイカラー | 1999年4月23日 | 続編。一年後が舞台となっている。 |
プレイステーション2 | 2005年7月28日 | 『タイトーメモリーズ 上巻』に収録。 |
ゲームアーカイブス | 2008年9月24日 | |
イーグレットツーミニ | 2022年3月2日 |
続編はGBC版のみ。他はすべて移植作となっている。残念ながら現在(2021年)GBC版の移植や配信が無い為、プレイするには中古品を購入するしか方法が無い。
ゲームシステム
ブロック崩しのようなシステムになっており、ぶら下がっているブロックをボールで消していく。同社のゲーム『パズルボブル』のように孤立しそうなブロック群を切り離しちぎって消す事もでき、落下させた数に応じて相手側へ攻撃ブロックを送り込める。
上から迫ってくるブロックや相手からの攻撃ブロックが一定のラインより下のゾーンを通過するとゲームオーバーになってしまう。
ボールを自機より下へ落としてもゲームオーバーにはならないが、上からブロックが追加される。そのブロックを上手く活かせるかどうかが勝敗の分かれ目となる。
ストーリー
今、ここに12個の秘石と呼ばれる石がある…
時代は流れ、12個の秘石は12人の手元に…
その12個の秘石が1つになる時…
その者の願いが叶うという…
“神秘と謎の研究論文・第十二章より”
科学と魔法が共存する世界“ジェムストーン”。
その地の象徴たる“オプティカル神殿”にはかつて12個の秘石が祭られていたという。
人々はどんな願いもかなうというその秘石に、発展と平和を願って日々を過ごしていた。
だが500年前、盗賊グロッシュラーにより秘石は奪われ、心のよりどころを失った人々を高度な魔力を持つ者たちが支配していった…。
はるかな時が流れ、グロッシュラーの奪った秘石は今、12人の手の中で光り輝いていた。
そして彼らは、それぞれの想いを抱き、秘石を求めて旅立ったのである。
ある者は平和を求め、またある者は支配の欲望に突き動かされて…。
(※公式説明書から引用)
主な登場キャラクター
名前の由来は誕生石(作中では“秘石”)から。
性格や生い立ちもそれぞれが所持している秘石の石言葉に近いものとなっている。
パトラ子は同社のパズルゲーム『クレオパトラフォーチュン』からのゲストキャラクター。
- ガーネット=グロッシュラー (CV:くまいもとこ)
- シスト=コランダム (CV:浅田葉子)
- フローライト=アクア=ベリルマリン (CV:柴田由美子)
- シーモンド (CV:柴田由美子)
- ルミニー=ラルド (CV:くまいもとこ)
- パール=アラゴナイト (CV:馬場澄江)
- デール=アラゴナイト (CV:馬場澄江)
- ビー (CV:くまいもとこ)
- ペリードット (CV:浅田葉子)
- サファイア=コランダム (CV:柴田由美子)
- オパー (CV:高山勉)
- シェリート=パーズ=ベリルマリン (CV:高山勉)
- ルコ=ハウライト (CV:馬場澄江)
- クミクミ
- パトラ子 (CV:浅田葉子)