概要
コロコロイチバン!創刊号(2005年3月25日発売)から曽山一寿先生が連載していた漫画。
技の名前をテキトーに考えて叫べばその通りの技が出る不思議な棒・「わざぼー」と、その使い手である主人公・「技々みみみ」が、とある山の頂上にて宝を狙う敵と戦っていくストーリー。
《第一部》
わざぼー使い・技々みみみは、ある日お面村長から「悪者から"たから"を守れ」とだけ言われて断崖絶壁の山の上にムリヤリ連れて来られる。しかし、そこで悪者から"たから"を守っていうくうちに、悪者たちに"たから"を狙うよう命令を下しているボス・わざ武王と出会い、同じくわざぼー使いである技風むむと共に力を合わせ、死闘の末にこれを撃破する。
《第二部》
"たから"を守る任務が完了したと思われたみみみだが、今度はわざ武王ではなく、悪のわざぼー使い・技神まーという男から命令を下されて"たから"を狙う悪者が現れた。そして4人目のわざぼー使い・技星めんめんとの会合を得て、みみみはわざ武王と技神まーの《計画》を知る。
言ってしまうと、第二部最終戦にてみみみ達が暗黒ま城の倒壊に巻き込まれ消息不明となる形で最終回を迎え、その続編として『わざぼ-最終章わざぐぅ!』が連載された。
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』と比べてシリアスなシーンが多いのが特徴だが、各月連載、しかも雑誌がマイナーというのも相まって単行本の売れ行きが不調であった。
このことをネタにして、同作者の作品・絶体絶命でんぢゃらすじーさん内で「どうしたら"わざぼー"が売れるのかを考える」というギャグ回が存在する(絶体絶命でんぢゃらすじーさん16巻収録「わざぼーじゃっ!」にて)。
単行本背表紙には技々みみみをはじめとする各キャラのキャラクタープロフィールが書かれているが、「わざぼー」の単行本は全6巻のため、技神まーとわざ武王はプロフィールが存在しない(1巻⇒技々みみみ、2巻⇒わざぼー、3巻⇒技風むむ、4巻⇒わざこ、5巻⇒技星めんめん、6巻⇒わざっチ)。
表紙カバーとカバー裏で文章が異なっており、カバー裏には登場キャラの生活面あふれるコミカルな裏設定が綴られている。
また、曽山一寿氏の作品で尚且つ小学生男児を対象とするマンガ雑誌にしては珍しく女の子が主人公のマンガである。
キャッチコピーは「言葉の数だけ"わざ"がある!!」
登場キャラクター
主要人物
技々みみみ 技風むむ 技星めんめん 技神まー お面村長CV:津田健次郎
わざこ(メイン画像の右上)
わざっチ(メイン画像の左上)
第一部の敵キャラ
カラカラ アーマン レイザー チャオチャオ イーズル&ホーアン
第二部の敵キャラ
番外編付録DVD
「ナレーション」CV:津田健次郎※お面村長と兼役。
特別掲載わざぼー
※続編「わざぐぅ!」内で1回のみ「特別掲載」の形で掲載された回。わざぐぅ6巻収録。