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わざ武王

わざぶおう

わざ武王とは、「わざぼー」「わざぼー最終章わざぐぅ!」に登場するラスボスである。
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クカカカカ!!

いいだろう……教えてやる…!!

恐怖と…、絶望と…、悲しみ…と…、……そして……、服従をな!!!

もう二度と!

裏切ることが出来ないように!!


概要編集

登場作品編集

わざぼー わざぐぅ!


わざぼーシリーズ最強にして最悪の怪物でありラスボス

名前の由来はおそらく「わざぼー」⇒「わざぶぉう」⇒「わざぶおう」だと考えられる。


一人称は「わたし」。

実質は闇なので今現在は性別の概念は無いと思われるが、喋り方や考え方などは完全に男性。

「魔の約束」という契約で悪者たちを動かし、主人公・技々みみみを襲わせていた張本人。第1話からみみみの元に悪者を送り込んでいたが、正式に名前が出たのは通算10話「闇の中の死闘とわざぼー」。それまでは「あのお方」などと呼称される。

容姿編集

真っ黒な闇の中に大きな目玉が1つだけ浮かんでいるという奇怪な姿をしている。第一部終了時まではまつ毛があったが、その後からは消えている。

体は闇そのものであるため触れることが出来ない。一定の形も持たないので、自分で自由に動かし好きな形にすることが出来る(※続編のわざぐぅ!では「どんな形にもなれる」と公言している)。

劇中で見せた姿は、不定形・ボール型・人型・わざぼー型・わざぐぅ型などがある。


しかしどの姿になっても目だけは隠すことが出来ないうえに当たり判定もあるため、唯一の弱点。

仮想の宇宙を作り出して相手を空間に引きずり込み、周囲に浮いている惑星を飛ばして攻撃することも可能。


第一部でみみみに倒され消える直前に、「本当の姿ではない」というセリフを発した。そんなわざ武王の正真正銘の本当の姿はわざぐぅ!最終巻にてようやく判明する。


「わざぼー」として編集

第二部にて3人目のわざぼー使い・技神まーのわざぼーとして登場。

最後まで正式なカラーリングが明かされる事はなかったが、他のわざぼーと同じように長い柄と丸い頭部、その間にジョイントがある事は共通している。

わざ武王だけの仕様として、ジョイント部分にスパイクスタッズが付いている。また、他の3本のわざぼーの頭部にはいずれも「顔」があるが、わざ武王だけは目のみ、しかも単眼である。鼻も口も(目に見える位置には)無い。


性能は他と同じく『技名をテキトーに叫ぶと本当にその技が出る』というものだが、他のわざぼーの能力が通じないというチート性能を誇る。これはわざ武王の正体と、他のわざぼーの出生について深い関係がある。

そのほか頭部から触手の先にニードルがついたような武器を出せる。

「ニードル」はわざ武王が非常によく使う武器の形態であり、闇の巨体から繰り出す武器はたいていの武器はニードルの形をしている。

所有者である技神まーの肩やブーツにもニードルがあしらわれているため、コンビの共通モチーフと考えられる。


魔の約束編集

わざ武王が悪者と結ぶ約束。第一部の悪者はすべてわざ武王とこの契約を交わしている。

内容は『技々みみみを倒し、たからを奪ってきた者はどんな望みでも叶えてもらえる』というもの。

しかし同時に、この約束を守れなかった者(=技々みみみに負けた者)は呪いによって消されてしまうという大きなリスクを背負うことになる。


作中では願いを叶えて貰っている者が存在しない(主人公が負けない)ので、本当に叶える気があるのかは不明であるが、本人は「わたしはウソはつかない」と証言し、わざ武王自らが悪者と指切りをしている描写が存在する。

どうやら死者を甦らせることも可能なようだが、この事が決してウソではないという事を読者はわざぐぅ!終盤に明かされる衝撃の事実とともに実感することになる。


因縁編集

彼の目的は最初は分かりづらいが、突き詰めていくと「わざぼー使いが持つ玉を集めて復活すること」である。

しかしその他にも各主要人物との間に因縁がある。ここでは一人ひとり分けて記載。


技々みみみ編集

わざ武王は物語開始当初から技々みみみを倒すこと、殺すことを目標にしている。その明確な理由は不明だが、技々みみみの過去(詳細は技々みみみのページ参照)と深く関わっている事は間違いない。

みみみは元々わざ武王の配下にいたわざぼー使いであり、何らかの要因(わざ武王は「術が完璧でなかったせい」と言及)でみみみが自分を裏切って去ったことを恨んでいるといったようにとれる言い回しがあるが、当の本人はわざ武王のことは覚えていないもよう。

技風むむ編集

むむは当初わざ武王の命令で技々みみみを倒しに来た悪者のポジションであった。しかしみみみに敗れた後のわざ武王との会話から、元よりむむがわざ武王に対して協力的ではなかったことが示唆されている。その際にわざ武王から見せられた「悪夢の記憶」の中で、誰かからわざぼーを受け取って町を滅ぼすむむの姿があり、わざ武王はその記憶は自分が作った偽の記憶などではなく間違いなく本物の記憶であると語る。

技星めんめん編集

めんめんが盲目の理由は、わざ武王に視力を取られたからである。また、彼は技神まー直属の部下である「ヤミの三闘士」として暗黒ま城に長い間潜入していたと考えられる。なぜわざ武王に視力を取られたのかは謎。

技神まー編集

彼は物語開始(わざぼー1話)より前に、わざ武王とともに各地を回ってわざぼー使いが持つ玉を成長させていた過去がある。また第一部⇒第二部に変わる際のわざ武王との会話(事実上誰が喋っているのかは不明だが、一人称が「オレ」などの根拠からわざ武王とまーという可能性が濃厚)に、「もう1度我々がこの世界の帝王となる計画」というフレーズが出てくるため、何らかの形でわざ武王と関わりの強い人物だという事がうかがえる。


編集

作中のラストにてその正体と目的は語られたが、物語全体を通してみるとわざ武王の発言や行動には非常に謎が多い。

というのも、これは10年に及ぶ長期連載の中で雑誌のリニューアルやタイトル変更などの出来事を受け、ストーリーやキャラクター設定が変更されていることが原因ではないかと囁かれている(※曽山一寿自身がそうに述べた事実は一切ないので、あくまでファンの憶測によるものである)。

よって連載が終了した現在もわざ武王の過去や成り立ちなどを考察するファンは存在する。


技風むむがわざ武王に対して「オレたちの仲間であり、一族の誇りであり、そして最も憎むべき男」と述べていることから、わざ武王は元々はみみみやむむと同じ一族出身の人間であった可能性もあれば、わざぐぅ!にて明かされた正体のように最初から人外であった可能性もある。

しかし悪夢の記憶に出てきたフードの男がわざ武王であるという確かな根拠もこれといって存在しない。良くも悪くも、読者の解釈次第である。


関連タグ編集

わざぼー わざぐぅ! 技神まー ラスボス

バックベアード ダークマター(カービィ)…外見&ラスボス設定が似ている。

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