「たからを守るのは人から言われた「命令」で、強くなるのは自分で決めた「目標」だから!」
「アタシは生き物だっ!!りっぱな血の流れた生き物なんだよっっ!!」
CV:水野愛日
概要
コロコロイチバン!連載作品「わざぼー」「わざぐぅ!」の登場キャラクター。 当時のコロコロコミック系統の漫画作品ではそこそこ珍しい女性主人公である。
人物像
主人公。とある山(といっても降りるところはなく、ほぼ全面断崖絶壁である)の頂上で宝を守っている番人にしてわざぼー使い。わざぼーで戦うことだけは誰にも負けない。
たからを守る前は何をしていたのかは不明だが、続編の『わざぐぅ!』では弟であるももタローが「世界一かっちょいい男になる」という夢のルーツとなっていたことも明かされている。
また、劇中ではむむと一緒に村を滅ぼしていた過去があることが語られていたものの、第2巻でみみみとむむが対面時ほぼ面識のないそぶりをしていたことから、わざ武王のウソである可能性も高い(一応武王は本当と豪語していたが)。
男口調であるもののれっきとした女の子。
戦闘中に自身の髪を切られて「伸ばしていたのに」と涙するほど大事にしている、自分を倒しに来たシッポウの風邪の看病(お粥を作ってあげる)をするなど女性らしく心優しい一面がある。
それでいて格上な他のわざぼー使い相手に一歩も引き下がらない勝負根性を始め、戦士としての優秀なポテンシャルとメンタルに勇気、そして奇想天外な発想力というわざぼー使いとして非常に高い素質を兼ね備えている。
思ったことをすぐに口に出すのであまり物事を考えない性格のように思われがちだが、戦いになると意外に頭が冴えわたったりすることも多く、あの手この手でピンチを切り抜けていく。
実際、みみみ以外のわざぼー使いは殆どわざぼーの能力を敵にダメージを与えるためだけの攻撃型の技名でしか使っていないのに対し、強力な鎧を身に着けた敵に対して脱がせる技や頭脳タイプの敵をアホにしたり、自分自身に技をかけて空を飛んだり変身するなど、他のわざぼー使いより抜きん出てわざぼーの特性をフル活用している。
戦うことが大好きな戦闘狂的な側面もかなり強く、塔での生活が暇なのもあってかいつもいつも熱い戦いに飢えている節もあり、単なる格下よりも自分より格上な敵にこそ闘志を燃やすタイプ。
だが、シッポウがまーに殺された際にはショックから「もう戦いたくない」と嘆いていたため、友達を大事に思う性格であるとも思われる。
基本的にずっと山のてっぺんにいるため、悪者が来ないときは暇で暇でしょうがないのが悩み。
襲撃が無い時間帯は修行や昼寝で時間を潰している様子(作中ではほとんど昼寝)。
生活物資が一切無く、山頂で長期間生活している様子だが食事や入浴などの生活面がどのように賄われているかは作中で一切語られていない。
外見は黒髪(ハイライトは紺)紺眼。
服装は頭に赤色のサークレットらしきものを巻いていて、着ている民族衣装は、上半身は、緑色のボタン付きの前が開くタイプのチャイナ服系の半袖シャツ、赤色のシューズを履き、下半身はベルト付きの裾付近に赤いストライプが入った少々長めの裾が広がった短パンといった具合である。また、髪型は赤い玉がついた髪留めでポニーテールにしている。アクセサリーとして、手首に赤色のリストバンドを巻いている。
おでんが大好物で、一週間続けて食べられたら死んでもいいと言ったことがある(このことから彼女の二次創作にはおでんネタが多用されることが多い)。
燃えるゴミの日と燃えないゴミの日をよく間違える。じゃんけんをすると8割の確率でチョキを出してしまう。特技はカラオケだが、お世辞にも上手いとはいえないらしい(実の弟もカラオケは好きなようだ)。字が汚いので、カタカナの「ツ」と「シ」の描き分けが苦手。10歳までソーセージを焼肉だと思っていた。バックドロップで村長を泣かせてしまったことがある。
第二部最終戦にて遂に技神まーに勝利したものの、暗黒ま城の倒壊に巻き込まれ消息を絶ってしまった。
しかし...。
『わざぐぅ!』のみみみ
本作品の主人公技々ももタローはその名字通りみみみの実の弟であり、世界一強いチャンピオンが待つ「戦いの崖(バトルクリフ)」を舞台に熾烈な戦いを繰り広げていくのだが...?
以下、ネタバレを含みます。
「ひさしぶりだな。ももタロー。あん時の「たから」、返してもらうぜ。」
ももタロー「やっぱりチャンピオンは...、アンタだったか。技々みみみ!...イヤ...、ねえちゃん!!」
第6巻にて、生存が確定。どうやって城の倒壊から生き残ったかは定かではないが(わざぼーの力を使えばどうとでもなるだろうが)、『わざぼー』最終回後からは再びあの塔に舞い戻り「戦いの崖」のチャンピオンとしてその座を守り続けていた。
『わざぼー』以前よりも多少性格は落ち着いているが、実際にはその戦闘狂としての素の性格やわざぼー使いとしての実力は健在であり、数々の戦いを繰り広げてきた弟ももタローの最後の試練として立ちはだかる。
その後復活を遂げたわざ武王に対して、ももタローにわざぼーとわざぐぅを合体させた「わざぼーぐぅ」を作ることを提案し、ももタローに「戦いの崖」を登らせたのは「わざぼーぐぅ」を完成させるべくももタローを自身と同等にまで成長させることが目的であったことも明かした(※)。
(※)もっとも、意図的にわざぐぅをももタローに授けたのは別の人物であったので全てがみみみの計画という訳でもなかった。
ケンカこそ多いが根っこの姉弟関係はかなり良好な様子で、ももタローには「世界一かっちょいい男になるための目標」として尊敬されていた。決戦後は普通の高校生として生活を送るようになったらしく、平和な暮らしを送っている模様。ただわざぼー自体は健在らしく、ももタローとは日々騒がしい毎日を過ごしているようだ。
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