ここから先は『ウソツキ!ゴクオーくん』の終盤に関するネタバレとなります。閲覧の際は御注意下さい。
「「いっしょ」になれば不平不満がなくなる」
「「いっしょ」になれば争いがない」
「「いっしょ」になれば…、なにも感じない」
「人も…、動物も…、植物も虫も魚もカタチも色も声もなにもかも、そして、神さえも…、
『いっしょ』になる」
「それが世界の平和さ」
概要
天国が出来る遥か昔、ゴクオーやジュウオウと共に地獄の治安を守っていた1人。通称「知のサトリ」と呼ばれていた。
人物
一人称は『余』。一見すると常に笑顔を絶やさない優しい心の持ち主に思え、地獄の民からの信頼も厚かったが実際の性格は腹黒く、相手の心の不安を煽りそこから自分の言葉を信じ信頼した者を操る、『信頼支配の術』の使い手である。
作中の動向
過去
彼は世の中がどう平和になるのかを考えた末に「みんないっしょになる」というコトこそが平和だと悟り、天使を操りキセキの力を使って世の中の生き物を全て一緒にし、自分のしもべにする事で真の平和を築き上げようと画策する。最初は神を巻き込んで革命を起こす事を計画し、優しい性格という演技で周囲を騙しつつも信頼を勝ち取り、天国が完成する直前にて信頼支配の術でジュウオウを含めた全員を操り、魂の軍団を率いて地獄を滅ぼす。その後唯一操られなかったゴクオーと対峙するが、その最中に神の天罰により永遠に間(ハザマ)に封印される事となり、封印される寸前に足掻きとしてゴクオーに攻撃を放つも、ジュウオウが庇った事で失敗に終わる。
現在
その後ネクストが発動させた究極の嘘により間にヒビが入った事でそこから他の間に移動出来る様になり、他の間にいた魔男と接触し、魔力を持つ彼に目を付けると魔男やその一家を信頼支配の術で騙して強力な魔力を手に入れ、魔男が生み出した間から出るための鍵を使って間の扉を開ける事に成功した。
その後ウソ最終回にて間のあいだから姿を見せる形でついにゴクオーの前に現れ、手始めにゴクオーのクラスメイトに彼の正体が閻魔大王である事をバラし(これがきっかけで天子はクラスメイト達にその事を伝え、茶刈しげるを始めとするゴクオーに舌を抜かれた事のある児童達はこの事を完全に確信した)、自らの目的を明かした後はゴクオーを永遠に間に閉じ込めようと襲い掛かるが、天子及びクラスメイトの機転により自らの動きを封じられてしまい、その隙にゴクオーの手で再び間に閉じ込め、これにて一件落着…と思われた。
しかし、サトリはもしものために間から出るための鍵のスペアを用意しており、真最終回にて再び間の扉を開け、再度ゴクオーの前に姿を見せる。信頼支配の術で八百町の大人全員を操ってゴクオーを捕まえる様に差し向ける。術を解くにはゴクオーがサトリを倒すか舌を抜くしかない。しかしサトリは先手を打って自らの舌を隠してしまう。それを探そうと動くゴクオー達を邪魔するが、現れたユーリィによって舌を切られ、術を解かれてしまう。激昂し、間から完全に復活してゴクオーと対峙し、彼を満身創痍の状態に追い詰めるが、天子やクラスメイト達が一斉に言い放った応援のウソを聞いて復活したゴクオーに圧倒され、その際「人のため平和のため考えぬいて悟っていたことはウソであり、本当は途中で人間に絶望してあきらめただけで、悟りというたいそうな名前を付け人間を見限っていただけ」と指摘される。
そして、最後は今までの悪事を裁くために彼の手で地獄へと送られた(ゴクオー曰く「地獄長たちとともにお前の悪事を裁いてやる、ゲストは神の予定だ」のこと)。