サタン(ウソツキ!ゴクオーくん)
さたん
2代目閻魔大王候補で、「悪魔王」とも呼ばれる。ゴクオーからは「サタ公」と呼ばれている。
かつては大天使長・ルシファーとして四大天使を纏めていた過去を持ち、堕天した現在でも天使が持つ『キセキの力』を有している。そのため地獄で唯一天国地獄の両方の力を持つ存在でもあり、元天使のため天からの罰にも詳しい。
地獄に堕ちてから現世に行くまで
優秀な力と才能を持って生まれたが故にその絶対的な力を確かめたく神に闘いを挑んだところで敗れ、天国から見捨てられる形で「サタン」と改名されて地獄に堕とされた。地獄では神から監視役を頼まれたゴクオーの側近となり、それでも下剋上を狙ってゴクオーに挑むも悉く返り討ちに遭い続ける。しばらくして、ナナシノの事件が起きた際にゴクオーに代わって仕事をする為に閻魔大王以外が触ってはいけない印章をその手で触れてしまい、結果として印章事件を起こしたとしてゴクオーに捕縛され、彼から印章を触った理由を問われた事で素直に理由を話したが、それを頑として信じようとしなかったゴクオーによって全ての地獄の苦しみを合わせ1000倍にした地獄・無間地獄の奥深くに500年間封印される事となり、この一件で地獄からも見捨てられてしまった。
500年後に復活を果たし、地獄で行われた『地獄の釜』のドッキリに協力した後、着替えてくると偽り「オレサマも八百小に行くぞ」と置手紙を残し八百小に向かい、“左丹下炎(さたんげ ほむら)”を名乗り新任校長として就任したが、その一方では前述の出来事から地獄の未来のためや自らを認めない世界を変える事を決意し、人間達に悪の心を植え付け、現世を第2の地獄にする現世地獄化計画を考えた上で進行しようと動き始めた。
校長就任から地獄選挙開始まで
神の罰によりゴクオーが人間になるチャンスを待って始末しようとしたが、ユーリィによって阻止され、更にユーリィのキセキによってゴクオーが閻魔大王の力を取り戻したため、しばらく休戦していた。そして神の罰が終わる直前、八百小を悪霧で包み悪口で満たし、現世地獄化の第一歩にしようとしたが、ゴクオーとネコカラスの活躍により失敗に終わり、更に地獄を乗っ取るために地獄を襲撃させた8大裏地獄長も10大地獄長の復活により倒された。
その後、ガマブクロウの力で少年に化け、今度は“左丹下ルシオ”と名乗って5年2組の生徒となる。しばらくして天子の前で左丹下ルシオから本来の姿に戻り、過去の出来事を彼女に明かした後は天子から「印章に触ったのは、その時大変だったゴクオーの力になろうとしたからではないか」と指摘され、動揺して天子に襲い掛かるもゴクオーに阻止されてしまい、それでも近々開かれる事になった地獄選挙で決着を付けようと宣戦布告した。
地獄選挙での敗北と弧地獄無期懲役
地獄選挙ではガマブクロウに岩雪崩を起こさせ、それに巻き込まれそうになった地獄の子供を助けて信用を高めたり、ゴクオーがそれぞれ違う時間に言っていた似ている場面の「地獄、知ったこっちゃねーよ」(「地獄」と「知ったこっちゃねーよ」はそれぞれ違う時間で言っていた台詞)を繋げてゴクオーの信用を失墜させるなどして一度はゴクオーから大王の座を奪うが、全てをゴクオーに見破られ地獄民の前で本当の事を暴露する。その際にゴクオーや地獄民、天国や現世などに対する侮辱を言いたい放題に言ったが、全てはゴクオーのウソに騙されて思い通りに事を運ばされただけであり、それによって地獄民からの信用も失墜し、結果として再び地獄選挙が行われる事となり、今度は一票も入れられずゴクオーに大敗した。
その後実力行使に出たところをゴクオーに圧倒され、孤地獄無期懲役を言い渡された事で自分の運命に絶望したが、孤地獄への入口に入り込む寸前で駆け付けた天子に一度は手を掴まれる形で救われる(その際にゴクオーやユーリィ、ミカエル達も天子の行動に従って手助けをしていた)。天子から自身を想う本心(僅かな悪も含まれている)を聞かされ、3枚目の舌を自ら引っこ抜いて嘘無しのままゴクオーと対話し、彼から500年前にあった事への謝罪と力になろうとしてくれた事に対する感謝を告げられた事で嬉しさのあまり無意識に血の涙を流す。血の涙に驚きながらもそこで誰も自分を受け入れてくれなかったのではなく、本当はみんなと仲良くしたいと思っていたのに自分から好んで1人になっていた事に気付き、自らの負けを認めると「ひとまずは初代の罰を受けよう」と言いながら再び孤地獄への入口に飛び込み、その直前にゴクオーに対する再度の宣戦布告をすると共に「自分を含めた地獄民全員が納得する地獄を作ってみせる」といった旨を語り、最後は満足げに高笑いをしながら孤地獄へと消えて行った。
復活
ゴクオーがネクストのキセキの力によりつけられたウソのつけない舌を抜くために必要な四大天使のキセキが無くてはならなかった事で、天子に呼び出される事になり、それでも彼女と心が1つにならなければ孤地獄から出られないためわざと喧嘩を吹っかけ、自分と天子の互いを嫌う心を1つにする事で復活を果たし、孤地獄に居た反動で我を失っているというウソをつきながらもゴクオーのウソのつけない舌を抜いた。
ネクストとの決戦ではゴクオーと共闘し、ネクストのキセキの力の前に苦戦するが、ゴクオーがネクストを道連れにする事やそれにより天子が悲しむ顔をするのが嫌という理由で助太刀する事で自身に眠るキセキの力を引き出し、ネクストの常識を上回るキセキで彼を孤地獄に閉じ込める事に成功した。その後、もしものためを考えたゴクオーの地獄王権限により現世に行き、今度は前校長としてゴクオーと行動を共にする様になる。またネクストが記憶喪失と知った際は、ゴクオーの提案に乗ってネクストを自らの甥として紹介し、八百小に転入させた。
ネクストとの再決戦時には、ゴクオーの頼みでユーリィを探し出し、その後はゴクオーやユーリィと共闘した。ネクストとの決戦後は孤地獄に戻ろうとしたが、直後に神の命により現世に留まる事になった。
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ああ、やっぱりお前には楽しそうに笑う顔が似合ってるよ。お前に泣かれると、俺っちは一体どうしたらいいのかがすっかり分からなくなっちまう。 泣いてるルシオくんとゴクオーくんの話 二次創作素人が書いてます、色々と注意してください 何でも許せる人向けとします ⚠︎公に対しての自解釈強め ⚠︎捏造多め ⚠︎ゴクオーくんがどう考えてもパパだし公は終始ルシオくんの姿です ⚠︎カプ要素は無いつもりですが書いた人は3Lいける ーー 理由なんて分かりきっている。彼はきっと、愛されたかったのだ。 天使として死ぬことを許されず、悪魔の身に堕ちてもなおその輝きが止むことは一時たりとも無かったというのに、それを自覚することはきっとこの先もないのであろう、最も美しいひとは。ひどく不器用であったからそれが分からなかっただけで。11,139文字pixiv小説作品