概要
自ら“オモシロイ”世界を創るため現れた謎の少年。性格は飄々として掴み所が無く、かつ冷静沈着な雰囲気をしている。一人称は「ジブン」。
魔法陣を作り出したり空を飛んだりするなど凄まじい魔力を秘めているが、実は人間である(作中でもそれとなく伏線は張られていた)。というのも彼は悪魔デウスと天使モニアの子で、本作の悪魔と天使の子は人間として生まれてくるためであった。
名前の由来は「魔法が使える女の人を「魔女」と呼ぶのなら、男の自分は「魔男」(意訳)」だと作中で語っている。
作中の動向
1000年程前、天国地獄両方から人間は愚かなものと恐れられていた事から彼は前代未聞の危険生物とみなされ、天国と地獄の『間(ハザマ)』に閉じ込められてしまう。それから数年の間はキセキの力で作った間を繋ぐトンネルを通じてモヘジ(デウス)達から毎日食事を貰いながら成長し続けていたが、後にモヘジ達が間からの復活を目論む邪仏(サトリ)に従って契約を結んだ事により間から解放される。その後、モヘジ達と共に現世に行き明るく広い世界の全てを知ったが、世界は他人だけが面白い世界になっている事が気に入らず、魔力を最大まで溜め自分だけが面白い世界を創ろうと画策する。
その傍らで現世の事も学んでおり、駄菓子屋にいた天子に声を掛けたり、ゴクオー達と共に二子利が隠した子猫探しに付き合ったりと2人に接触し始める様になり、その際ゴクオーに対して「ウソを知らない」などと告げた。その後も6年3組とのサッカーの試合に挑むゴクオー達の前に現れて試合に参加するなど(この時、3組の耳内に利用され、不利になるようインチキされてしまった)しながらも魔力を溜め続けており、ゴクオーとの戦闘の最中についに魔力を最大にまで溜める事に成功したが、直後に間から出るための鍵を生み出してしまい、結果として邪仏の目論見通り間の扉を開ける事に利用され、更に自分でも制御しきれない程の超強力な魔力が宿った事により暴走を始めてしまう。
しかしその後ゴクオーと天子の共同作戦により元に戻り、ゴクオーからモヘジ達が両親である事、モヘジ達からは自身が生まれてからの経緯などを聞かされて全てを知るに至る。そして、天罰が下るモヘジ達を助けようとウソを言った事で、ウソが面白い事にようやく気付き笑顔を見せた。その後は“ダン”と名を変え天罰により人間となったモヘジ達と共にとある村で一家として暮らし始める(ちなみにそれまでは黒一色の虚ろな目だったのが、両親と暮らし始めてからはハイライトが描かれる様になっている)。
物語終盤では、邪仏との最終決戦にてゴクオーに協力している。