「これだから戦いはやめられない」
プロフィール
年齢 | 65歳 |
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出身 | アフトクラトル |
身長 | 176cm |
トリガー(黒) | 星の杖(オルガノン) |
好きなもの | 未知の相手との戦闘・少しの酒・散歩・動物を飼うこと |
CV | 中博史 |
概要
近界最大の軍事国家、アフトクラトルに属する軍人で、第二次大規模侵攻を引き起こしたハイレイン率いる遠征部隊の一員。仲間からは「ヴィザ翁」と呼ばれている。
高齢ゆえ、新しい技術である角(トリガーホーン)を遠征部隊で唯一持っていないが、その差を感じさせないどころか作者から「ワールドトリガー世界の最強キャラ候補」と言われる程の実力を持った熟練の老兵である。20歳を過ぎると衰え始めるトリオン能力をこの歳まで維持していることから、10代から人生の大半を戦闘に費やした歴戦の猛者である。
大規模侵攻の際、ヒュースと共に「金の雛鳥」である雨取千佳を捕獲するべく、三雲修達の前に現れる。
人物像・活躍
穏やかな笑みを浮かべた紳士的な振る舞いの老人で、好々爺然とした印象を与える人物。
その実力から遠征部隊の中でも他の隊員からは敬意を持って接されており、戦闘に関しては絶大な信頼を置かれている。後進育成にも関わっているようで、ヒュースにとっては剣術の手解きを受けた師に当たる。
飄々としつつも一切の油断や傲りなく構えていて、優れた観察眼と冷静さにより、相手の動きを察知して攻撃を難なく対処してくる。搦め手から戦場を動かすこともでき、純粋な戦闘能力の高さと老獪さの入り混じった強かさを併せ持つ。
大規模侵攻編では玉狛第一と交戦。手練れの小南を分断させるため市街地にトリオン兵を放ち、足止めに入った木崎レイジをヒュースとの連携でベイルアウトさせた。その後、修達を追いかけるが、駆けつけた空閑遊真と1対1の対決へと持ち込まれる。
こうした状況から、千佳の捕獲はハイレインに任せ、遊真の足止めに徹する作戦へと変更。
勝負を急がない余裕を持った立ち回りに加え、レプリカを修の援護へと回した事による戦力低下により、確実に遊真を追い詰めていく。
追い詰められた遊真はイチかバチか捨て身の奇襲を敢行。難なく一刀両断して遊真が敗北したかに見えたが、重しを仕込まれて二の太刀を封じられた隙に「戦闘体以外でも戦える」という遊真のみが持つ初見殺しで攻撃を押し通されて撃破された。
基本的にあらゆる可能性を考慮していたアフトクラトルだが、ヴィザの敗北については誰も予想しておらず全員が驚愕していたあたり、彼の実力に対する信頼がうかがえる。
その後はミラに回収されアフトクラトルへと帰投。ヒュースを置いて行かざるを得なかったことに嘆きを見せた。
星の杖(オルガノン)
杖の形をしているが、杖の部分は鞘になっており中に刃が隠されている仕込み杖である。
自身を中心として同心円状に複数の円を広げ、その円周上を超高速の刃を滑走させる能力を持つ。
縦横無尽に軌道を走らせる姿は星間図のようであり、その上を旋回する刃は断頭台を思わせる。
複数の巨大な建造物群を一瞬にして細切れにする驚異的な切れ味(刃が物理的干渉により止められた描写がない)と、『鉛弾(レッドバレット)』を遥かに上回る性能の遊真の黒トリガーの『錨印(アンカー)』による重しを打ち込んだ状態で、やっと遊真が見切れるようになる程の速度を合わせ持つ。
また円の直径を狭め刃を垂直に立てる事で射撃攻撃を防ぐ盾にもなるため、攻撃特化すぎる風刃とは違い一定の防御力も備えている。
圧倒的なトリガーの性能に加えて、ヴィザ自身が重しを付けられた状態でも凄まじいまでの速さと体捌きを持つ剣術の達人であり、どうにか刃の群れを掻い潜り懐に入れたとしても、本体の剣術の前に容易く斬り伏せられてしまう。片脚にダメージを負った状態ですら、黒トリガー状態の遊真が反応できない程の踏み込みと剣撃の速度を誇る。
ちなみに「オルガノン」はギリシャ語で「道具」を意味する。
パラメーター(黒トリガー装備時)
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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58 | 32 | 16 | 7 | 14 | 7 | 8 | 4 | 146 |
※パラメーターの「トリオン:58」「攻撃:32」「技術:14」「トータル:146」という数値は、いずれも全キャラクター中最高値。
作者のキャラ評
ビル斬りおじいちゃん【ヴィザ翁】 |
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広範囲無差別瞬間即死斬撃という鬼のような黒トリガーを持ち、剣を取っても達人、なおかつ戦闘経験も豊富で搦め手からでも戦況を動かせるという盛りすぎの豪傑。間違いなくワールドトリガー世界の最強キャラ候補。個人で城崩しとかしてるレベル。若い頃はもっとやばかったろうな。過去編を描いてみたくなりますね。 |
外部作への出演
2021年2月2日12時より始まったコラボで、難易度「究極」と「超究極」の二種のクエストに登場。
究極「星の杖(オルガノン)の使い手」
直ドロクエストで、周回用。ギミックはダメージウォールで貫通推奨。当時獣神化したばかりのアザゼルや、コラボ星6の小南桐絵などが活躍した。このクエストはこのクエストは前述したとおり周回用で、そこまで難しくはない。だが、問題は超究極のほうである
超究極「老練たる剣戟の壁」
コラボ恒例高難易度クエストで、クリアすると戦型の書がもらえる。
クエストのギミックは魔法陣のみで、受けたダメージに応じて攻撃力アップ。反射推奨。ダメージを受ける手段はダメージスモッグで、約2万ダメージ。回復手段は、敵の攻撃のHP回復フレア。ヴィーラなどの自傷クエストと違い、キャラが動いているときの回復手段はないため、ダメージを受けまくった後でHPを回復することはできず、負けてしまう。さらに、HP回復フレアを放つ敵はビットンと天使の二種類おり、そのうち天使はかなりやわらかいため、スモッグを受けた後に殴るとすぐに倒してしまう。そうすると回復手段がなくなり、最悪詰む。また、ボスのゲージ攻撃は星の杖(オルガノン)による攻撃で、かなり痛いため、ちゃんとゲージを削っておかなければならない。ただ、こちらは攻撃強化や弱点特攻、軌道予測や必殺全開などの副作用(サイドエフェクト)を使えるため(コラボクエストに限る)、ただクリアするだけなら比較的簡単である(それでもコラボ超究極の中では難しいほう)。
だがこのクエストにはサイドエフェクトを使用せずにクリアするというミッションがある。ミッションクリア報酬は、「特級戦功 ボーダー隊員」という称号であり、必須ではないが、コラボの完全攻略を目指す人はこれをクリアしなければならない。だが敵は、サイドエフェクト込みで作られているのかというレベルに体力が高く、スモッグに2触れ、3触れなどしてから確実に弱点を殴らなければ、ほぼダメージが入らない。さらに、たくさんのスモッグに触れるためには動き回る必要があり、ビットンや天使の回復フレア範囲内に入れない場合もある。適正キャラは、加速で味方のサポートができ、魔法陣ブースト発動時の殴りが強力なブリュンヒルデや、加速を持っていてかつカウンターキラーで火力もあり、SSで大ダメージを出せるコラボ星6の空閑遊真、ヒロアカコラボキャラで、聖騎士キラーで雑魚処理が楽であり、SSの弱点強化でサポートができる爆豪勝己などである。ただ、加速を積み過ぎると、余分にスモッグに突っ込んで負けてしまうこともある。これらのことを踏まえて、攻略サイトのGameWhithでは、サイドエフェクトなし攻略の難易度はまさかの15であった。(15という数字は轟絶レベルの難易度)