「あたし弱いやつはキライなの」
プロフィール
ポジション | アタッカー |
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年齢 | 17歳 |
誕生日 | 7月28日 |
身長 | 157cm |
血液型 | B型 |
星座 | ぺんぎん座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | お菓子、フルーツ、赤いもの |
家族 | 祖母、父、母 |
ランク | 攻撃手3位 |
CV | 釘宮理恵 |
概要
ボーダー玉狛支部所属、A級・木崎隊(玉狛第一)隊員のアタッカー。
3巻の三雲隊結成編にて初登場。
鳥の羽のようなアホ毛が後ろに飛び出た明るい茶髪と、緑色の目が特徴。
生身では背中まで届くほどの長髪だが、トリオン体では首筋ほどの前髪を切り揃えたボブカット。制服時はセーラー服の上に赤いカーディガンを着用している。
人物像・活躍
言われた事をすぐに信じてしまう通称「鵜呑み系女子高生」で、烏丸や迅によく適当な事を言われてからかわれており、年下のはずの陽太郎や捕虜のヒュースからすら舐められている。そんな普段の様子からは窺えないが、学校の成績は良いらしい。
だまされエピソードの中には、ガムを飲み込むと腹の中で爆発すると言われて泣きながら病院に行ったり、乾電池は回すと充電が復活すると言われて30分回し続けたり、川に河童が出たと言われたのでカメラを持って一日張り込んだ、などがある。
年齢の低さに反して支部内では林藤支部長に次ぐ古株であり、ボーダー全体で見てもそのキャリアは迅悠一と木崎レイジを上回り、正隊員としては1番の古株。
約1年前まで弧月で攻撃手1位として君臨していた。その後玉狛独立後は個人ランク戦から離れた事から、太刀川と風間にポイントを抜かされ、3位に繰り下がったものの、他の隊員には未だに破られていない。なお中学時代までは習い事を優先していたらしく、ランク戦に参戦していたのは中学卒業間近~高校1年途中までである。
普段は木虎藍と同様、ボーダー提携校ではないお嬢様学校である星輪女学院に通っており、那須隊の那須玲とはクラスメイト。
オフィシャルデータブックの質問コーナーによれば、学校ではネコを被っているらしく、ボーダーでの役職も「いちオペレーター」と偽っている。
ちなみに嵐山准とは従姉弟であり、お互いに名前で呼びあう仲である。
過去に「胸が大きくなる」という触れ込みに騙されて大量に買ってしまった飴を諏訪隊のオペレーター小佐野に全部あげたことがある。(10巻カバー裏より)
三雲隊の指導にあたっては、1番強いと睨んだ空閑遊真の師匠を務めた。
その際に行った遊真との初戦では、9-1で負かしたにもかかわらず、その1敗にかなり悔しがっていたり(現在は7-3くらい。遊真曰く「4勝の壁が厚い」)、他の隊への評価に「そこそこまあまあ」「全力でまあまあ」とおかしな表現を使ったり、ヒュースには前述の事情もあって「自分が実質攻撃手1位」と主張したりするなど、極度の負けず嫌い。
なお、指導方針はひたすら模擬戦を繰り返す実戦形式。遊真は長年近界で実戦を多く経験してきた身だが、彼女との稽古で得たものは大きかったようで、緑川戦の後に「こなみ先輩との10本勝負が無ければヤバかった」とコメントしている。
大規模侵攻編では、烏丸とレイジと共に修やC級隊員達の救援に駆けつけた。ラービットを瞬殺し、そのままヴィザの相手をしていたが、トリオン兵達を市街地へ向けて進軍させてきたため、そちらの相手をするために離脱して単独行動へと移った。
その後、嵐山隊と加古隊が合流するまでの間1人で奮戦し、市民への被害を最小限に食い止めた事から一級戦功を獲得した。
ガロプラ襲撃では、太刀川がぶった斬られる未来が視えた迅の指示で、太刀川、風間、村上と共に本部の地下にある遠征艇の守りにつく。
バシリッサのアームを叩っ切るなど、主にメインアタッカーとして活躍し、本人からの提案とはいえ、最後には太刀川をガトリン諸共真っ二つに斬って撃破した。
B級ランク戦ROUND8では解説を担当。解説をやると知った烏丸や遊真からは大丈夫なのかと疑問に思われていて、下記の単行本裏コメントにもあるように堂々と三雲隊へ入れ込んでいる。通常解説は2人であるにもかかわらず、今回だけ王子一彰と蔵内和紀の3人体制になっている辺り、実況の武富桜子も最初から承知してた模様。烏丸はこの3人体制に関しては自由過ぎる王子と玉狛贔屓の小南の2人だけだと危なかったからと、蔵内に感謝していた。
解説時にはヒュースがピンチになっているのにバイパーの弾道変化を使わないことにやきもきしてしまい、さっさと「隠し玉」を使いなさいと失言をしてしまっていた。烏丸に陽太郎は小南の失言による作戦の内容が知られるのを止めようとした目的からか、修達の作戦会議を途中で「ここからは解説には見せられない」との理由で小南を追い出していた。一応フォローしておくと、玉狛贔屓な意見をしつつも、ヒュースを囲った形でヒュース1人を集中的に狙っている乱戦の際には、囲んでる側も『敵同士』だからヒュースが落ちた後のその場の状況から、それぞれの部隊の考えもバラバラで違っているので、ヒュースにもまだ付け入る隙があると解説しており、弓場拓磨が現在の戦闘スタイルを編み出した経緯を紹介したりするなど、解説らしい事も少しはしている。
遠征試験編では、他の多くのA級隊員同様試験官を担当。理由がどうあれ、チームに不和を呼ぶような発言には減点を入れる傾向がある。逆に、共感できた発言にはSNSでいいね!を付けるような感覚で加点している。
特別課題の「遠征選抜試験がなぜ部隊をシャッフルして行われたのか全員で考えて意見を纏めて提出せよ」で遊真とヒュースが出した『シャッフル部隊は隊員が死亡して部隊の再編成が行われる場合を想定した予行』と言う意見に他のA級隊員やクローニン班長らが多く評価している中で『周りがドン引きしちゃうでしょバカ』との理由から減点をしていて、2日目に水上8番隊で起こった水上と照屋の口論に関しての水上に対するA級隊員らの意見に対して、小南の照屋を擁護する意見や水上のやり方が悪いなどの減点の理由を見た一条からは「相変わらずだな」と笑っており、片桐からは「感情移入能力が高いな」と言われている。
旧ボーダーに所属していた理由は具体的にははっきりしないものの近界関係の事件に巻き込まれ林藤匠に助けられたかららしい。
戦闘能力
総評
双月をメインに据え、射手スタイルのメテオラを併用し、独自トリガーの接器をで大威力の一撃を叩きこむ高機動&超高火力型アタッカー。
幼少期から旧ボーダー隊員であり戦闘自体の経験が豊富、また身近な人の死を何度も経験してる為か、いざ戦闘に入ると普段の慌ただしさや明るさは鳴りを潜め、冷静かつクレバーな面がうかがえ淡々と戦闘をこなしてゆく。普段のキャラとのギャップにやられた人も多い。
自身のメテオラやレイジと烏丸サポートで相手を足止めし、その隙に接近して自身で仕留める戦法を得意としている。
また、対ガロプラ戦では太刀川が付けた僅かな傷に対して寸分違わず重ねて攻撃するといった繊細な技術も持ち合わせる。
シールドの性能が悪いもしくはエスクードしか無かった頃からの隊員の為、回避能力が非常に高く未だに作中の戦闘描写で明確に相手の攻撃を被弾した描写が存在しない。
遠征艇を狙われた際の戦闘でも、メテオラを使用しているが、大きいキューブを出してそこから分割のプロセスを経ずに、放ちたい大きさのメテオラを数個出して、そのまま射出するスタイルで、何十個も出さないのは、射出が終了するまで、双月がオフ状態の時間を減らすためと、自身の機動力を損なわせないためだと思われる。
攻撃ステータスの「13」は忍田、太刀川の「14」に次ぐ3位、機動ステータスの「10」は緑川の「11」に次ぐ2位タイ、技術ステータスの「9」は攻撃手としては忍田、寺島の「10」に次ぐ3位タイの数字であり、ボーダー最高峰の火力とスピードを両立し技巧にも優れた攻撃手最強格の1人。
防衛任務の際は忍田、迅、レイジと並び「1人で1部隊」に数えられる。
玉狛仕様のトリガーを使うようになってからは本部ランク戦には参加していないが、前述の通り弧月で攻撃手1位に君臨していた際のポイントが記録として残っており、未だに太刀川と風間以外には抜かれていないためNo.3アタッカーの肩書きを所持している。既にランク戦から抜けて1年経過した現在でも「1年未満で獲得したポイントのみ」で3位を保持しており、本人の「実質1位」という主張はここから来るもの。
当時の状況として、太刀川が迅がランク戦から外れた事でやる気を失っていたという背景はあるが、現在でも2位の風間としのぎを削って1位を獲得している事からも、高い戦闘力がうかがえる。
戦闘体
また、他のボーダー隊員と異なり、戦闘体の姿が生身と大きく異なっているのが特徴。髪型を4年前と同様に前髪を切り揃えたボブカットに設定しており、羽のようなアホ毛が2本に変化する。
ちなみに、好きな色が赤であるにもかかわらず戦闘時の隊服が黄緑色であることや、髪型を変えている理由は「戦闘時に邪魔にならないようにするため」と「ボーダー外の知り合いにバレないようにするため」らしい。
隊服の袖と手袋が一体化している部分は着脱可能らしく、B級ランク戦ROUND8の解説時は手袋を取り外した仕様になっている。
太ももが強調されたホットパンツを着用し、後に千佳の隊服も彼女がデザインした結果なのか、同様に美脚が際立つことになる。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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6 | 13 | 7 | 10 | 9 | 3 | 4 | 3 | 55 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
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双月 | 双月 |
メテオラ | メテオラ |
シールド | シールド |
コネクター(試作) | バッグワーム |
接続器(コネクター)
小南専用のトリガーで、双月専用のオプショントリガー。
「火力重視」をコンセプトとしたトリオン効率度外視の短期決戦型。
短期決戦型といっても、他2つの玉狛独自トリガーよりは継戦能力が格段に高い。
起動する事で2本の双月が合体し、大斧へと変形する。
近接トリガーでのフルアタック状態であり、大振りになるがその分破壊力があり、分厚いラービットの装甲も一撃で切り裂いている。
反面、フルアタックと同じ状態の為シールドの展開が出来ない。
武器が届く近距離で戦闘しつつも、相手の攻撃はシールドを使わず防御、回避する能力が必要になる。
小南は、”防御トリガーがエスクードのみで、近接戦闘するには近距離で相手の攻撃を回避しながら戦う技能が必須である旧ボーダー時代”からの隊員であり、
旧ボーダー時代培われた非常に高い回避能力があるからこそ扱えるのだろう。
20巻によると双月を使う前は短刀タイプの弧月を二刀流で使っていた模様。
特に双月状態で特殊な機構や性能は見受けれない為、独自形状の弧月を区別の為双月と呼んでいるだけかもしれない。
しかし、わざわざ弧月から双月に変更している点を踏まえるに、接続器を使うための独自機構が内蔵されてる可能性や、防御用に弧月とは武器の耐久や火力のパラメータが一部変更されてる可能性はある。
ちなみに、ゲーム『ボーダレスミッション』では「双月」2本と「接続器(コネクター)」が一纏めにされた2枠装備となっているため、原作よりも枠を抑えられている。
また、黒トリガーではないため、他のキャラに装備させる事も可能である。
作者のキャラ評
モテかわだまされガール【こなみ】 |
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林藤支部長に次ぐ古株だが、ほぼ全員に舐められている鵜呑み系女子高生。仲がいい相手ほどだまされ率が上がる。幽霊も超能力も宇宙人も信じてるし、とりまるにだまされて雷神丸は犬だと思っている。こう見えて意外と勉強はできる。どうでもいいが嵐山とは従兄妹。 |
(JC3巻 カバー裏より)
いけ!やれ!【バトルこなみ】 |
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身内贔屓を微塵も隠そうとしない立派な先輩。試合前から、ちゃんと解説できるのか心配されていたが、普通にやっぱりだめでした。王子と蔵内を一緒に呼んだ桜子の差配に熟練の安定感が窺える。焼き肉のときに無意識のナイスアシストをしているが、それに気付いたらドヤり散らすのは火を見るより明らかなため、言及しないでおきます。 |
(JC22巻 カバー裏より)