「『金の雛鳥』は俺が捕らえよう」
プロフィール
出身 | アフトクラトル |
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身長 | 180cm |
年齢 | 29歳 |
トリガー(黒) | 卵の冠(アレクトール) |
好きなもの | 優秀な駒・陽動・分断・家族・穏やかな暮らし |
CV | 佐々木望 |
概要
アフトクラトル・玄界遠征部隊隊長。同国を統べる四大領主の一角にして、最大派閥を率いるベルティストン家の当主。
遠征部隊に所属するランバネインは弟に当たる。
角(トリガーホーン)は側頭部に生えている。
人物像
冷静沈着、かつ極めて慎重な性格。常に失敗を想定して立ち回り、その上で次善策を用意して作戦を立てる。故に彼の起こす任務は基本的に「失敗しても問題ない」「何かしら別の対応策がある」ものばかりである。その気質からエネドラからは根暗呼ばわりされている。
目的の為には手段を選ばない冷徹さを持っており、限界に差し迫っていたエネドラの黒トリガーを回収するために敢えて彼の命令違反を見逃し、敗北後は殺害して黒トリガーのみを回収したり、現時点では任務に忠実な部下であるヒュースが将来的に敵になる可能性を考慮し、帰投時に回収せず玄界に置き去りにしている。
また、有用な人材であれば敵であろうと賞賛しスカウトを試みるような一面も存在する。
戦術家としては陽動作戦を得意としており、目的達成のためには多少の損失は厭わない。
活躍
大規模侵攻に際しては事前に偵察型トリオン兵・ラッドを放ってボーダー側のおおよその戦力を測っており、攻撃開始後も目的であるC級隊員をあぶり出すため、既存のトリオン兵と強力な新型トリオン兵「ラービット」による挟撃や、イルガー5匹による本部基地への特攻など莫大なコストを辞さない戦術でボーダーを揺さぶった。
その中で甚大なトリオン量を持つ「金の雛鳥」である雨取千佳を捕捉すると、作戦の標的を千佳の直接の確保に変更。陽動としてエネドラとランバネインを出撃させつつ、ヒュースとヴィザに回収を命じた。
ボーダー側は千佳の所属支部である玉狛支部の面々を筆頭にこれに激しく対抗、混戦した状況へと陥るが、それを好機と見て一気に勝負をかけるべく自らも出撃する。
自身の黒トリガー「卵の冠」の機能により千佳をトリオンキューブへと変えるも、キューブを抑える前に三雲修に回収される。その場にいたボーダーの隊員達は逃走の時間を稼ぐべく、継戦能力を無視した攻勢に掛かる。
しかし、彼の狙いは修を孤立させる事にあり、ミラのワープで隊員達を撒くと三雲修と対峙、圧倒的優位の状態に追い詰めるが、そこに結果的に陽動を無視していた三輪秀次が現れる。
それまでの戦闘でトリガーの情報を与えすぎていた事と三輪の使用トリガーとの相性の悪さが重なり苦戦を強いられ、それでもどうにか千佳を確保しようとミラに三輪をワープで飛ばさせる事に成功するも、最後はレプリカによって遠征艇を乗っ取られて強制帰還命令を出され、撤退を余儀なくされる。
最後に修が持っていたキューブは千佳ではなく、すり替えられていたただのトリオンキューブである事に気づいたが、帰投命令実行までの僅かな時間で本物を捜索するのは不可能であったため、目標を放棄して立ち去った。
ただし、この間にC級隊員を30名ほど確保しており、最低限の目的は果たしている。
また、「金の雛鳥」に関しては、最初から遠征で捕獲できるとは考えておらず、失敗時には配下の人間で代用する事を想定していた。その配下というのが、ヒュースが仕えているエリン家の当主であるため、抵抗戦力を削ぐために置いていったという訳である。
さらに、大規模侵攻の後も属国のガロプラ・ロドクルーンに遠征の妨害をするように命じている。
戦闘能力
卵の冠(アレクトール)
トリオンを卵生の生物型のトリオン弾に変換し、撃ち出す能力を持つ黒トリガー。
現時点では「燕」「魚」「トカゲ」「蜂」「海月」等が確認されていて、形状ごとに違った軌道を取る。
これらの特徴や弾の形状から出水につけられた異名は「わくわく動物野郎」。ちなみにこの単語は英訳された際に「MR. DISCOVERY CHANNEL」と翻訳され、ちょっとした話題になった。
弾には「トリオンをキューブ化する」能力が備わっており、トリオン体が触れてしまうと正六面体のキューブに変化させられ行動不能になる。
キューブ化はトリオンであれば何でも有効で、トリガーで作られた武器・シールド・トリオン弾も無力化されてしまう。一応、手足に1発2発食らった程度ではキューブにはならないものの、受けた部分は変形して使い物にならなくなるため、大幅な戦力ダウンとなってしまう。
弾速はそこまで速くはないがとにかく弾数が多く、軌道も非常に複雑な制御が可能なので、回避するのは困難を極める。
さらにキューブからトリオンを搾取する事で、トリオン体の修復及びトリオンの補充まで可能というトリガーでの戦闘における掟破りとも言える能力まで備える。
欠点はトリオン以外には干渉出来ず物理的な攻撃力を持たない点と、射程の関係上遠距離で待ち構えている狙撃手には対応できない点。
と言っても、狙撃に関してはよほどの凄腕で無い限りは魚群の弾幕によって防がれてしまう上に、「トリオン体に対抗するにはトリガー(トリオン技術)が必須」という前提条件を考えれば物理攻撃も大して期待できない。
加えて、彼もこれらの弱点を熟知しているため、ミラやラービットと連携する事でカバーしており、隙という程でもない。
別格と言われる黒トリガーの中でも屈指のチート能力と言っても過言ではない。
ゲーム『ボーダレスミッション』ではさすがに弱体化されており、魚(自身の周囲を旋回)と海月(地面を這ってゆっくりと敵を追尾)と燕(敵に向けて直線に飛ばす)の3種のみになっている。
キューブ化も単純な高威力に置き換わっているが、迂闊に喰らえば即死させられる厄介さはそのままである。
特に「燕弾」は高速かつ多数の弾が襲ってくる凶悪な性能を持っており、警戒が必須である。
また、回復能力は「体力が半分以下になった場合に1度だけ全回復」となっているが、その際に一時的に無敵になるため、思わぬ反撃を受けて事故死する事も有り得るので要注意。
パラメーター(黒トリガー装備時)
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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40 | 18 | 28 | 7 | 8 | 7 | 10 | 5 | 123 |
作者のキャラ評
わくわく動物野郎【ハイレイン】 |
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出撃早々に鳩(?)を飛ばしまくった生粋のエンターテイナー。使える生物弾の種類は50を超える。お気に入りはカエルとゾウガメだが、敵に当たった例がない。彼の角はヒュースの角より横に張り出していないので、仰向けは無理だが横向きには寝ることが可能。なぜヒュースの角もそうしてやらなかった。デザインのイメージは「竜」。 |
(JC9巻 カバー裏より)