「みんな、無理せんといてな」
概要
平城学館の学長で、十条姫和の恩師。糸目とほんわかした関西弁が特徴的。
雰囲気に緊張感はないが、指導者としては優秀で、平城出身の刀使は特に評価の高い者が多い。一見すると荒事に関わらないようにしているように見えて、しばしば鋭いところを突いている。
姫和の反逆の一件で鎌倉にしばらく呼び出されるが、やがて無関係とわかると帰還命令が出された。この時、ともに呼び出された羽島江麻が事態に間接的に関わっていることを察してか、別れ際に無理をしないようにと釘を刺している。
旧姓は吉野(よしの)で、20年前の相模湾岸大災厄当時の特務隊メンバーの1人(主守備手)。羽島江麻や高津雪那とは当時のチームメイトで、メンバーの中では相楽結月と同じく年長者にあたるため、紫からも「先輩」と呼ばれていた。
かつては何かと周囲を気にかけるお姉さんキャラだったのか、雪那が自分の知る彼女とはかけ離れたことに困惑していた。
終始一歩離れた目線で周囲を見ていた一方で、人当たりのいい性格から、人との距離を詰めるのが上手く、姫和のことで悩んでいた岩倉早苗の心情を察して無理に聞き出すなどの行動も取っている。