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高津雪那

たかつゆきな

高津 雪那(たかつ ゆきな)とは、テレビアニメ『刀使ノ巫女』の登場人物である。
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「認めてもらわなければ。紫さまに」


CVゆかな


概要

鎌府女学院の学長。伍箇伝の中でも重要な位置にある鎌府の代表として的確に実務をこなす。折神家当主・折神紫を病的なまでに崇拝しており、紫に認めてもらうためならば手段を厭わない。

自身がかつて使用していた御刀・妙法村正の継承者である糸見沙耶香こそが紫を護るに相応しいと考えている。

元刀使であるため、未だに御刀の使い方はある程度洗練されており、失敗して帰還したを叱責する際、沙耶香の御刀を素早く抜いて突きつけるといった、熟練の戦士らしい場面も見せている(ただし引退した身であるため、巫女としての能力は使えなくなっている模様)。


自分の生徒すら駒として利用する独善的な性格で、先の沙耶香や親衛隊の皐月夜見。ゲーム版では七之里呼吹の人格形成に大きな影響を与えるレベルの徹底的な教育を行っている。


一方で折神親衛隊4人をはじめ、他者を一切信用しておらず、紫に刃を向けた十条姫和及び逃走の手助けをした衛藤可奈美を輩出した羽島江麻五條いろは両学長に対し、かつての先輩であるにもかかわらず高圧的な言動を見せた。

命令違反などを咎める一方、紫への忠誠心の厚さから討伐隊を勝手に組織して、結局紫本人から叱られるという姿も見せていた。


昔とは性格が完全に変わってしまい、いろはには「昔は先輩先輩言うて懐いていたのに…」とぼやかれているなど、昔は今のように高圧的な性格ではなかったとされる。

さらに公式のキャラ紹介漫画では「昔のような後輩キャラのまま成長すれば良かったのに」と惜しまれたが、それはそれでベタベタされて面倒という結論に至ってしまった。


本編での活躍

実は紫の指示のもと、ノロを人間に注入することでそれを力にできる研究が行っており、夜見などに投薬を行っていた。

沙耶香にもノロを注射して人形同然にし、自分の代わりに紫の右腕になるための道具としようとしていた一方、夜見には「使えない」として虐待同然の行いをしていた。

紫の手足になることこそが沙耶香の幸福と信じて疑わず、そのためには彼女の意思など不要と考えていた。

劇中では明言されていないがスタッフによると彼女の行為は他生徒からはえこひいきのように思われているようで、沙耶香は学院内でも孤立していた模様。発想が毒親のそれである……。


だが可奈美との戦いや柳瀬舞衣との出会いで沙耶香は変わってしまい、自分の下を去ってしまった事に愕然。折神家に乗り込んできた沙耶香を、自分の元に戻ってきたと思いきや「かわいそうな人」と言われてしまう。


事件解決後も会心はせず、未だに身体にノロを投与するアンプルを開発している。しかもあれだけ手ひどい扱いをしていた夜見と共におり、今度はと呼ばれる謎の刀使に仕えている。

なお、ノロの研究は元特務隊メンバーで綾小路武芸学舎の学長相楽結月と共同で行っているようだが……。


どうしてこうなった

センシティブな作品※学生時代、旧姓は相模(さがみ)

よく結婚できたな…と思うが、何かと他者に対する依存性の強い人物なことから、家庭では案外旦那にデレデレなのだろうか? あるいは旦那からは言われるがまま説、旦那はドM説、旦那はぐう聖説……等の可能性も。

実は相模湾岸大災厄時、紫と共に戦った大荒魂「タギツヒメ」と戦った特務隊メンバーの1人(主遊撃手)。他のメンバーは他の学長や可奈美の母・藤原美奈都と姫和の母・柊篝などがいた。


しかし戦闘時に負傷して写シが張れなくなり、緊急時にもかかわらず部隊の主力が撤退する原因を作ってしまう。

この時、雪那自身は命乞いをするどころか「見殺しにして欲しい」と願うが、あまりに多くの犠牲者を目の当たりにした紫からはその進言を即却下される。

役に立てないどころか足を引っ張ったという苦い経験を味わったことから、当時の失敗を取り返そうとするあまり性格が歪んでいき、「自分の価値を認めてもらわなければ」という思いに取り憑かれてしまったようである。

加えて裏で紫がタギツヒメに乗っ取られていたこともあり、彼女は余計に誤った方向に進んでしまったと言えるだろう。


ちなみに先の通りこの頃は後輩キャラで、先輩をしっかり敬う姿勢を取っていた。また、紫のことを「紫お姉様」と呼ぶなど、依存癖の強い気質はこの頃から変わらなかったようだ。


波瀾編における活躍

紫とは袂を分かち、大荒魂から分離した内の一柱であるタギツヒメに、夜見と共に仕える。以前とは打って変わり、執心していた紫には軽視・敵対するような発言・態度を取るように。

清々しい程の掌返しにも見えるが、正真正銘の神様であるタギツヒメは、ノロの医療的可能性も合わせて彼女を魅了するには充分だったのだろう。燕結芽での治験や、大荒魂と融合した紫が17歳当時の肉体年齢を維持していた姿などは、神が人類に与えた祝福や奇跡のように見えていても不思議はない。あるいは、胎動編よりも以前から紫と大荒魂の真実を知った上で協力していた可能性もある。敵対勢力である折神朱音や舞草が知り得ているのだから、側近たる彼女が同様でも不自然ではないだろう。

主君と仰いだタギツヒメには献身的に奉仕しており、政府との交渉や近衛隊の結成なども推し進めた。

また、可愛らしい少女趣味の服を着せようとしたりと、沙耶香とは違う形での世話を焼きたがる性分も見せている。……まあ、その服は無惨に破り捨てられてしまうのだが。


実際にはその忠誠心は空回りしており、タギツヒメにいいように利用されていたというのが実情であった。最終決戦の直前、人類と政府相手に時間稼ぎをする必要がなくなると用済みとしてあっさり見捨てられてしまう。

その際は、紫やタギツヒメが自身の努力を認めてくれなかったことに対する恨み言を吐いていることから、尊敬する相手に価値を認めて貰いたかったという心情が一番近いのかもしれない。


その後、東京都のとあるビルの1室に軟禁され、荒魂に襲われる寸前、突然現れた夜見に救われる。半ば自暴自棄になっていた雪那は自嘲気味に夜見を罵倒して自尊心を満足させようとする。

が、いつもと同じように自身へ忠義を尽くす夜見の姿を見て、それに心動かされたのか真剣に労いの言葉をかけた。そしてそのを看取り、ようやく自分のことを真剣に見てくれていたのは夜見であったことに気づき、ついに改心する。

紫(誤解)、タギツヒメ(利用)と見捨てられる中、唯一自身を慕ってくれた夜見に寄り添い、共にノロに飲まれて後を追おうとする。しかし元親衛隊の獅童真希と此花寿々花に発見・叱咤され、彼女の御刀・水神切兼光を形見として回収しつつ、二人に救われて無理矢理連れ帰られる。


最終回では形見の水神切兼光を胸に抱きながら療養生活を送っていたが、結月の計らいで水神切兼光が雪那の元で管理できるようになることを知らされ、涙ながらに感謝の言葉を述べていた。


沙耶香にケツをまくられたついでに罵倒され、タギツヒメには捨てられ、夜見は自分をかばう格好で旅立ってしまい………。

本来は自責の念から慕う相手に尽くそうとした結果歪んでしまった末のあの有様は、自業自得の面はあるとは言え、気の毒と言えば気の毒な人ではある。

ちなみに夜見の思いにようやく気づき、亡骸に語りかける際は、まるで憑き物が落ちたような声音になっており、それまでは無理をして気丈な女性を装っていたことも窺わせる。演じるゆかな女史の演技力が冴えが見える部分といえよう。


余談

先輩達に対する態度をはじめ、ヒステリー気味な言動から視聴者からは「ヒスおばさん」、もしくはそれを略して「ヒスおば」と呼ばれている。後半からは「ヒスリヒメ」または「イキリヒメ」とも呼ばれる羽目になる。みにとじでは、焼きそばを売っていた事から「ヒスそば」と言われた。


中の人の演技は凄まじく、傲慢な態度の時のピリピリした声から、荒魂におびえて本来の臆病で気の小さい地の部分を出すなど、演者の技量の高さを堪能できるキャラとなっている。

その卓越さは視聴者だけでなく関係者にも伝わっており、特にアニメスタッフはそれを受けて、よりヒステリー度をアップさせたのだとか。なお、演じるゆかな曰く「嫌われるように演じている」とのこと。


なお、この「ヒスおば」という不名誉な愛称は出演者間でも広まってしまっている様子で、インタビューやラジオでもそう呼ばれてしまう始末である。


公式/LINEでは荒魂におびえる顔が使用されてしまっている


敵役として策を弄するも後手に回ってばかりで報われないその姿にはある種の愛嬌があり、「なんとも憎めない憎まれ役」という魅力を発揮している。

夜見の忠誠心に気付いた終盤~放送終了後はその関係性を尊く思うファンも増え、本作の物語を様々な側面から盛り上げた功労者と言えよう。


刻みし一閃の燈火

メインストーリー

概ね本編と同じ道を辿る。しかし4部ラストで夜見が生存したことで、本編のように憑き物が落ちたような様子はなく、どこかツンケンした態度を取っている。それでも相楽結月「先輩」と呼び、声のトーンも落ち着いているなど、それまでの苛烈さは薄れている。

なお、素直に夜見の忠誠心には応えられていないようで、療養中の夜見を喜ばせるために「水神切兼光を雪那の手で渡したらどうか」と申し出た結月に対し、やや歯切れの悪い口調で断っている。

見舞いにきた夜見にも表面的には冷たい振る舞いを見せたが、「また来ます」と去る夜見には見えないように微笑みかけている。


その他

本作でもヒスおばっぷりを発揮している一方、定期的に開催されるイベント「精鋭特務部隊研究棟」は、雪那が難易度を調整して生徒達に試練を与えているという設定となっている。付いたあだ名は「ヒスおばタワー」である。


このイベントにおける雪那は相変わらず紫には忠誠を誓い、それ以外はぞんざいに扱っているが、一方で施設を破壊されて静かに憤ったり、海外視察と称してバカンスを満喫したり、本編よりも憎めない一面も描かれている。


このように研究棟でのキャラはやや崩れているせいか、本編では横柄な態度で命令していた相手である相楽結月への態度も変わっており、研究棟の調整に携わると言われた際は何も文句を言えずに従う姿が見られた。夜見曰く「先輩後輩だから」とのことだが……。


先の通り、呼吹の性格形成にも関わっており、荒魂に固執する姿を見て「そうなるように育てた」と断言している。


過去編における現役時代のイベントにおいても、当初は立ち絵なしで登場し、紫をこの頃から慕っていることが窺える。ただしちょっと過激なアイドルの追っかけのようになっており、普段においては自分勝手に振る舞う部分はあったようである。その後、過去の部隊員達が全員揃うイベントにおいては、数少ない表情パターンがあるサブキャラとして実装された。


ゲーム上では後々にサポートキャラとして登場し、その力を振るってもらえる。後に現役刀使「相模雪那」だった頃のサポートカードも実装。界隈を賑わせた。


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刀使ノ巫女

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折神紫

タギツヒメ(刀使ノ巫女)

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