CV:鬼頭明里
概要
「刀使ノ巫女」の外伝小説『琉球剣風録』の登場人物にしてもう一人の主人公。
平城学館所属で、小説版では中等部三年生、本編軸では高等部一年生へと進学している。
戦いに消極的な伊南栖羽とは違い、鍛錬に余念のない向上意欲の高い刀使。
その訓練量は岩倉早苗曰く「学校でもかなり有名」と言われるレベル。
これは過去の刀使としての任務で生じた強さに対する執着心からくるもので、『琉球剣風録』時点では年頃の少女が興味を持つような事柄とはやや距離を置き、無茶なトレーニング量をこなしていたこともある。一応、スポーツ科学の面からもアプローチしているが身体を限界まで追い込むあまりの前時代的な体育会系の思考に、栖羽もドン引きする程であった。
あげく、トレーニングのしすぎで足も壊しており、トレーニングを続けているせいで治らず持病に近い状態となっており長時間の運動もできない。
また、このような鍛錬をこなすのも剣術が自分が最も強くなる手段と考えているだけで実際の手段は問わない一面もある。
とじとも時点ではその執着もなくなっており元の面倒見のいい一面が出るようになっている。
それでも腕が上がらなくなるまでの素振りは準備運動などとも発言しており、訓練に勤しんでいるうちにトレーニング好きに、というよりいつの間にかトレーニングバカになってしまっていたようである。
栖羽とは『琉球剣風録』での経験からお互いに刀使としての在り方に影響を与えたことで現在も休日に会うなど良好な関係を築いている。
『琉球剣風録』でも才能を見出して鍛えたほうがいいといった流れからかとじとも時点では実際にトレーニングメニューを彼女用に組んでしまう程になっている。
それでも彼女の趣味に付き合う余裕もでき彼女に振り回されることも。
トレーニングバカとしての本気なのか栖羽をからかっているのかイベントボイスではホワイトデーのお返しがスイーツ分のトレーニング、イベントシナリオでは誕生日プレゼントが鍛錬のメニューなどずれたプレゼントを行っている(栖羽のほかのシナリオの反応からすると恐らく前者)。
獅童真希にはかつての御前試合予選で絶望的な実力差を見せられて以降平城時代の彼女に挑んでは何度も敗北しており、怒りや悔しさから敵視するとともに崇拝に近い感情も持っている。
一方で北斗は知らなかったが真希からは実力を評価され、親近感を抱かれていた。
実際、任務中にほかの刀使の引退が絡む一件以降手段を問わずに強さを求める姿勢は共通している。
栖羽の推測ではかっこいいからバレンタインチョコをけっこうもらってそうと言われ、平城内では比較的有名人な様子。
刻みし一閃の燈火
イベントにゲストとして登場し、声優のキャスティングが行われた。
栖羽によって無茶なトレーニングは止められているようだが、栖羽曰く合う度に稽古を付けられる(栖羽曰く「地獄の特訓」)など、相変わらずトレーニングは欠かしていない。
メインストーリーでは栖羽の写シでカグツチへの接近を試す際に栖羽の希望もありサポートとして参加した。
プレイアブルにはなっておらずサポートカードでのみ参戦している。
刀使として
流派は無外流。御刀は無外流説もある斎藤一繋がりで鬼神丸国重。
迅移は二段階(迅移三段階は迅移を得意とする刀使のレベルなので平均よりは上)、写シは長時間戦えないこともあり一回まで。
素の実力は中間より上程度だが圧倒的な鍛錬量によって当時の平城でトップと評されるほど(各学校に実力面で優劣は特にないため刀使全体で見てもトップ)の強さを手にしている。
それでもなおアニメ主要キャラのような最上位クラスには届かず、珠鋼型S装備を使用しても真希には勝てないと北斗自身が最終的には判断している。
脚の治療のためトレーニングを休み強さが落ちたであろう時期の十条姫和が参加した御前試合の予選では姫和が印象に残る相手だったというくらいの腕前を見せた様子。
対戦相手のことを気にする余裕がない頃の姫和が覚えていた辺り刀使としての在り方を見つけた精神面の影響なのかもしれない。
小説の執筆を担当した朱白あおいによると、北斗は獅童真希や十条姫和のようになにかに優れた訳では無い凡人と語っている。