概要
2022年から始まったゲーム、音楽、そしてアニメのメディアミックス作品。『アンドロイド』と『音楽』が主要なテーマ。
製作者には戦姫絶唱シンフォギアなどの原作者として知られる作曲家『上松範康』や、氏が主宰する音楽制作集団『ElementsGarden』、作詞家の『RUCCA』が名を連ねる。また、キャラクターデザインを『LAM』が手掛ける。
あらすじ
太陽の熱によってもたらされた異常気象。それは地球の大半を水没させるに至った。わずかに残った大地の中活動範囲を制限された人類は、世界統治機構(ワールドガバメント)の管理の元、人口減少を補う労働力として人に似たロボット「アンドロイド」が生まれ、共に生きる生活を送っていた。
先行きの見えない日々の中、娯楽に飢えた人々の希望として生まれたエンターテイメントタワー「バベル」では、挑戦者・観客ともにより高みを目指すべく人々は熱狂し、競い合っていた。それは巻き起こす感動に心惹かれたアンドロイドもその垣根を越えて競い合うほどであった。
これは、感情を学ぶ「Kokoroプログラム」をもつアンドロイド達、そして彼らと出会い共に生きる人々の「心」の物語。
登場人物
KNoCC(ノックス)
アンドロイドの4人組クライマー。『バベル』の頂点を目指して奮闘する。
「KNOCKIN’ ON×LOCKIN’ ON」(Short Ver.)
「IDempty」(Short Ver.)
コバルト(Cobalt)(コバルト(テクノロイド))
CV:浦和希
陽気で騒がしく人懐っこい性格。ユニットのムードメーカー的存在。
あまり細かいことを考えておらず、少々お節介な面もあるが、それは彼の善意と行動力の表れ。
その場の興味を優先してしまうのでトラブルにつながることもあるが、良くも悪くも他のメンバーを引っ張っていく『KNoCC』のリーダー的存在。
クロム(Chrom)(クロム(テクノロイド))
CV:渋谷慧
知識欲が強く、幅広く色々なことを知っているユニットの頭脳担当。
ただ、知識がやや偏っていたり、真面目ゆえの天然を発揮したり、暴走気味になってしまうこともしばしば。
理知的で穏やか。常に敬語で話をする。
ケイ(Kei)(ケイ(テクノロイド))
CV:峯田大夢
荒っぽい言動でコバルトの引き起こすトラブルに怒ることも多いが、結局ユニットメンバーに付き合うなど、面倒見の良い兄貴肌。
子供好きで普段とは一変して態度がとても柔らかくなる。
メンバー内で唯一、ホバービークルなどの運転がうまい。
ネオン(ネオン(テクノロイド))
CV:kayto
のんびりダラダラと過ごすことが好きなインドア派。
口数は少なく自己主張も激しくないが、ハッキリとした性格でたまに切れ味の鋭いことを言う。
細かい点に気がつく繊細さを併せ持つ。
素直に感情を出すことは少ないが、なんだかんだユニットメンバーは嫌いではない。
STAND-ALONE(STAND-ALONE(テクノロイド))
『バベル』の最上層で名を知らしめる人気クライマー。そのダンスパフォーマンスは『バベル』を揺り動かし、観客たちを魅了する。
「Not Standing Alone」(Short Ver.)
「For What, For Whom」(Short Ver.)
カイト(Kite)(カイト(テクノロイド))
CV:古川慎
『バベル』の最上層で名を知らしめる人気クライマー『STAND-ALONE』のリーダー。
自分にも他人にも厳しく、周囲に冷たい印象を与えてしまうこともあるが、心の中ではパフォーマンスへの熱い情熱を燃やす努力家。
ライト(Light)(ライト(テクノロイド))
CV:萩谷慧悟
明るくいたずら好きでおしゃべり。
愛想がよく、本人も意識して女性に好まれる振る舞いをしている。
ナイトとは双子(ワンセットの同型機)で互いのことは言葉にしなくてもほぼわかる。
カイトが無愛想なことを補うようにファンサービスをしっかりとこなしてユニットの人気に一役買っている。
ナイト(Night)(ナイト(テクノロイド))
CV:梶原岳人
明るくおしゃべり。愛想がよく誰に対しても優しい。
思慮深く、その分ネガティブなことを考えてしまうことも。
ライトとは双子(ワンセットの同型機)で互いのことは言葉にしなくてもほぼわかる。
『STAND-ALONE』の作曲も担当している。
メカニカメタリカ
「人を笑顔にする」という目的で『バベル』でのパフォーマンスに挑戦するクライマー。
「メタリックホリック」(Short Ver.)
「イッセイ喝采イッセイ風靡」(Short Ver.)
シルバ(Silve)(シルバ(テクノロイド))
CV:榎木淳弥
単純で素直。思い立ったら即行動する猪突猛進型。
一方、行き過ぎた行動力でトラブルを引き起こし、周囲に怒られることも多い。
なんだかんだ愛されてはいて、ユニットを前へと引っ張っていく強いパワーを持っている。
「人を笑顔にする」という目的で『バベル』でのパフォーマンスに全力を注ぐ。
アウル(Auru)(アウル(テクノロイド))
CV:大塚剛央
無気力で無愛想。基本的にはやる気がなくマイナス思考で家にこもりがちだが、個性的な周囲に引っ張り回されている。
半ば無理やりのユニット入りではあったがまったく興味がないわけではなく、曲の制作や『バベル』で上に行くための作戦の立案など、ユニットの頭脳担当として貢献している。
ラナ(Lana)(ラナ(テクノロイド))
(左上)
CV:杉林晟人
お茶目だが思慮深く落ち着きもあるので、自然と個性派だらけのユニットのまとめ役になっている。そしてそんな仲間たちの世話を焼くのも好き。
自ら服をデザイン・制作することが好きで、そこに目を付けたシルバに誘われてユニットに入る。
『バベル』という場で自分の作った服を披露することに情熱を燃やす。
ジン(Zin)(ジン(テクノロイド))
CV:仲村宗悟
のんびりとした言動をする不思議キャラで、細かいことはあまり気にしない。
興味がわくとフラフラいなくなる放浪癖がある。
いつか自分の店を構えることが夢なのだが、味覚センサーに不具合があるので外見と香りはいいのに不味い料理しか作れずうまくいっていない。
通りがかりのシルバに誘われ、『バベル』で店を構えるための資金集めを目的にユニット入りした。
フランキー♡ノット
「カワイイ」を追求した人気急上昇中のクライマー。デンタパークのスタッフとしても日々奮闘している。
「Frank♡with you」(Short Ver.)
「Vanquish!!!」(Short Ver.)
フラン(Fran)(フラン(テクノロイド))
CV:小林大紀
「カワイイ」に対して特別な意識があり、「カワイイ」を磨くためには妥協を許さないストイックな一面を持つ。
デンタパークでは、カフェの店員として働いており、一部ファンからは熱狂的に支持されている。
ハイド(Hyd)(ハイド(テクノロイド))
CV:重松千晴
カッコよく男らしくなることが理想の、活発なやんちゃ坊主。
周囲からは「カワイイ」の評価ばかりだが、自分では納得していない。
デンタパークでは、ショースペースで働いており、得意なアクロバットで観客を沸き立たせる。
リム(Lim)(リム(テクノロイド))
CV:草野太一
極度の引っ込み思案であり、自分から主張することが苦手。 フラン・ハイドの背中を見て弱気な自分を直そうとしている。
デンタパークでは、水族館の職員として働いており、ナビゲーターとして案内している。
D.M.A.
知る人ぞ知る強豪であったが、突如『バベル』から姿を消したクライマー。
「Donʼt Mess Around」(Short Ver.)
「Itʼs on fleek」(Short Ver.)
ボーラ(Bora)(ボーラ(テクノロイド))
CV:濱野大輝
クールで突き放すような言動且つ攻撃的であるが、正義感の強い一面を持っている。
本業は探偵であり、『BXR探偵社』として活動。
主に裏社会の情報に精通しており、その中で人間の汚い部分を目の当たりにし、完全な人間嫌いになった。
キオ(Xyo)(キオ(テクノロイド))
CV:塩口量平
温厚で心優しい性格のために、周囲の行動に気をかけすぎて苦労することが多い。とある理由で、ボーラと出会い『BXR探偵社』で働くことになった。
主に事務・雑務を担当する。
ロージー(Rhodi)(ロージー(テクノロイド))
CV:小林竜之
攻撃的な気質を持ち、基本喧嘩腰。
『BXR探偵社』の助手として働く。
ボーラに心酔しており、彼の言うことは絶対であり、役に立とうと日々行動している。
機関紳士
謎が多いクライマー。『バベル』に参加している姿は誰も見たことはない。
「システマティックジェントリィ」(Short Ver.)
「サマートライアングル」(Short Ver.)
ノーベル(Nobel)(ノーベル(テクノロイド))
CV:野島健児
知的で穏やかな言動であり、ミステリアスな雰囲気を持つ。
『闇マスター』と呼ばれ、アンドロイドでありながら無免許でアンドロイドを開発している。
ルゥマ(Ruma)(ルゥマ(テクノロイド))
CV:土岐隼一
マイペースであり、のんびりとしている。
ノーベルの助手としてサポートもしており、優れた腕前を持つ。
いくら修理しても方向音痴だけは直らず行方をくらますことが多々ある。
アインザッツ(Einsatz)(アインザッツ(テクノロイド))
CV:熊谷健太郎
ノーベルとルゥマによって製造された最高傑作のアンドロイド。
執事として、スペックは非常に高く、与えられた任務は完全に遂行するが、『kokoro』が未発達の為、感情表現は他のアンドロイドと比較すると乏しい。
天地(天地(テクノロイド))
「月徒陰陽開心」(Short Ver.)
「全知全能月詠唱」(Short Ver.)
コヨミ(Koyomi)(コヨミ(テクノロイド))
CV:花倉桔道
心優しく純粋な性格で、相手が誰であろうと親愛をもって接する見た目の幼さの割に、穏やかな口調で落ち着いた振る舞いをするが、浮世離れしておりやや世間知らずなところがある。
時折、見た目相応の好奇心旺盛さや活発さを見せ、周囲を驚かせることも。
人とロボットが手を取り合い平等に暮らす社会を夢見ており、自身の目標にしている。
サク(Saku)(サク(テクノロイド))
CV:笠間淳
寡黙で無表情。一見して冷たさや不気味印象を与えるが、本人は礼儀正しく心優しい性格。
コヨミのことを何よりも大切に思い、深く敬愛している。
ただ行き過ぎた心配もしがちで、少し過保護気味ー面も。
コヨミを守る目的で作られたアンドロイドでもある為、戦闘能力は高く設定されている。
ミツキ(Mitsuki)(ミツキ(テクノロイド))
CV:橘龍丸
眼光が鋭く言動も荒々しいが、コヨミからみんなと仲良く接するよう言われており、できる限り頑張ろうとしている。
コヨミに対してだけは丁寧な言葉を使おうと試みるが、度々失敗し、おかしな敬語になってしまう。
人間に対して抑えられない敵意を持ってしまう為、人とは一定の距離をとっている。
その他
CV:田村睦心
芝浦白秋の義理の息子の天才少年。13歳。生まれてすぐに実の両親を事故で失い、白秋に引き取られる。当初は白秋との仲も良好だったが、日増しに溝が生じ、「自分は白秋に愛されていないのか」と考えるようになる。白秋の葬儀後、KNoCCと出会い、白秋の手紙に込められた彼の真意に気づき、結果KNoCCがまとまるきっかけとなった。その後は4人と交流を深めるようになる。
ゲーム版では大人の姿で登場しており、アルト(ゲーム版主人公)の師匠の立ち位置となっている。
エリザ(エリザ(テクノロイド))
CV:瀬戸麻沙美
エソラの専属アシスタントAI。
ゲーム版主人公とKNoCCが居候するエソラの家の管理を担当している。
AIらしく淡々と機械的に話すが、時折AIらしからぬ人間味のある言動をすることも。
(右)
CV:堀江瞬
世界を統治する組織『WG(ワールドガバメント)』のマスコットキャラクターであるAI。
WGの運営している施設に多数配備されており『バベル』のナビやステージMCなど様々な業務を担当。
担当業務によって外見や口調などが異なり様々なデンタが存在する。
キャロン(キャロン(テクノロイド))
アニメに登場するロボット。持ち主は芝浦エソラ。
アニメ
『テクノロイド オーバーマインド』の題名でテレビアニメが制作された。監督はイムガヒ、アニメーション制作は動画工房。当初は2022年夏に放送予定だったが動画工房内で新型コロナウイルス感染症が流行、放送延期されたのち、2023年1月にテレビ東京とテレビ大阪で放送された。
TVアニメ『テクノロイド オーバーマインド』ティザーPV
オープニングテーマ
「LOVE NO HATE」KNoCC
エンディングテーマ
「インヴィジブル -one heart-」KNoCC、STAND-ALON
ゲーム
2022年1月21日より『テクノロイド ユニゾンハート』のタイトルで配信された。発表当日の2021年11月6日、事前登録を開始した。
『テクノロイド』1st Anniversary/ 「感-KANDEN-電」(Short Ver.)
『テクノロイド』Half Anniversary特別楽曲/ Selfish Gene「Never Say Never」(Short Ver.)
ドクター
「アルト」はゲーム内のプレイヤーの名前。名前と性別を変更可能。