ラテーナ
らてーな
「……あの人は ここにも いない」
その正体は300年前のナザム村の村長の娘。ある時、怪我をしていた村の守護天使エルギオスを介抱し、彼と想い合うようになる。
しかし、ガナン帝国に村が襲撃された際に自身の父親に騙され、エルギオスは帝国に連れ去られてしまう(この際のゴタゴタでエルギオスは「ラテーナに裏切られて帝国に捕えられた」という勘違いをしている)。
彼女もまた帝国兵によって殺された…と思いきや、実はこの時、竜もどき「アルマトラ」によって助けられていたことがクリア後の追加クエストで明らかになる。
エルギオスを助ける為、アルマトラと共にガナン帝国城へ乗り込み、帝国の中でも人の心を残していた人間たちの力を借りて閉ざされた牢獄までたどり着くも、兵士らの手により命を落とした。
帝国兵に殺されそうになった時も「何十年かかっても貴方を見つけ出す」と言ったり、死の間際にも「何十年、何百年かかってもあなたを助け出す」と言っていたり、300年もの間エルギオスを救うために彷徨っていたことや、エルギオスに対する彼女の想いが本物である事が窺い知れる。
その決意は本物で、ガナン帝国の地下牢獄のみならずラストダンジョンである「絶望と憎悪の魔宮」にまで乗り込んでくる程。
そして最後はエルギオスと和解し、共に寄り添って星空へと旅立っていった。
前述のクリア後クエストでは、ストーリー本編で昇天したはずの彼女が最近になって幻の宝石「竜のなみだ」を探している姿がドミールの里やサンマロウの町で目撃されるという内容。
その姿はどう見ても幽霊ではなく生きた人間で、主人公の事も知らない様子。
その実態は、アルマの塔の頂上で深き眠りについているアルマトラの見た果て無き夢から飛び越えて実体化した過去のラテーナであった。
300年前と同じくガナン帝国城を訪れたところを、城の幽霊たちに目撃されている。
そして「竜のなみだ」とは、竜もどきと呼ばれるアルマトラが、ラテーナの死の際に落とした一粒の涙であった。
その竜のなみだに込められた力がエルギオスの力を一時的に解放するも、皮肉なことに彼は既に堕天使と化していたためガナン帝国は崩壊することとなる。
英語版の名前はSerenaであり、これは『ドラゴンクエストⅪ』のセーニャの英名と全く同一。したがって、今後リメイクや移植等で英名が変更される可能性がある。
本編以外での出演として『星のドラゴンクエスト』や『ドラゴンクエストウォーク』におけるドラゴンクエストⅨイベントがある。こちらではフードを取った公式絵が見られる。
『ドラゴンクエストライバルズ』では、エルギオスの台詞で言及されている。
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