概要
初登場は『ドラゴンクエストⅨ』。
工事現場に積み上げられたまま忘れられた砂袋がモンスター化したもので、口から砂をザラーッと垂れ流しており、そこから「すなけむり」を吐いて相手の目をくらましてくる。そして倒すとたまにステテコパンツを落とす……もしかしてコイツの残骸の加工品なのか?さぞ履き心地が悪そうだが。
砂を吐いているのにスナザラーではなくあくまでドロザラーなのがミソ。セメントっぽくも見える。
なかなか愛嬌のあるデザインだが、これはデザインプロジェクトの公募(スタッフ内)で採用されたもの。似たような経緯を持つモンスターにドラポヨロン、ばくだんサーカス、ジュラシックロイドがいる。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』で系統を代表して登場。砂漠の世界に出現する。
『スライムもりもりドラゴンクエスト3』ではしっぽ団の一員として登場。
仲間にすることもでき、敵に破壊された戦車内の危機を修理することができる。
『ドラゴンクエストモンスターズ3』にも登場。シナリオではジバリア系の呪文で無双する枠として役立ってくれる。工夫してLサイズの個体を配合で生み出したいところ。中盤まで活躍させたらてっきゅうまじんへの配合素材となるため、特にRTAでは重宝する。
ドロザラー系のモンスター
- ようがんピロー
上位種。口から溶岩を流し、ダークな牙とアイシャドウがイカす。
「もえさかるかえん」や「はげしいほのお」、「やけつくいき」といった炎系の攻撃を得意とする。たまにマグマロンを呼ぶこともあるが、溶岩やマグマなどの熱い物が好物らしい。ということはまさか援軍をかねた食糧……?
ちなみに、ピローというのは枕という意味である。おそらく由来はPillow lava(枕状溶岩)。
- ハニーイーター
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』で初登場したモンスター。見た目はドロザラーにそっくりだが口から流しているのが砂ではなくハチミツになっており色もやや明るめ。
『ドラゴンクエストⅨ』のデータ上にのみ存在するダミーデータのモンスター。
白い体色で、口から何も吐いていない。サンドバッグだからか擦り切れたような表面をしている。
行動は通常攻撃のみで、HPは驚異の2万。おそらく戦闘時のさまざまな行動をテストするためのデバッグ用モンスターであろう。
元ネタは大乱闘スマッシュブラザーズシリーズのおまけ要素「ホームランコンテスト」に登場するサンドバッグの名前。
基本的に人目につかない内部データだからこそできたパロディといえる。
…しかし、2018年にはドラゴンクエストシリーズの歴代勇者たちが『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にファイターとして参戦。本家サンドバッグくんとの共演を果たした。