概要
両親は既に他界しており、現在は1人で広い屋敷に住んでいる。
かつては外で遊ぶことすらできない程に病弱であったが、あるとき旅の商人から両親が購入した“女神の果実”を食べた事により健康になった。
しかしその後遺症なのか、性格まで豹変してしまい、やたらと異常な行動(些細な事で執事やメイドたちを追い出したり、やたらと友達を作りたがったり、挙句の果てには友達になった人物に自分の持っている持ち物をあげてしまったりなど)、更には度し難い程の世間知らずとしか思えないような言動が多くなってしまった………。
以下ネタバレ
実はマキナ本人は“女神の果実”を食べてはおらず、上記の彼女の正体は彼女の唯一の友達である人形のマウリヤである。
本人は既に自分の死期が迫っていたのを悟っており、自分の友達である人形のマウリヤに命が宿る事を願った事で、“女神の果実”の力でマウリヤに命が宿る事に成ったが、彼女の命が既に風前の灯火であった為、せっかく友達になっても一緒に遊ぶ事ができず、せめてマウリヤに自分の代わりとして生きてもらい、代わりに幸せになってほしいと告げ、その短い生涯に幕を下ろした。
彼女の想いを受け取ったマウリヤは密かにマキナを埋葬すると、大切な友達であったマキナの代わりとして友達をたくさん作ろうとするが、元々人形であったマウリヤは“普通の人間”としての感情を持たなかった事もあり、上記のような奇行が目立つ結果となってしまう。
その事に心を痛めたマキナは“本来行くところに行けないまま現世に留まり続ける”事に成り、町を訪れた主人公に出会うと、真相を告げた上でマウリヤを元の人形に戻す事への協力を依頼する。
全ての事が終わった後、マウリヤの元に現れると自分の思いを告げ“本来行くべき所”へと旅立っていった……。