留意
pixivではタグに「グランバニア王女」のほか、半公式の名前や母親にちなんだ呼称(後述)を用いることが多い (というか、単に「女の子」だけでは誰のことを指しているのかわかりづらいという問題点があるので、「女の子」とはあまり呼ばれない)。
概要
『ドラゴンクエストⅤ』に登場する主人公の双子の子供達のうち、娘の方のことである。
年齢については、生まれてすぐに両親が行方不明になり、父親と再会したのが8年後であるため、プレイアブルキャラクターとしてパーティーに加入した当初は兄共々8歳である。
なお、この年齢故に最も低い年齢の人間のプレイアブルキャラクターと思われがちだが、本作の主人公がプレイアブルキャラクターとして操作可能になる幼少期はまだ6歳であるため、それは主人公である(幼少期のビアンカが主人公の2歳年上の8歳なので彼女と同じ年齢である)。
またリメイク版から双子の妹ということになり、兄であるグランバニア王子のことは「お兄ちゃん」と呼ぶようになった。
『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』などではそれまでどちらが上かは発表されてなかったため、「王子」と呼ぶネタが多く、『ドラゴンクエスト 天空物語』では双子の妹だが、テンのことは名前で呼んでいる。
名前
主人公と同じく双子の息子と娘には公式名称が無いが、いくつかの暫定的な名前もある。
リメイク版以降の登場作品では「タバサ」というデフォルトネームが設定されている。ちなみに双子の片割れであるグランバニア王子の名前は「レックス」。
関連書籍では「クエこ」、「ポポカ」、「レイア」、「エニリン」、「フィア」という名前がある。
久美沙織の小説『ドラゴンクエストⅤ』及び『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』では「ポピー(ポピレア・エル・シ・グランバニア)」、
幸宮チノのスピンオフ『ドラゴンクエスト 天空物語』では「ソラ」の名前が与えられている。
映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』ではなんと登場せず、存在そのものが無かったことになっている。
容姿と性格
母親によって髪色が異なり、妻がビアンカなら金髪の子が、フローラなら青髪の子が、デボラなら黒髪の子が誕生する。
髪型はおかっぱで、左右にリボンを付けている(リボンの色は髪色によって異なる。金髪の場合は緑色、青髪の場合は黄色、黒髪の場合は赤)。
裾を縛ったピンク色のマントをまとっている。ちなみにスーパーファミコン版に限り、青髪の場合はマントの色が黄色になる。
性格は媒体ごとに異なるが、リメイク版以降は礼儀正しい反面、お化けが怖かったり高いところが苦手でブラコンという性格。性格的にフローラ似といわれる(実際、リメイク版で明らかになったフローラの幼少期は、王女と同じおかっぱ頭であった)。
嫁がデボラである場合にしか発生しない会話イベントであるが、兄が勇者で自分は違うというところに劣等感を抱いていることを母親に打ち明けている(上記の会話ではその後、母であるデボラからそれを「父に似た」「魔物の気持ちもわかる優しい性格」「そのチカラもたくさんの人を守れるすばらしいもの」と諭され、前向きになる様子が描かれている)。
性能
ゲーム
両親譲りの高い魔法の才能(デボラ以外)を持ち、わずか8歳ながら「イオナズン」や「マヒャド」等の強力な攻撃呪文と「バイキルト」、「ルカナン」等の豊富な補助魔法を習得する。反面、魔法使い系の常としてHPと力は低め。
やまびこのぼうしが削除されたPlayStation2版以降だと、火力不足に悩まされることも。
メディア作品
母譲りの天空の血を覚醒させ勇者となった王子に対し、王女はどんな能力を開花させているかについて、様々な独自設定がなされている。
- 父譲りの魔性の血を覚醒させ、魔物を手懐ける能力(小説版『ドラゴンクエストⅤ』より。演出の都合上、王女の登場以降は主人公に懐いて仲間に加わるモンスターがいなくなるレベル)
- ストロスの杖の選ばれし者となる(『ドラゴンクエスト 天空物語』より。なお、選ばれし者以外には、見ただけで身体を萎縮・麻痺させる効果がある模様)
余談
「モンスターバトルロード」では大々的に描かれることが多く、プレイヤーのアバターキャラとしてその姿を見ることができるが、単なるアバターであって中身は別人なので王女本人ではない。
しかし、ゲーム中の着せ替えアイテムである「おしゃれ着」によって様々な着せ替えが可能であるためか作中はもちろん、関連商品などで様々な姿をした彼女の姿を見ることができるのはファンには喜ばしいところ。
担当声優
- 荒木香衣:『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』
- 内田彩:『ドラゴンクエストライバルズ』(※:兄であるグランバニア王子との兼役)