概要
主人公の父パパスの弟で、主人公からみると叔父にあたる。名前の由来も恐らくはそれ。妻マーサを探す旅に出る為王位を退いたパパスに代わり、グランバニアの王となっていた。自分は王という立場に相応しい人物ではないと理解しており、人柄の良さだけがウリの温厚な人。国民からもそういう風に見られており、特に嫌われはしていないがパパスと比べられると…。
とは言え、マーサが攫われたのが約20年前であり、それを助けにパパスが出奔したのがその頃。また、主人公が石化してからミルドラースを倒して帰還するまでの10年間、約30年もの間、王妃誘拐は別として特に大きな問題無く国を治めていたと考えると十分有能な人物だろう。ちなみにオジロンが即位したのは主人公が到着する数年前であり、近年は大臣が実権を握っていたらしい。ただしこの大臣もオジロンが登用した訳ではなく、パパスの代からの大臣である。
主人公が紆余曲折を経てグランバニアへやって来た際にはすぐ王位を譲ろうとするが、保身に走る大臣の言葉に素直に従ってしまい、主人公たちは試練の洞窟にある王家の証を取りに行くことになる。ちなみに大臣が雇ったカンダタが試練の洞窟で襲って来たりする上に、そもそも試練の洞窟が魔物の巣窟になっていたことを考えると、そこは却下しろよと思うが。
青年時代後期に入り、石化から復活した主人公がグランバニアに戻ると死んだはずの大臣がいてギョッとするプレイヤーが多かったと思うが、実はこれがオジロンである。王様のグラフィックから大臣のグラフィックに変更されており、「わしじゃよ、オジロンじゃよ」と自己紹介してくる。何故かSFC版のエンディングでは、再び王様姿に戻っているのだが。
主人公が旅で不在のため、政務は彼がとっている。
娘にドリスがいるが父親同様、王族としての生活が合わないらしくいとこの主人公が来たあとはあっさり王位継承権を譲ってしまう。