概要
初登場は『ドラゴンクエストⅥ』。釵みたいな三叉の武器を両手に持っている単眼の殺人ピエロ。
相手を切り裂くことが大好きな残忍な性格で、切り刻まれて獲物が弱る様を見てニタニタ笑う。主に「しんくう斬り」といった技を使って攻撃してくる。
『ドラゴンクエストⅩ』では「かえん斬り」「マヒャド斬り」「いなずま斬り」も使ってくる。戦闘開始時の優雅なボウアンドスクレープと、攻撃をかわすときのピエロらしいアクロバティックな回避といった凝った演出が魅力的。
地獄の庭園の手入れを頼まれた際、見事な才能を発揮したたため庭師として第二の人生を歩むべきなのか考えているらしい。
デビルアーマーと共にムドーの手下として登場するモンスターとして有名である。
名前の由来は上位種の「キラージャック」と合わせて切り裂きジャックと思われる。
きりさきピエロ系のモンスター
通常モンスター
- カメレオンマン
オレンジ色のマントを纏った青緑色の怪人。身軽さ故の素早さを持っており、そこから繰り出す「はやぶさ斬り」は強力である。
『ドラゴンクエストⅩ』では「タップダンス」も使ってくるが、回避率があまり高くなるわけではないらしい。自分の似顔絵を描いた「変質者注意!」の立て札をあちこちに立てるのが好きという、人智が及ばぬほどの変態。
コンジャラー系の同名のボスモンスターとは別物である。
- キラージャック
ニタニタ笑いを絶やさない奇怪な血みどろピエロ。
彼の大道芸は辺り一面を血の海に変え、目にした者は誰ひとり生きて帰らないという、犯罪史にその名を刻んだおそろしい大量殺人鬼である。このあたりのエピソードはやはり切り裂きジャックを意識していると思われる。
「はやぶさ斬り」以外にも「バイキルト」や「ラリホーマ」といった補助系の呪文を使ってきたり、踊り系の技を使ってくる相手には「おどりふうじ」を使って封じてくる。
『ドラゴンクエストⅩ』では「おどりふうじ」の代わりに「つるぎのまい」を使ってくる。必ずと言っていいほど同種のモンスター3体同時に出現することがある。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』ではそれまで登場していたきりさきピエロを差し置いてまさかの単独出演を果たした。
ひとつめピエロ×キラーピッケルの配合や悪魔系×ゾンビ系(どちらかがBランク)で作れる他、キラーマシン2やヘルクラッシャーなどの配合でお世話になることも。
ボスモンスター
- 悪魔道化師ゲイザー
『ドラゴンクエストⅩ』の旅芸人クエストに登場するボスモンスターで、「消えた旅芸人」と「芸を忘れた男」のクエストで戦うことになる。
旅芸人に強い憎しみを抱んでいるポルファンの元弟子。「芸は人を救える」という信条を信じていたが、母親が亡くなってしまったことが原因で「芸では人を救えない」と絶望し旅芸人を憎むようになる。
そこをルルルリーチに付け込まれてモンスターと化してしまった。旅芸人に憎しみを抱く割に道化の格好をしているのは皆を笑わせていたあの時の自分が忘れられないためか、少なからず未練があるらしい。
基本的に通常攻撃のほかに「かえん斬り」「しんくう斬り」「タップダンス」「ハッスルダンス」を使ってくるが、押されている時や怒り状態のときは「はやぶさ斬り」を使う。
クエスト「芸を忘れた男」では「かえん斬り」「しんくう斬り」を使わない代わりに、「つるぎのまい」や「キラージャグリング」を(押されている時以外に)使用する。
なお、後述のクエストは戦闘力が上がっているうえにボケを成功させてからでないと倒せない。
正規の手順で倒すと最終的には芸を愛する心を取り戻し人間に戻るが、直後にルルルリーチの手下であるグレムリン3兄弟に殺されてしまう。
エピローグでは芸の練習に励む、ポルファンの弟子だった頃と思われる彼がみられる。
- 獄辛党員シニグリー
季節イベント「新たなる辛党? お菓子の国の悲劇!」でガラシの塔2階で戦闘となるボス。3匹で出現し、「キラージャグリング」「はやぶさ斬り」「つるぎの舞」を織り交ぜた通常攻撃で攻めてきたり「タップダンス」を踊ったりする。
ワサビに含まれている辛味成分の「シニグリン」が名前の由来。
- イカスミ兵長
『星のドラゴンクエスト』のストーリーシーズン2であるバルザス大陸のボスとして登場する。