概要
GMのオセアニア地区担当のブランドにして、オーストラリア唯一の自国独自ブランドである。
元々馬具製造メーカーだったが1925年に自動車製造を開始、その後GM傘下となった。
その為、GM系プラットフォーム/ドライブトレーンを流用した自社開発車や、GM系他国メーカーの小型/中型車がラインナップの大半を占めた。
2000年代には自社開発車の他ブランドへの供給も行われており、有名な所ではポンティアックブランドの「GTO(モナーロベース)」や「G8(コモドアベース)」が挙げられた。
だが2013年12月、GMは将来的なホールデンの自社製造取り止めを表明、2017年10月をもって生産を終了した。これによりオーストラリアで自動車を作る企業は皆無となってしまった。
そして2020年2月、2021年を目処にホールデンブランドは廃止される事になった。廃止後のオーストラリアではシボレーブランドが展開される予定。
ちなみにホールデンというブランドは日本では馴染みが薄いが、同社は70年代にプレミア/ステーツマンをマツダやいすゞへと供給していた。逆に初代いすゞジェミニを生産し、自社ブランドの製品として販売した事がある。
また、愛知県の輸入車販売会社にて「コモドア」やスポーツピックアップ・「UTE」シリーズが少数販売されている為、国内で購入することも可能である。
かつての販売車種
エクイノックス・・・シボレーエクイノックスをベースとしている。
シャトル・・・いすゞファーゴをベースとしている。なおホンダシャトルとは無関係。
バリーナ・・・オペルコルサ、シボレーアベオ、ソニックをベースとしている。
コロラド7・・・シボレートレイルブレイザーをベースとしている。