データ
別名 | 木枯し怪獣 |
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身長 | 60m |
体重 | 2万9000t |
初出現地 | 東北地方・北上川上流の山間部 |
概要
第32話「木枯らし怪獣!風の又三郎」に登場。
黒雲の中に隠れ、東北地方から東京まで南下してきた嵐の具現化のような怪獣。岩のような丸っこい体に四肢が生えたシルエットと、白目部分が赤い一つ目、漏斗状の口が特徴。
口から空気を吸い込み、思いっきり吐き出して風速70mもの猛烈な突風を発生させる。また、電信柱を口にくわえ、口からの突風で吹き矢のように発射する芸当も見せた。
「怪獣妖術師」と呼ばれ、体を軟化させたり、影のような姿に変身して建物の壁をすり抜けたりと、まさに妖術使いと形容できる特殊能力を持つ。
死んだフリをしたり人質を取ったりと、知能も高い。
活躍
東京上空に発生した暗雲の中に身を潜めていたが、突然実体化して地上に出現し、暴風雨を発生させながら街を破壊する。
ZATの攻撃で一度は倒されたかに見えたが、実はやられたフリをしており、白鳥健一と謎の転校生ドンちゃん(演:大山正明)を人質に取って迂闊に手を出せないZATを苦しめる。
しかし囚われた二人に黒板用三角定規と傘で頭を攻撃された事で怯み、振り落してしまう(というか、よく健一君はそんなでっかい三角定規なんぞ持ち歩いていたな…)。
投げ出された二人はタロウに救出され、そのまま戦闘にもつれ込む。
突風と吹き矢でタロウをてこずらせるが、口をキングブレスレットで塞がれ、風が体内で暴発してしまい、自爆に近い形で死亡した。
以降の作品での登場
『大怪獣バトル』
AC版無印1弾にて技カードとして収録された。「3ラウンドの間、自分のスピード値を100上げ、相手のスピード値を100下げる」という効果を持つ。
『ウルトラ銀河伝説』
ベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として登場した。
『ウルトラ忍法帖』
故郷に里帰りするも故郷の長老により山神への人柱にされたエースを迎えに来た山神の巨大な使い魔として登場した。対峙したウル忍からは当初グロンが山神でエースを食おうとしていると思われていた。ウル忍の攻撃を受けるも本物の山神が姿を現したことで引き下がり、エースは山神に連れ去られてしまった。その後は登場していない。
関連タグ
ガモス、ギャビッシュ、ダンカン、ギマイラ:同じく怪獣のくせにやたら頭がいい連中。
風の又三郎:このエピソードの元ネタ。