どっどど どどうど どうど どどう
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概要
宮沢賢治の没後、1934年(昭和9年)に発表された童話小説。題名の「又三郎」は古くから東北地方に伝わる風の神「風の三郎」に由来するとされる。大正年間に書かれた『風野又三郎』をベースに、現実味を強めるなどの改変が行われている。
作中に登場する風のガラスのマントや子供たちの瑞々しい青春の描写から、多くの人々に長く親しまれ、漫画やアニメ、映画にされたり、題材や要素を持った作品も多い。
著作権が切れている為オンライン上で読む事が可能。
物語
9月のはじめ、谷川の岸の小さな学校(尋常小学校の分校)に不思議な転校生・高田三郎がやってきた。嘉助や一郎など子供たちは彼を風を呼び起こす精霊「風の又三郎」だと噂した。そして彼らは約半月かけて、交流を深めていくが、ある風雨の強い日の朝、三郎が再び転校していった事を知る。嘉助は三郎がやはり「風の又三郎」であったと口にするのだった。
関連タグ
ウルトラマンタロウ-第32話に本作に基づいた「木枯らし怪獣!風の又三郎」というエピソードがある。
ウルトラマンオーブ - 第1話冒頭で母親が子供に読んで聞かせているシーンがある。
宇宙刑事ギャバン-第16話「初恋は宝石の輝き さようなら銀河特急」は本作が元ネタ。サブタイトルからわかるように賢治の別作品のオマージュも取り入れられている。
黒羽根(匿名希望) チョコレートの魔女-風の又三郎の要素を持つキャラクター。