曖昧さ回避
- 宮沢賢治の童話作品。
- 1にインスパイアされて作られた、Sound Horizonによる同名の楽曲。 →ヴァニシング・スターライト
本項では1について扱う。
概要
宮沢賢治の童話作品。賢治の没後翌年に発表された。
賢治のいわゆる「生存罪(生きものが生きものを殺さなければ生きていけない殺生の哀しみ)」がよく表れている作品である。
物語
よだかはその醜さ故に、他の鳥から嫌われ、疎まれ、悪口を言われていた。
特に、親類でもないのに鷹を名に冠する事から、鷹には顔を合わせる度に名を改めろと言われていた。
ある夕方、とうとうよだかは鷹に、明後日までに市蔵(いちぞう)に改名しなければ殺すと告げられる。
よだかは、たくさんの虫を殺して食べなければ生きていけない業に苦悩し、飢えて死んでしまうことを欲する。
そして今度は、懸命に夜空に羽ばたきながら、太陽や星や、オリオン座、おおいぬ座、大熊座、鷲座などに次々に星にしてくれるよう懇願するが、ことごとく断られてしまう。
最後の力を振りしぼって羽ばたき、力尽きたよだかは、自分が青く美しい星になっていることを知る。
その星はまだ燃えているという。
関連タグ
黒江(マギアレコード)…彼女のドッペル及び成れの果てがよだかの星モチーフ。