概要
ストーリーを相川氏が、絵をアキヲ氏が担当している。
商業化が決定し、現在は『ゼロサムオンライン』と『Pixivコミック』にて連載を行っており、Pixiv内では本編の導入部と番外編を読むことができる。
商業での名義は八坂アキヲ、相川有。
コミックスは第13巻まで発売中。
2018年10月からTOKYOMXおよびBSフジにて、5分間ミニアニメとして放送された。アニメーション制作はサエッタ。
登場人物
日ノ輪 泊(ひのわ とまり)
CV:山下大輝
16歳の男子高校生。トップ画像で抱かれている方。
ある日職員室に呼び出され、気づけばカネノギのお嫁さんになっていた。始めは戸惑っていたが、カネノギの魔性の体毛の魅力に溺れすっかり馴染んでいる。
カネノギ
日ノ輪の夫に当たる謎の生物。トップ画像で抱いている方。
体長2メートルで全身がフサフサの体毛に覆われており、頭にはスカーフ(?)を巻いている。
主食は廃材で特にコンクリートを好む。
火鞍川 曽良(ひくらかわ そら)
CV:河西健吾
16歳の男子高校生。日ノ輪とはクラスメイトに当たる。
日ノ輪より半年ほど速く結婚しており、お互い良き嫁仲間として付き合っている。
フワ井(ふわい)
火鞍川の夫に当たる謎の生物。体長30センチのタヌキの様な4足歩行動物で、背中には笠を背負っている。ストレスで毛が抜けやすく、ハゲを見られることを嫌う。
主食は生命力の強い草で、特に外来種の雑草を好んで食べる。
木齋橋 壱屋(もくさいばし いちや)
CV:八代拓
16歳の男子高校生。火鞍川同様に日ノ輪とはクラスメイトで嫁仲間。
日ノ輪の後、間もなく籍を入れていた。
無愛想で取っつきにくい印象を受けるが、夫に対する愛は深い。
ツキツカ
木齋橋の夫にあたる謎の生物。体長148センチの人型で、包帯の中には目に見えない本体が存在する。
日ノ輪達とはクラスメイトであり、筆談でコミュニケーションを取る事ができる。
水小路 依(すいこうじ より)
日ノ輪達より一つ上の先輩。実家の神社で巫女を務めている。面倒くさがりな性格の様で、結婚した事は周囲に隠していた。
あまり口にはしないが夫の事は自慢に思っている。
ラウヒェンエッカー
水小路の夫に当たる謎の生物。巨大な白蛇で、背中にはひし形のコブの様な物が直線状に並んでいる。小さくなることもでき、その姿は正にツチノコである。
困っている人を放っておくことができず、人間・・・もといヘビがよくできた人格者。
土清世 徹司(つちきよせ てつし)
CV:白井悠介
日ノ輪達より一つ上の先輩。生徒会長を務めている。メガネな人格者なのだが、どこか不憫で苦労人気質。嫁と言うより保護者と言った方がしっくりくる。
夫に関する事となると采配が極端になる所がある。
六・七(ろく・なな)
土清世の夫に当たる二人組の謎の生物。セレブな出身なのか、尊大な態度が見られる。
身長は人間の子供程度で、双子の様な印象。目は単眼で背中に片方ずつ翼が生えた人型の姿をしており、普通に会話ができる。
向かって前髪が右に流れているのが『六』、左に流れているのが『七』である。
主食はお菓子で、合成甘味料や合成着色料などがふんだんに使われたものを好む。
金之衹 尊(かねのぎ みこと)
突如現れたカネノギの前妻を名乗る青年。引っ込み思案で物静かな性格。
実際にカネノギとは同じ籍に入っていたのだが夫婦ではなく兄弟としてであり、それを本人が勘違いしていたために前妻と名乗っていた。
人外達が行政サービスを受ける際には戸籍がある方が何かと便利らしく、一時的に籍に入る事はよくあるらしい。
現在は日ノ輪家の塀の陰からカネノギを観察する日々を送っており、抜け毛で作ったミニノギさんをおすそ分けされるなど、それなりに良好な関係を保っている。
サニー赤沢
日ノ輪と結婚したいと押し掛けた魚人の人外。
普段はどこからどう見ても金魚だが、美しい女性の人魚の姿に変身できる。
主食は金魚のエs・・・もとい箱に入ったつぶつぶ。
日ノ輪と結婚する為に呪いで言葉を話せる様になったが、彼以外の人間の手から食事をとるとその声を失い二度と人魚の姿になれなくなる。
多加月 忍(たかつき しのぶ)
飛び級で高校一年生になった11歳の少年。金魚に関する知識が豊富。
メガネが原因で六と七に捕まり無理矢理生徒会に入ることになるが、そこにいたサニー(金魚状態)に一目惚れする。
夜之介(よのすけ)
人外たちが通う学校の教師。200歳ぐらいの元三毛猫で、人の姿にもなれる。
ニニちゃん
金髪と大きな赤いリボンが特徴。
和子(かずこ)
網タイツと赤いヒールを身に付けた女性の両脚だけの人外。
キレイさん
大きなマスクが特徴の女性型の人外で、いわゆる口裂け女。
いつか人間と本気の恋がしたいと思っているが、吊り橋効果であっさり相手が落ちてしまうため、叶わずにいる。
土門 竜市(どもん りゅういち)
人外嫌いの男子高校生。人外の友達がいたが突然結婚して疎遠になってしまい、そのショックで人外が苦手になってしまった。
金之衹 実湖々(かねのぎ みここ)
金之衹尊のいとこの女の子。夜之介に片思いしており、アタックを繰り返す肉食系女児。
短編
異種恋愛物語集第4集(一迅社)において、同作の短編である「人外さんの嫁~月江田佳乃の結婚~」が掲載された。
月江田 佳乃(つきえだ よしの)
突然、下神楽の嫁になった女子高生。相手が相手だけに本人も始めは冗談だと思っていた。
下神楽(しもかぐら)
月江田の夫に当たる人外。外見はどこからどうみてもアンティーク調の一人掛けソファにしか見えない。
外伝
2018年1月27日発売のコミックゼロサム誌において、相川氏の作品となる「人外さんの嫁 宵町の巫女」が連載開始された。ゼロサムオンラインでも配信中。