曖昧さ回避
概要
大魔王バーンの居城「バーンパレス」を稼働させる生きた動力炉。ある意味では鬼眼王バーンよりも手ごわい相手。
尚、描写から希薄ではあるが自我を多少なりとも持っている様だ。
一見するとあくまのめだまのような怪物の様に見えるが、実際には生物をベースに機械を組み込んだ生体メカで、バーンの魔力を受けてパレス全域に行き渡らせ、高度の維持といったパレスの制御を行っており、普段はドラムーンのゴロアの重力波によって制御されている。
もしこの魔力炉の機能が完全に停止するとパレス自体がバーンの魔力を受けると浮遊する魔鉱石で出来ているため某古代文明の城と同じように天へと舞い上がり続け、運用に支障をもたらす。
尚、魔力炉と同じ様なものは魔界にいくらでも存在するらしい。更にもし暴走しようものなら、“竜の騎士”さえ指一本真面に動かせなくなる程の超重力をもってしても制御不能に陥ってしまう。
魔力炉の周囲は見えない結界が張られており、並大抵の力では破壊すらできない。また、自己防衛手段として触手による攻撃もできる。
「ミナカトール」の影響でバーンからの魔力の供給が立たれた影響で強い飢餓感から暴走し、餌を求めてゴロアの制御を振り切って、自らの意思で強い魔力を求めて活動し始め、レオナが所持していたゴールドフェザーとシルバーフェザーに反応し、レオナ諸共自身にフェザーを取り込もうとし惨殺しようとした。魔力炉は暴走すると嗜虐性が強くなる。
尚、この事態はバーンですら予測していなかった事態であった。(バーンパレスが一部機能停止する事は建設以来無かったので予測しようもない。)
最後は追い詰められた事で自棄を起こしたゴロアにより故意に暴走させられダイたちを取り込もうとするも、“双竜紋”の力を覚醒させたダイの新たな必殺呪文『ドルオーラ』の直撃を受けて破壊された。
魔力炉自体は機能を停止したが、同材質の生体部品はパレス最奥の心臓部内部の壁として機能し続けており、
終盤ではダイ以外の一行を閉じ込める牢獄として使われている。
バーンパレスの心臓部
魔力炉と酷似する生体壁で、ヒムをはじめとした闘気技を繰り出しても再生能力が上回り、クロコダインも自身が5人いても通用しないと嘆く。当然マホイミだろうと呪文は全て吸収されるのがオチである。
真バーンは竜魔人化しようとしたダイを挑発する目的でポップとレオナを鬼眼を使い落とし地下牢獄の代わりに幽閉。
竜の騎士が繰り出すドルオーラが魔力炉を貫いたというレオナの証言やクロコダインなどの技の効果からポップは闘気技の最大出力であるグランドクロスで心臓部を貫きルーラで脱出する方法を思いつくが、ヒュンケルはグランドクロスの最大出力に関する「真実」を告げる。
開祖のアバンでは技は成功するが、自爆技に近く生存する可能性は低く、ヒュンケルは既に2度の使用に加えダメージが酷く歩くのすら困難な状態で成功しても再起不能になる可能性が高い。そのため誰が撃つかで口論となったが、自ら技を買って出たヒムが技を見様見真似で発動させると同時に脱出に成功。因みにヒムが使用した時はオリハルコンで出来ている彼すら両腕だけでなく足にも欠損ダメージが入るほどに反動が強く、回復呪文要員がいなければ上記の特性(ヒュンケル以外では自爆技)である事を再認識させるに至る。
もっとも15年前のマトリフならリレミトで楽に脱出した可能性もあった(バーンの魔力の源である鬼眼が絶たれたので脱出可能とも見做せる。とはいえ、この時点のアバンはフローラ同様にリレミトを併用して「破邪の洞窟」を脱出してきた可能性がある。もしそうならば、ここで使おうとしたはずで、生体壁が魔力を貪欲に吸収する性質のため、魔法・魔力を使っての脱出=リレミトすら、この場では封じられていた可能性もある)。